TOEIC初心者におすすめの参考書!500〜700点を目指す用途別教材

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす。かつては英語に挫折しかけた私が,L&R 915点,S&W 340点(IIBC AWARD受賞)に至った20余年の軌跡を論理的に分析。100以上の教材を身銭を切って検証した一次情報を生かし,理系研究者ならではの誰もが実践できる最短攻略ルートをご提案します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

今回は,数あるTOEIC教材の中から,初心者が500〜700点を目指すときに使いやすい参考書を用途別に紹介します。

TOEICの参考書は非常に種類が多く,書店に行くと「公式問題集」「単語帳」「文法問題集」「パート別対策本」「900点突破用」などがずらりと並んでいます。

そのため,学習を始めたばかりの方ほど,以下のように迷いやすいはずです↓

  • 最初にどの本を買えばよいのか
  • 単語帳と模試はどちらを優先すべきか
  • リスニングとリーディングのどちらから対策すべきか

そこで当記事では,TOEIC初心者向けに,総合対策本・単語帳・リスニング対策本・リーディング対策本を分けて整理しました。

紹介している参考書については,それぞれ別記事で詳しくレビューしています。

気になる本があれば,リンク先のレビューもあわせて確認してみてください。

なお,すでに700点以上を取得していて,800点・900点台を目指したい方は,以下の記事も参考にしてください↓

TOEIC900点を超える勉強法と参考書を紹介するアイキャッチ画像
TOEIC900点を超える勉強法!心構え・必要時間・参考書を紹介

TOEIC900点は,英語学習者にとって大きな目標の1つです。 取得してみると「まだまだ上がある」と感じるものですが,それでも900点台は,多くの職場で英語力を示すわかりやすい実績になります。 一方で ...

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TOEIC初心者が参考書を選ぶときの考え方

TOEICの参考書例

TOEICの参考書を選ぶときに大切なのは,今の実力から少し背伸びすれば届きそうな本を選ぶことです。

TOEIC対策を始めたばかりの段階で,いきなり800点・900点向けの問題集に手を出すと,解説を読んでも理解できず,学習そのものが苦しくなってしまいます。

高得点向けの本が悪いわけではありません。

ただ,基礎が固まっていない段階では,難問を解くよりも,TOEICの形式に慣れ,頻出単語や基本文法を確実に身に付ける方がスコアアップにつながりやすいです。

今の実力より,少し上を狙える本を選ぶ。

この意識を持っておくと,参考書選びで大きく外しにくくなります。

当記事では,初心者が500〜700点を目指す際に候補になる教材を,以下の4種類に分けて紹介します↓

  1. 総合対策本
  2. 単語帳
  3. リスニング対策本
  4. リーディング対策本

最初に手に取りたいのは,TOEIC全体の形式を学べる総合対策本です。

総合対策本には,1問ずつ解き方を教えてくれる「解説重視型」と,本番形式の問題を解きながら慣れていく「模試型」があります。

TOEICを受けたことがない方や,久しぶりに受験する方は,まず総合対策本で全パートの出題形式をつかんでください。

そのうえで,語彙力に不安があるなら単語帳,音声が聞き取れないならリスニング対策本,時間内に読み終わらないならリーディング対策本へ進むのが自然です。

迷った場合は,次のような組み合わせを目安にするとよいでしょう↓

  • まず1冊だけ選ぶなら:総合対策本
  • 600点を急ぐなら:総合対策本+TOEIC専用単語帳
  • リーディングが伸びないなら:Part5文法本+模試
  • 聞き取りが苦手なら:リスニング対策本+毎日の音声学習

なお,TOEIC初心者が効率よくスコアを伸ばすには,リスニングで点を稼ぎ,リーディングでは時間切れを減らすという考え方が重要です。

例えば600点を目指す場合,「リスニング350点+リーディング250点」のような配分を狙うのは現実的です。

一方,リーディングで最初からPart7ばかり対策するのはおすすめしません。

初心者の場合,Part5に時間をかけすぎてしまい,Part7に入る頃には残り時間がほとんどない,というケースがよくあります。

まずはPart5を素早く解くための文法力を固め,その後に長文読解の処理速度を上げていきましょう。

現在のスコア帯ごとの学習方針については,以下の記事も参考にしてください↓

TOEICの目標スコア別(300点〜900点)勉強法を解説するアイキャッチ画像
TOEICの目標スコア別勉強法!100点アップごとに見直したい学習の軸

TOEICでは,目標スコアによって優先したい勉強法が変わります。 たとえば,現在のスコアが300点台の人に800点向けの教材をいきなり勧めても,内容が難しすぎて学習効率は上がりません。 反対に,700 ...

