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銀のフレーズのレビュー!金フレとの違いは

以前,金のフレーズについてレビューしましたが,今回はその姉妹品にあたり,より基礎的な単語を扱うと言う「出る単特急 銀のフレーズ」についてレビューしてみたいと思います。

金のフレーズの表紙
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基本的な特徴の他,勉強法についてもまとめてみましょう。

また,一言で「基礎」と言っても,扱う単語のレベルが簡単なものなのか,または使い勝手が初心者的にありがたいものなのか,さらには解説がより丁寧になっているのか,どのような特徴があるのかについてはわかりませんよね。

ちょうど手元に2冊とも揃っていますので,銀フレと金フレを比較しながら,その違いについてもみていくことにします。

銀のフレーズの特徴

銀のフレーズの表紙

  • 名称:TOEIC L&R TEST出る単特急 銀のフレーズ
  • 著者:TEX加藤
  • 価格:979円
  • ページ:276ページ
  • 出版年:2018年2月
  • 音声:ダウンロード

スマホで音声を聴く場合は,abceedをダウンロードするようにしてください↓↓

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本書は現時点でTOEICスコアが300~500点の読者を想定しており,目標は600点となります。

もちろん,1冊やり終えるだけで初心者でもいきなり900点以上をパッと取れてしまうような単語帳があればよいのですが,それだと辞書的なものを覚えることになるでしょう。

もちろん現実味はありませんし,逆に簡単に取れるようであればテスト自体の価値はなくなります。

小学生にいきなり高校の授業をしても理解できないように,段階を踏んでステップアップしていくことこそがTOEIC学習の最短ルートです。

特にこの「銀のフレーズ」には,本番によく出る基本単語が収録されているので,知らないものがあれば真っ先に覚えなければなりません。

加えて,ただ単語の意味を言えるだけでは不十分で,単語を見てから意味が頭に浮かぶまでの時間を短くすることで問題を解くスピードが上がり,結果的にパート1から7に至るまでの全体的なスコアアップが期待できるようになります

TOEICをこれまでに受験したことがない方や中学英語からやり直そうと思っている方は,銀フレから始めるのがおすすめです。

収録語数としては金フレ同様こちらも1,000語程度で,その出典先として,

  • 中学校の教科書
  • TOEIC公式教材
  • 著者が受験した時の独自データ
  • 金のフレーズの掲載語

が挙げられています。

中学英語は学力の土台となりますし,公式教材に出てくる単語というのはTOEICの開発元が「これが公開テストで出すレベルだよ」と教えてくれているようなものです。

加えて,著者のTEX加藤氏が100回の受験を通して書き留めたという独自データも利用されており,こちらも実際の公開テストの難易度をよく反映したものでしょう。

ただし,最後の1つについては疑問を持つ方も多いように思われます。

というのは,先に紹介した「金のフレーズ」から,重要度が高いとされる500語近くが,本書においても再収録されているからです

「これでは,金のフレーズとほとんど変わりないのでは?」と正直私も戸惑いました。

しかし,単語自体は同じであるものの挙げられているフレーズが異なっているため,銀と金で2種類のフレーズを通して同一単語を学ぶことで,重要語の根本的な意味がより掴めるのではないかと期待しています。

ちなみにですが,知識として吸収する際,1つのものを多角的に学ぶと理解が深まり,より忘れにくくなることはよく知られていることです。

思い出となり得る,できるだけ強烈なエピソードと一緒に覚えることが良いとされ,単語であれば印象的な例文やフレーズとともに覚えることを意味します。

それでは次章で,金フレとの違いについてまとめてみましょう。

 

銀フレと金フレの比較

銀のフレーズと金のフレーズの外観

さて,銀と金のフレーズを比較してみると,以下の表にまとめたような違いがあります↓↓

  銀のフレーズ 金のフレーズ
収録語数 重要語だけ1,000語 発展語含む1,000語
目標スコア 600点 990点
対象者 初心者~500点 500点以上

仕様については,レイアウトから価格にいたるまでの多くが共通で,違いとなるのはほとんど内容面でした。

実際に使ってみるとわかりますが,より丁寧な解説であったり,基本語の収録が多いと感じるのが銀のフレーズですね。

目次を比較するとこのようになります↓↓

銀のフレーズと金のフレーズの目次の違い

左が銀,右が金のフレーズのもくじです。

題名の付け方に違いはあるものの,どちらも難易度の低いものから高いものへとステップアップしていく順番になっているところは変わりません。

なお,メインコンテンツの合間にあるSupplementでは,「設問に出る単語・表現(いわゆるパートごとの指示に出てくる語句の意味をまとめたもの)」や「注意すべき日常単語(家電や日用品などの単語とその和訳)」が銀フレにのみ追加されていたりと,同じ補足であっても内容に違いがみられます。

