スタディTOEIC®にようこそ!
まだまだ未熟な管理人ですが,当サイトを運営するにあたって,以下の2つを心掛けるようにしています↓
- 誰もが実行しやすい勉強法を紹介すること
- 管理人自身が継続してTOEICを勉強すること
私は英語を義務教育の中で学び,大学に入ってからも人並みのやる気でもって英語と付き合ってきた人間なので,帰国子女に見られるような高い英語能力は持ちませんし,自然に洋書に手が伸びるような性格でもありません。
とはいえ,TOEICに関する記事をこうして公開させていただく以上,それ相応の責任感を持って臨んでいることは確かであり,みなさまに気持ち良く当サイトを利用してもらえるようにと,上の2点について一度ここで詳しく書き記すことにしました。
初めましての方は,是非読んでいただけたらと思います。
スタディTOEIC®の提示する勉強法
スタディTOEIC®が提示している勉強法ですが,極端な内容にはなっておらず,多くの方が実践できるものです。
例えば,何年も海外で生活することができれば,自然と生活している中で英語力を大きく伸ばすことが可能でしょう。
ですが,多くの英語学習者にとって望ましい環境は,そうやすやすと手に入るものではないわけです。
加えて,もし私が多くの日本人に馴染みのある従来の日本の英語教育を経験していない帰国子女であるか,大学で英語を専門的に学ぶような学科の出であれば,ここで紹介する勉強法は特殊なものになり過ぎて,他人が知ったところでさほど役に立たないでしょう。
というのも,スタートの段階から周りよりもリスニング能力に恵まれているといった前提条件や,毎日が大好きな英語中心で回っていて,触れてきた知識の質や本人自身のやる気が段違いに高かったりといった事柄は,語学的な成功に大きなプラスとして働くものだからです。
その点,私は海外に長期滞在したような経験もなく,毎日英語に積極的に触れるようなアクティブな生活を送ってきていません。
大学の専攻は理系でしたし,大学では一番下のレベルの英語クラスに分けられ,英語が話せないことが長くコンプレックスになっていたほどです。
とはいえ,勉強する大切さは大学生以降も重々承知していて,全くやる気がなかったかと尋ねられれば決してそのようなことはなく,昔から「英語ができたらいいな」という憧れめいた気持ちを持ち続けてきたことも確かで,その他特筆すべき内容としては,月に数回程度の頻度で,中高生に英語を教えたり添削をするなどしてきた過去があります。
なお,その程度の関わり方だとTOEICスコアは変わらないのが常ですが,どこかのタイミングで集中的に英語を勉強したこともあり,その際に大きくスコアを上げるということを何回か繰り返してきたのが,私のこれまでの勉強遍歴です(詳しくは次章で)。
この点については,次章でTOEICスコアの移り変わりを示しているので,そちらで確認していただけたらと思います。
なお,やる気はイマイチであっても英語の分野で個人的に好きで頑張ってきたところはあり,それが「発音」と「文法」なのですが,TOEICのS&Wではpronunciationの評価が毎回Highであることと,L&Rのパート5が得意なところは私ならではの強みです。
これには大学で発音の授業を取り,そこで波形をチェックしてもらった経験や,受験勉強で分厚い文法書を一冊読み通した経験などが影響しているのですが,TOEICスコアに大きな影響を及ぼしているかと聞かれるとそこまでの実感はありません。
それよりも,私がこれまで得意を伸ばすことよりも苦手を無くすことの方を重視してきた結果,英語4技能はバランス良く伸び,最高ではなくとも,すべて平均以上の解説ができるようになったと確信しています。
実際,今まで順調にスコアは伸び続けているので,安心して,当サイトで紹介している勉強法を実践していただければ幸いです!
管理人のTOEICスコアの移り変わり
スタディTOEIC®管理人のスコアについてですが,これまでの移り変わりについて振り返ってみると,最初に受験したのが2001年の第83回公開テストになります。
ちょうど高校を卒業したタイミングで受けたわけですが,ちょうど浪人が決まっていて,自分のその時点での英語力を知りたかったというのが受験動機です。
そしてその結果は425点(L230 R195)ということで,平均よりもだいぶ低い地点からのスタートになったのではないでしょうか。

実際,高校時代の私は赤点もある不真面目な生徒で,高校3年生の段階で「amの過去形は?」と教師に質問された際に「wam!」などと答えてしまい,クラスメイトの笑いを誘ってしまったことを鮮明に覚えています(今ではその教師と飲み友達だったりするのですが)。
まとめると,浪人して受験勉強に専念した結果,2年後に受けた第102回のTOEICでは685点(L370 R315)を取れるようになりました。
当時の受験勉強はいわゆる詰め込み教育でしたが,今のようなオンラインサービスをなどが利用できなくても(CD教材と授業のみであっても),良い先生に教えてもらえばTOEICで600点~750点くらいは取れるようになると確信したのがこのタイミングです。
大学では,外国人が英語で行う講義などを意識的に取るようにした関係からか,半年後の第106回には755点(L390 R365)を取れるまでになりました。
TOEICでは50点以上スコアが高くなると,英語の実力が1ランク上がったと見なせるので,受験勉強と大学生活で最低でも2ランクはレベルアップしたのだと思います。
もっとも,そこから半年後に受けたスコアはほぼ変わっておらず,大学時代はこれにて終了です。
ここで就職を選ぶ道もあったのかもしれませんが,それだときっと英語から離れてしまって,それ以上のスコアは期待出来たかったでしょう。