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TOEIC初心者におすすめの総合対策本

最初に,TOEIC全体の形式をつかむための総合対策本を紹介します。

まだ本番を受けたことがない方や,パートごとの解き方に不安がある方は,このカテゴリから1冊選ぶのがおすすめです。

直前の技術の外観
TOEIC L&Rテスト直前の技術

今回はロバート・ヒルキ氏らによる人気参考書『TOEIC L&Rテスト直前の技術』について徹底レビューしたいと思います。 公開テストまで残り2週間を切っていても,この本に載っている「11日間のスケジュー ...

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  • タイプ:解説重視型+実践型
  • 対象スコア:400~500点
  • 目標スコア:600点

TOEIC本番まであまり時間がない方におすすめしやすいのが,『直前の技術』です。

本書は,11日間で全パートの解き方を一通り学べる構成になっています。

TOEICでは,英語力そのものだけでなく,「どのパートで何を問われるのか」「どの順番で情報を処理するのか」を知っているかどうかで,体感難易度が大きく変わります。

その点,本書は各パートの攻略法を短期間で確認できるため,初受験前の全体把握や,試験直前の総仕上げに向いた1冊です。

巻末には模試も収録されているので,解き方を学んだ後に本番形式で確認できる点も便利です。

 

表紙
マンガで攻略!はじめてのTOEIC全パート対策

今回は,初めてTOEICを受ける方でスコア600点を目標とされている方におすすめの「マンガで攻略!はじめてのTOEICテスト全パート対策」という参考書についてレビューしたいと思います。 タイトルから大 ...

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  • タイプ:解説重視型
  • 対象スコア:400~500点
  • 目標スコア:600~730点

活字ばかりの参考書が苦手な方には,『マンガで攻略!はじめてのTOEIC全パート対策』が向いています。

各パートの特徴をマンガでつかみ,その後に詳しい解説を読んで理解を深める構成です。

TOEICの問題形式にまだ慣れていない方でも,視覚的に全体像を把握しやすいのが魅力です。

ただし,本書にはフルサイズの模擬試験が付属していません

基礎を学んだ後は,公式問題集や模試本を使って,2時間通しで解く練習を必ず入れておきましょう。

 

至高の模試600問の外観
TOEICテスト至高の模試600問

今回はTOEICテストの新形式問題に対応した「至高の模試600問」のレビューをしてみようと思います。 公式問題集以外の模試を使う際には,より詳しい解説があったり復習のことまで考えられたりしているものを ...

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  • タイプ:模試型
  • 収録内容:模試3回分
  • 対象スコア:特に記載なし

『至高の模試』は,実践量を確保したい方に向いた模試本です。

1冊に模試3回分,合計600問が収録されており,問題演習の量をしっかり積むことができます。

冒頭にはTOEICの解き方や基本的なコツもまとめられているため,単なる問題集としてだけでなく,総合対策本としても使いやすいです。

ただし,ボリュームがある分,初心者が最初から一気にやり切ろうとすると負担が大きくなります。

1回分を解いたら,復習に時間をかけるという使い方を意識してください。

 

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公式TOEIC問題集

今回は,TOEICを受験する方の最も多くが購入するであろう「公式TOEIC Listening & Reading問題集」についてレビューしてみたいと思います。 TOEICの難易度や本番の流れ ...

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  • タイプ:模試型
  • 収録内容:模試2回分
  • 対象スコア:全レベル

TOEICを開発しているETSが制作する公式問題集は,本番形式に最も近い問題集です。

本番と同じスピーカーによる音声で練習できる点や,出題形式・難易度の感覚をつかみやすい点は,公式ならではの強みです。

初心者の場合,最初に解くとかなり難しく感じるかもしれません。

しかし,間違えた問題から学べることも多く,本番前に一度は取り組んでおきたい教材です。

購入する場合は,できるだけ新しい巻を選ぶと,最近の出題傾向に近い形で練習しやすくなります。

 

 