例えば「前置詞,接続詞,接続副詞」において,銀のフレーズの方が基本語の収録が多かったです↓↓

銀のフレーズと金のフレーズの収録内容

右側の金のフレーズは,中上級者ならばわかっているであろう単語(during・throughout・withoutなど)は省かれており,より高得点を取るのに特化していると言えるでしょう。

とはいえ「部署・職業名」のように,収録語にほとんど違いがないものもありましたので,私のように両方の単語帳を持つとなるとやや損した感があるのは確かです。

 

銀のフレーズの勉強法について

銀のフレーズの勉強法

銀のフレーズには勉強法についてのページがあります

実はこれは中上級者を対象とした金のフレーズにはなかったもので,どのようなペースで学んでいけばよいのかわからない初心者の方は大変ありがたいと感じるでしょう。

紹介されていた勉強法についてまとめると,

  1. 週に100語ずつ覚えることを基本とする
  2. 毎日100語に触れ,同じ週であれば翌日も同じ100語を扱う
  3. 最初の5日は左ページを読むことに専念する
  4. 残りの2日は,赤シートで右の日本語部分を隠してチェック
  5. 次週も1~4の作業を繰り返し,先週分の音声も通しで聴く

といったものです。

実際のページで確認してみましょう!

最初の5日ですが,左ページにある日本語とフレーズのみを学んでいきます↓↓

銀フレの見開きページのレイアウト

1日分のノルマ100語についてですが,上の見開きだけで10語あるので,これを10回めくった量です。

このときのコツとしては,あまり欲張らず,左ページの内容だけにとにかく目を通し,さっさと終えてしまうことでしょう。

右にある単語の日本語訳は6日目と7日目にまって初めて確認しますが,さらにその横に書かれた解説については余裕があったら読むくらいのスタンスでよいと思います。

結果として,このサイクルを約2ヶ月(10週間)繰り返すことができれば,ほとんどの見出し語が覚えられてしまうはずです。

上に挙げた10語は最も易しい「基礎の400語」に属するものでしたので,残りの難易度の単語についても紹介しておきましょう。

「頻出の300語」の例がこちら↓↓

頻出の300語の例

これがさらに「必須の200語」になると,さらに難度が高まります↓↓

必須の200語

そして「発展の100語」ともなれば,かなり難しいと感じる方も出てくるのではないでしょうか↓↓

発展の100語

 

まとめ

銀のフレーズの裏表紙

以上,TEX加藤氏による「TOEIC L&R TEST出る単特急 銀のフレーズ」についてのレビューを,金のフレーズと比較しながらみてきました。

TOEICの目標スコアとして日本人の平均点を以下の記事にまとめましたが,やはり600点というのは超えたい1つの壁です↓↓

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先述した通り,基礎的な語彙力というのは,すぐにスコアとなって目にみえてくる類のものではなく,身に付けると知らず知らずのうちにじわっと全体的に効いてくるものです。

基礎の銀と応用の金のどちらを買おうか悩むレベルであれば,まずはこの銀のフレーズから始めることを強くおすすめします。

先ほど紹介した勉強法に従って学習を習慣化してしまえば,他の単語帳を用いて学習する際にもきっと応用できるはずです。

1つだけ気になるのは1日100語を学ぶというところで,こればかりはどんなに手を抜いてやったとしても,勉強習慣が身に付いていない方にとってはかなりつらい経験になるかと思います。

スタディサプリENGLISHの「TEPPAN英単語」のように,スマホのアプリでパッと学ぶ方が合う方もいらっしゃるかと思いますので,お好みでいくつか試してみてください↓↓

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銀のフレーズは以下のサイトで購入可能です↓↓

ぜひ,みなさまが目標スコアを突破できることを祈っております。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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