ですが自分の場合,そこから理系の大学院へと進学し,英語で論文を読んだり留学生の世話を任されたり(とはいえ,日本語も交えてですが)の日々を数年間過ごした関係で,2010年には895点(L460 R435)を取ることができました。
ただし,このとき受けたのはIPテストで,受験者層は不明で公式のスコアとしても認められていないため,これが自分の当時の実力とは到底思えません(形式的にみても,今のTOEICよりずっと簡単だった時代です)。
英語が周りよりできるように見られていたからこそ留学生の世話を任されていたのでしょうし,週に最低でも1つは英語の研究論文を読んでいたわけですが,基本的には研究することがメインなので英語は使いませんでしたし,一日中英語で会話をすることもありませんでした。
いずれにせよ,その後,大学院を去ると,英語を使う機会と言えば,中高生に塾で英語を教えるか添削や採点業務をする時くらいで,普段英語を意欲的に聴くことはなく,2年後に受けた第169回のスコア結果は805点(L420 R385)となっています。
TOEICスコアとは実に正直なもので,英語に触れなくなれば落ちてしまいますし,ほどほどの勉強であればスコアは維持程度にとどまり,大きく伸びるようなことはありません。
その証拠に,同じような生活を続けて2018年に受けた第229回のスコアも795点(L400 R395)でした。
取れるスコアが高くなってくると,スコアを上げるのが難しくなるのは確かかもしれませんが,「5~6年も経って成長がまったく見られないのはまずい」と,この結果を受けて,自分の中では危機感が生じてやる気が高まります。
実際,スタディTOEIC®の運営に身を入れるようになったのもこの頃で,3ヶ月間,毎日2時間を目標に勉強を進めていきました。
当時気に入っていたスタディサプリのサービスを記事にまとめながら,第237回には885点(L460 R425)とほぼ全盛期の状態にまで戻すことができ,その後しばらくS&Wの方に重きを置いて勉強していたところ,2022年の第296回のテストで念願の900点超え(L460 R455)を果たすことができたわけです。
とはいえ,この時,「900点を何としても超えてやろう」と力んで勉強していた事実はなく,「IIBC AWARDの基準(L375 R425)を超えられればよいな」と思って受けていただけに,かねてから念願だった目標の1つをこのようにすんなりと達成できてしまったことに驚きました。
そしてその2ヶ月後にS&Wを受けたところ,結果は320点(S150 W170)とあと1歩で,Speakingのスコアが表彰の基準に10点足りなかったためにSpeaking Testのみを受け直す羽目になってしまいましたが,11月になんとか170点を取得でき,IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022を受賞することになったわけです。
今はまた違った角度から英語の勉強をしていて,950点,990点とステップアップしていけたらと思っています(そこまで到達したら満点向けの勉強法の記事を書きますね)。
これまでのTOEICテストを振り返ったときの感想
初回の公開テストからここまでくるのに20年以上が経過しており,中学で英語に初めて触れてから実に30年近くが経っていますが,結果的にL&Rは900点を超え,S&Wもそれに見合うだけのスコアが取れました。
前章で紹介した,私のスコアに影響を与えた出来事を箇条書きにしてみると以下のようになりますが,短期間で数百点アップは凄いことと見なされる中で,私の「20年で500点アップ」という結果はどういった評価を受けるでしょうね↓
- 怠惰に過ごした義務教育→425点(L230 R195)
- 本格的な受験勉強2年弱→685点(L370 R315)
- 大学の英語講義1年弱→755点(L390 R365)
- 大学院での生活3年弱→895点(L460 R435)
- 英語に触れない生活8年→795点(L400 R395)
- 3ヶ月150時間の集中学習→885点(L460 R425)
- S&Wの学習2年弱→915点(L460 R455 S170 W170)
補足ですが,高校までの学校教育の効果としては,みっちりと学んでいれば日本人の平均点に近い数値(600点強)が取れていてもおかしくありませんし,受験勉強で英語をリスニングまで得意にしていれば,英検準1級が取れるほどのスコア(L&Rで785点相当)が出てもおかしくありません。
それほどまでに,受験勉強は私の英語力を短期間で一気に底上げしてくれましたし,TOEIC以外の勉強も,英語の実力を高めるという形でスコアアップに貢献してくれたように思います。
繰り返しになりますが,TOEICのスコアは嘘偽りなく実力を反映してくれるものなので,何かアクションを起こせば何かしらの結果となって表れてくるものですし,逆に英語から離れてしまえば徐々に落ちてしまうことは必至でしょう。
ですが,私がここで声を大にして言いたいことは,久しく語学に触れていなくても,頑張りたいという気持ちさえあれば,いつでもTOEICのハイスコアを目指すことができるという事実です。
私のように,特別な環境が整っていなくても,仕事で英語を使わない毎日を過ごしていても,40歳を超えていようとも,それほどやる気が出なかろうと,細々とでも英語に触れ続けていれば,英語4技能をバランス良く伸ばすことは十分に可能なのだと思います。
今でも私自身,英語ができるとは決して口にできないのですが,できないとまでは思っていませんし,折角ここまで英語力を上げてこられたので,もっと上を目指して頑張りたいというのが正直な気持ちです。
みなさんのお役に立てるよう,当サイトの運営も頑張っていくので,是非スタディTOEIC®を宜しくお願いします!
ここまで私の過去語りにお付き合いいただいた方,大変にありがとうございました。