TOEIC初心者におすすめの単語帳

TOEICでは,日常英語だけでなく,ビジネス場面で使われる単語が多く登場します。

そのため,大学受験用の単語帳だけで対策するよりも,TOEIC専用の単語帳を使う方が効率的です。

例えば,diversify は「多様化する」だけでなく「事業を広げる」,mature は「成熟する」だけでなく「満期になる」といった意味で登場することがあります。

TOEICらしい意味を優先して覚えることで,リスニングでもリーディングでも理解しやすくなります。

やたらと出る英単語クイックマスターの表紙
やたらと出る英単語クイックマスター

今回は,200個の例文を使ってTOEICの頻出英単語を学んでいける「やたらと出る英単語クイックマスター」をレビューしていきたいと思います。 略して「やる単」と呼ばれますが,英文を用いて複数の単語を学ん ...

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  • 収録語数:600語
  • 例文数:200例文
  • 対象スコア:300点以上
  • 目標スコア:470~730点

単語暗記が苦手な方に相性が良いのが,『やたらと出る英単語クイックマスター』です。

200個の例文を通して,TOEIC頻出の600語を学べる構成になっています。

単語を1語ずつバラバラに覚えるのではなく,短い英文の中で意味や使い方を確認できるため,記憶に残しやすいのが特徴です。

章の合間にはPart5形式の問題も用意されており,単語学習と文法対策を同時に進めたい方にも向いています。

 

出る順で学ぶボキャブラリー990の表紙
出る順で学ぶボキャブラリー990

今回は,TOEICの単語帳の中から,例文に定評のある「出る順で学ぶボキャブラリー990」を紹介してみようと思います。 本の帯に目を遣ると,「最小限の時間で最大限の効果を生む990単語&例文」というキャ ...

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  • 収録語数:990語
  • 対象スコア:特に記載なし
  • 目標スコア:470~860点

シンプルな単語帳で集中して覚えたい方には,『出る順で学ぶボキャブラリー990』が使いやすいです。

TOEICの形式に左右されにくい,基本的なビジネス英単語が990語収録されています。

目標スコア別に単語が分けられているため,最初から全範囲を完璧にしようとせず,自分の目標に合わせて学習範囲を絞ることもできます。

余計な装飾が少ないため,短期間で必要語彙を詰め込みたい社会人に向いています。

 

TOEIC®テスト英単語出るのはこれ!の表紙
TOEIC英単語出るのはこれ!

今回は,中村澄子氏による「TOEICテスト英単語 出るのはこれ!」のレビューをしていきたいと思います。 スコアアップに重要とされる1150語がパート別にまとめられている本書ですが,他の単語帳と比べて, ...

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  • 収録語数:1150語
  • 対象スコア:特に記載なし
  • 目標スコア:特に記載なし

『TOEIC英単語出るのはこれ!』は,短めの例文で語彙を増やしたい方に向いた単語帳です。

例文が10語前後と短く設定されているため,英文を読む負担が比較的軽く,初級者・中級者でも取り組みやすい構成です。

パート別に単語を学べる点や,徐々に難易度が上がっていく点も,挫折しにくいポイントです。

大きめの紙面で文字が見やすいため,小さな文字の単語帳が苦手な方にも使いやすいでしょう。

 

銀のフレーズの表紙
出る単特急 銀のフレーズ

以前,金のフレーズをレビューしましたが,今回はその姉妹品であり,より基礎的な位置づけとされる「出る単特急 銀のフレーズ」についてみていきたいと思います。 基本的な特徴には何があり,一体どのような勉強法 ...

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  • 収録語数:1,000語
  • 対象スコア:300~500点
  • 目標スコア:600点

TOEIC単語帳の定番『金のフレーズ』が難しく感じる方には,初心者向けの『銀のフレーズ』が合っています。

基礎的な頻出語が多く収録されており,600点突破を目指す方に相性が良い内容です。

単語の覚え方に関するアドバイスも充実しているため,TOEIC学習を始めたばかりの方でも進めやすいです。

特急シリーズらしく持ち運びやすいサイズなので,通勤・通学中のスキマ時間学習にも向いています。

 

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公式問題で学ぶボキャブラリー

TOEICを勉強する際,最も力点を置くべき課題の1つに「単語」があります。 例えば,読解問題において構文がわからないにもかかわらず,単語の意味だけを頼りに推測してなんとかなってしまった経験は誰もがして ...

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  • 収録語数:1500語
  • 対象スコア:特に記載なし
  • 目標スコア:特に記載なし

公式教材で単語を覚えたい方には,『公式問題で学ぶボキャブラリー』も候補になります。

本書は,まず基本となる200語を学び,その後に公式問題から抜粋された英文を通して関連語を増やしていく構成です。

単語だけを暗記するのではなく,TOEICの問題文の中で語彙を確認できるため,実戦感覚を養いやすいです。

単語学習と問題形式への慣れを同時に進めたい方に向いています。

 

世界一わかりやすい英単語の表紙
世界一わかりやすいTOEICの英単語

今回は,関正生先生の数あるTOEIC対策本の中から「世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」を取り上げ,詳細にレビューしていきたいと思います。 スタディサプリでは「神講師」として人気を博す関先生で ...

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  • 収録語数:800語
  • 対象スコア:初心者
  • 目標スコア:600~800点

丸暗記が苦手な方には,関正生先生の『世界一わかりやすいTOEICの英単語』もおすすめです。

収録語数は800語に絞られていますが,1つの単語につき,TOEICで出やすい意味を優先して覚える構成になっています。

単語の成り立ちやコアイメージの説明もあり,ただ日本語訳を詰め込むより理解しながら覚えやすいです。

「1ヶ月に6回繰り返す」という使い方も提示されているため,学習ペースを決めてもらいたい方にも合っています。

 

 

TOEIC初心者におすすめのリスニング対策本

TOEIC初心者がスコアを伸ばすうえで,リスニングは大きな得点源になります。

リーディングよりも時間切れの影響を受けにくく,練習量がスコアに反映されやすいからです。

Part2の応答問題や,Part3・4の長めの会話・説明文が苦手な方は,リスニング対策本を1冊入れておくと学習が進めやすくなります。

リスニング徹底攻略と模試の表紙
TOEICリスニング徹底攻略と模試

今回は,16年以上にわたってTOEICを毎回受験してきた中村澄子氏による「リスニング徹底攻略と模試」をレビューしてみたいと思います。 リスニングセクションのスコアが伸び悩んでいる方に向けて書かれた本書 ...

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  • 音源:CD1枚
  • 対象スコア:特に記載なし
  • 目標スコア:特に記載なし

Part2の応答問題が苦手な方には,『TOEICリスニング徹底攻略と模試』が役立ちます。

現在のTOEICでは,以前よりもPart2の返答がひねられており,単純な疑問詞の聞き取りだけでは対応しにくくなっています。

本書では,そのPart2を中心に攻略法が整理されているため,リスニングの基礎を底上げしたい方に向いています。

難しめの問題も含まれますが,初心者がリスニングで点を稼ぐための土台作りとして挑戦する価値があります。

 

出るとこ集中10日間リスニング編の表紙
出るとこ集中10日間!リスニング編

今回は,見るからに速習に向いていそうなタイトルの「出るとこ集中10日間!TOEICテストリスニング編」をレビューしていきたいと思います。 帯にもありますが,20個の攻略のツボ(コツのようなもの)を身に ...

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  • 音源:CD1枚
  • 対象スコア:特に記載なし
  • 目標スコア:600点

短期間でリスニング全体を確認したい方には,『出るとこ集中10日間!リスニング編』が取り組みやすいです。

オールカラーで視覚的に取り組みやすく,10日間で一通りの対策が終わる構成になっています。

1日分の学習量も比較的コンパクトなので,忙しい社会人でもスケジュールに組み込みやすいです。

試験まで時間がない方や,リスニング対策を何から始めればよいかわからない方に向いています。

 

世界一わかりやすいリスニングの表紙
世界一わかりやすいリスニング

今回は,世界一わかりやすいシリーズの中から「Part1-4リスニング」のレビューをしていきたいと思います。 関正生の著書の中で不動の人気を誇る一冊ですが,一体どのような魅力があるのでしょうか。 まずは ...

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  • 音源:CD2枚
  • 対象スコア:初心者
  • 目標スコア:600~800点以上

英語の音そのものが聞き取れない方には,『世界一わかりやすいリスニング』が向いています。

本書は,「なぜ聞き取れないのか」という部分から丁寧に説明してくれる参考書です。

弱形や音のつながり,リテンションの考え方など,単に問題を解くだけでは身に付きにくいリスニングの基本を学べます。

特にPart3・4で,音声が流れた瞬間に内容が頭から抜けてしまう方には,学ぶことが多い1冊です。

 

 

TOEIC初心者におすすめのリーディング対策本

TOEICのリーディングは,時間との戦いです。

初心者の場合,Part5で悩みすぎてしまい,Part7の長文に十分な時間を残せないことがよくあります。

そのため,まずはPart5の文法・語法問題を素早く処理できるようにし,その後でPart7の読解スピードを上げていく流れがおすすめです。

出るとこ集中10日間!TOEICテスト文法編の外観
出るとこ集中10日間!文法編

こんにちは! 突然ですが,みなさんはTOEICの問題集の中に,特定分野を10日間かけて攻略できるシリーズがあることをご存じでしょうか。 今回レビューするのは,その中の第一弾に当たる「文法編」になります ...

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  • 対応パート:Part5
  • 問題数:123問
  • 対象スコア:初心者
  • 目標スコア:600点

文法対策を短期間で始めたい方には,『出るとこ集中10日間!文法編』が使いやすいです。

TOEIC頻出の文法事項を,イラストや図解を交えながら学べる構成になっています。

分厚い文法書に抵抗がある方でも,10日間のスケジュールであれば取り組みやすいはずです。

ただし,主語・動詞・目的語といった最低限の文法用語は登場します。

中学英語から不安がある方は,次に紹介するような文法書と併用すると理解しやすくなります。

 

一億人の英文法の表紙
一億人の英文法

今回は,英語を話す目的で書かれた文法書である「一億人の英文法」をレビューしていきましょう! 本書の特徴ですが,他の文法書のように,固い口調でもって多くの情報量を詰め込んだ感じには仕上がっていません。 ...

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  • 対応パート:Part5の基礎固め
  • 問題数:0問
  • 対象スコア:中学卒業レベル
  • 目標スコア:特に記載なし

英文法そのものに苦手意識がある方には,『一億人の英文法』も候補になります。

TOEIC専用の問題集ではありませんが,英語の語順や文法の考え方をイメージで理解しやすい文法書です。

Part5の問題を解くには,品詞・文型・修飾関係などの基本理解が欠かせません。

演習問題は収録されていないため,文法の考え方を学ぶ読み物として使い,TOEIC形式の問題演習は別の本で補うとよいでしょう。

 

でる1000問の外観
TOEICテスト文法問題でる1000問

今回は,TOEICの文法問題を得意にしたい人で,とかく演習量を積みたい方におすすめの問題集である「文法問題でる1000問」をレビューしていきたいと思います。 文法ができるようになると,Part5でより ...

続きを見る

  • 対応パート:Part5
  • 問題数:1,049問
  • 対象スコア:500~900点
  • 目標スコア:特に記載なし

Part5を得点源にしたい方には,『でる1000』が定番です。

問題数が非常に多く,TOEIC文法で問われやすいパターンを大量に練習できます。

ただし,完全な初心者がいきなり取り組むと,量の多さに圧倒される可能性があります。

ある程度の基礎文法を確認した後に使うと効果的です。

別冊の『文法問題千本ノック』はランダム順で解き直せるため,試験前の総復習や弱点確認にも役立ちます。

 

世界一わかりやすいPart5&6文法の表紙
世界一わかりやすいTOEICの授業 文法

今回は,関正生先生の世界一わかりやすい授業シリーズから「Part5&6文法」をレビューしていきます。 最初に本書を簡単に紹介してから,特徴について具体的にみていくことにしますが,難易度がどの程度なのか ...

続きを見る

  • 対応パート:Part5・6
  • 問題数:約85問
  • 対象スコア:初心者
  • 目標スコア:600~800点

Part5だけでなく,Part6もあわせて学びたい方には,『世界一わかりやすいTOEICの授業 文法』が取り組みやすいです。

問題数は多くありませんが,1問ごとの解説が丁寧で,なぜその答えになるのかを理解しながら進められます。

Part6の文挿入問題など,初心者が苦手にしやすい問題にも触れられる点が魅力です。

関先生の解説スタイルが合う方は,スタディサプリENGLISHの講義と併用すると理解が深まりやすいでしょう。

 

出るとこ集中10日間読解編の表紙
出るとこ集中10日間!TOEICテスト読解編

今回の記事では,短期間でTOEICテストの得点力を高められる「出るとこ集中10日間シリーズ」から,「読解編」のレビューをしていきましょう! これまでにレビューしたリスニング編や文法編は八島晶氏が著者で ...

続きを見る

  • 対応パート:Part7
  • パッセージ数:18
  • 対象スコア:初心者
  • 目標スコア:600点以上

Part7の長文読解を短期間で始めたい方には,『出るとこ集中10日間!TOEICテスト読解編』が向いています。

初心者がまず取るべき問題を見極め,確実に解ける問題から拾っていく戦略を学べます。

複数文書問題は少なめですが,これは600点突破を目指す段階では,無理に難問へ突っ込むより,取れる問題を落とさない方が大切だからです。

Part7に苦手意識がある方の最初の1冊として始めやすい内容です。

 

世界一わかりやすい読解の表紙
世界一わかりやすいTOEIC授業 読解

以前,世界一わかりやすいシリーズの文法編をレビューしましたが,そちらが対象としていたのはPart5と6でした。 他にもリスニングや単語対策,そして模試の用意もある同シリーズですが,今回はその中から「P ...

続きを見る

  • 対応パート:Part7
  • パッセージ数:22
  • 対象スコア:初心者~700点
  • 目標スコア:800点以上

長文の読み方そのものを丁寧に学びたい方には,『世界一わかりやすいTOEIC授業 読解』が候補になります。

本文のどこに注目するのか,設問をどう処理するのかといった読解のプロセスが,かなり具体的に説明されています。

初心者向けでありながら,複数文書問題にも紙面を割いているため,Part7の全体像をつかみやすいです。

長文をただ何となく読んでしまう方は,読み方の型を身に付ける目的で使うとよいでしょう。

 

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サラリーマン特急リーディング

今回の記事では,TOEICのリーディングセクションを満遍なく対策できる「サラリーマン特急新形式リーディング」をレビューしていきましょう! 著者は,出るとこ集中10日間シリーズの文法編やリスニング編でお ...

続きを見る

  • 対応パート:Part5~7
  • 対象スコア:初心者~700点
  • 目標スコア:600~860点

忙しい社会人がリーディング全体を練習するなら,『サラリーマン特急リーディング』も取り組みやすいです。

Part5〜7を広く扱っており,毎日15分程度の学習でもリーディング対策を続けやすい構成です。

目標スコア別に解答時間の目安が示されているため,時間を意識しながら解く練習ができます。

特急シリーズは持ち運びしやすいサイズですが,本書はストップウォッチで時間を測りながら取り組む場面も多いため,机に向かって使うのにも向いています。

リーディング全体の基礎固めをしたい方におすすめしやすい1冊です。

 

 

まとめ

以上,TOEIC初心者におすすめの参考書を用途別に紹介してきました。

参考書選びで大切なのは,人気の本を何冊も買い込むことではありません。

今の自分に必要な目的を1つ決め,その目的に合った本を1冊やり切ることです。

初めてTOEICを受ける方は,まず総合対策本で全パートの形式をつかみましょう。

その後,語彙力に不安があれば単語帳,聞き取りが弱ければリスニング対策本,時間切れが多ければリーディング対策本へ進むと,学習の順番が整理しやすくなります。

会社から急にスコア提出を求められた方や,昇進・転職に向けて短期間で結果を出したい方は,『直前の技術』や『出るとこ集中10日間』シリーズのような短期完成型の教材を使うのも有効です。

一方,時間に余裕がある方は,公式問題集や模試本を使って,本番形式の演習と復習を繰り返していきましょう。

TOEICは,参考書を買っただけではスコアは上がりません。

しかし,自分に合った1冊を選び,音声を聞き,問題を解き,間違えた理由を確認する作業を積み重ねれば,スコアは少しずつ動き出します。

ぜひ今回紹介した教材を参考にしながら,目標スコアに向けて学習を進めてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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Asteria for Business

長年「Z会の英語添削」に従事してきた私の目から見ても,社会人が本質的な英語力を鍛えるなら Asteria for Business は非常に優れた選択肢です。特に,ビジネス英語を総合的に学び,S&W(スピーキング・ライティング)まで伸ばしたい方には Asteria をすすめます。一方,Z会系の教材で TOEIC L&R の目標スコア達成を優先したい方は Adaptie を選ぶとよいでしょう。

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