TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリーのレビュー

TOEICを勉強する際,最も力点が置かれる分野の1つに『単語力』があります。

読解問題において,たとえ構文がわからなくても,単語の意味がわかってなんとかなった経験のある方は多いのではないでしょうか。

または,「この単語の意味を知ってさえいれば,文意が把握できたのになぁ」と悔しい思いをした方もいらっしゃるかと思います。

そんな読解問題における単語力の有用性に負けず劣らず,実は単語を知っておくと,リスニングのスコアも伸びることが知られています。

というのも,リスニングで,もし知らない単語に出会って思考が停止してしまうと,次に流れてくる音声が耳に入らなくなったりするからです。

知らない単語は聞き取れない」というのは真理のように思います。

 

といったわけで,単語力を高めることは,TOEICスコアを大きくアップさせる上での必要条件となってきます。

しかし,そんなボキャブラリーへのニーズに比例してか,市場には単語の対策法も数多く存在し,一体何をどのように勉強したらよいのかわからなくなってしまいます。

そんな方に,今回は,TOEICで目にする単語を独学する際の単語帳として最高の一冊ともいえる,

TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー

を紹介したいと思います。

非常におすすめの一冊ですので,是非,以下のレビューを参考にしてみてください。

 

 

『公式問題で学ぶボキャブラリー』の魅力について

著者:Educational Testing Service(ETS)

発行元:一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会

定価:1800円+税

出版年:2013年

 

この本で勉強する大きなメリットとしては,以下の3点が挙げられます。

  1. TOEICの公式問題編集部が手がける安心感
  2. CD付きで,その収録内容が秀逸なところ
  3. 本書独自の効果的な使い方ができる点

それではこれから,上記の魅力について,1つ1つ詳しく見ていくことにしましょう。

 

 

おすすめポイント①:TOEICの公式単語帳であること

この『TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー』は,TOEICの問題を開発している,Educational Testing Service(ETS)という機関が制作したものです。

そのため,上記画像で確認できるように,TOEICの公式HPにおいても,おすすめの参考書の1つとして挙げられています。

ETSが作成しているということは,単語帳内で実際に使われている例文は実戦そのものだということになります↓↓

個人が出している単語帳と異なり,英文のクオリティーは群を抜いています。

TOEICの単語はビジネス英語ですが,我々が社会で生きている以上,それはいわば実生活において役立つ英語とも言い換えられることになります。

偏差値が高い大学出身の人であってもTOEICスコアが低いことがありますが,それはTOEICに向けた勉強を怠っているためだと思われます。

受験英語とTOEICで使われる単語が,若干異なっていることはぜひ知っておきましょう。

 

さて本書の構成を少しお話しますと,前半部分は,TOEICに頻出の200語を徹底的に学ぶためのものです。

ETSの持つ大量のデータに基づき,TOEICで頻出の語句が厳選されているので,これらの単語をそれだけ本番で目にする機会もでしょう。

とにかく完璧になるまで,何度も繰り返すしかありませんね。

 

 

おすすめポイント②:CDの質が秀逸!

『TOEICテスト 公式問題で学ぶボキャブラリー』をおすすめする魅力の2つ目は,付属のCDの質が良いことです。

全部で2枚組になっているCDに収録されているのは,先に述べた『頻出200語の単語と例文』に加え,次章で解説する『Part3と4に出てくる問題文と質問すべて』です。

これらが意味することは,実際のTOEIC公開テスト本番さながらの問題を題材に,単語の勉強ができるということですので,単語の勉強にとどまらず,Part別の問題形式に慣れることが可能になります。

※参考までに,本書に予想問題形式で収録されているのは,『Part3と4のリスニング問題』と『Part5と7の読解問題』です。そのうちの前者(リスニングパート)においてはCDに音声が収録されています。

 

さらに,この音声については,まだまだいくつかの魅力があります。

その1つはナレーターです。

実はこのCD音声には,TOEICの公開テストのときと同じナレーターが採用されています!

そのため,本番会場では,慣れ親しんだ声で問題を解くことができますし,スピードについても,実際のスピードと練習のスピードの違いにあたふたせずに済みます

 

そして,もう1つ見落とさないでいただきたいのが,CDの曲タイトルにあるこういった表記です↓↓

ここで,黄色い線の中に書かれた記号に注目していただきたいのですが,

『30 Part3 Q1-3 BrAu

と書いてありますね。

この Br や Au が意味するのは,『英語のなまり』についての表記となっています。

つまり,

  • Am…米国
  • Br…英国
  • Cn…カナダ
  • Au…オーストラリア

のように,TOEICが新形式になる際に世間を賑わせた,なまりのある英語もしっかりと収録されているということになります。

ここまでの配慮のされた音声は,公式問題集以外ではなかなか手に入れられませんので,それが本書を貴重な単語集にしている要因になっているのではないでしょうか。

 

 

おすすめポイント③:メリハリのある構成

これまでに紹介してきたことのおさらいにもなりますが,この『TOEICテスト公式問題ボキャブラリー』は,一冊でメリハリのある単語学習が可能になっているのが最大の魅力です。

その一つが構成についてですが,最初から最後まで同じ調子で書かれていることがなく,大きく分けて2部構成となっています。

 

最初の50ページ

TOEICの頻出200語を例文で暗記しますが,このときの学習法についてもしっかりとした記述があり,

  1. まず意味を確認し,例文と日本語訳を確認,さらに派生語や語法について学びます
  2. ボックスにチェックを入れたら,次の単語へと移り,2ページやったところでそれまでの内容を反復します
  3. 最後に音声を聞いて一セットが終了

といった流れになります。

 

残りの350ページ

この本では全部で1500語以上を学ぶことができますが,その核となるのは頻出語の次に並ぶ,公式問題で学ぶPart別語句(Part3,4,5,7からなる学習コンテンツ)でしょう。

例えばPart3では,本番と同じ形式の会話問題を使って学習が進みます↓↓

このように,実際に問題文中で使われる形で単語を学ぶため,

・実際の問題に慣れられる

・その単語がよく使われるコロケーション(連語)や場面がわかる

ことになり,単語の理解がより容易になります。

そして,パターン別の形式が良い意味でメリハリとなり,飽きることなく単語学習をすすめられることにつながるというわけです。

このように文中で学ぶ形式の単語帳としては,大学受験を経験した人であれば,Z会の速読英単語などを使った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

未だに東大受験生にもすすめている,王道受験に向いた良書です。

その他,『コロケーション』というのは,"supply and demand" のように,一連のセットで言われるものですが,日本語で「需要と供給」と言うにも拘わらず,demand and supply とならないのは,もう理屈ではどうしようもありません。

 

最後にもう一つ,この本が親切だなぁと思うのは,学習法についての記述があることです。

例えば Part3の学習法については,レベルに応じて3つほどバリエーションが用意されており,

『普通の学習法・初心者向けの学習法・さらに応用力をつけるための勉強法』

の3つが提示されているあたり,とても読者(受験者)についての配慮がされているように感じます。

 

さらに,パート別学習で実際に使用されている文章に出てくる単語と,前の頻出語句がほとんどかぶっていないことも驚きでした。

これは私の推測ですが,ETSは,まず手始めに,このPart 別の単語について問題を作成した後で,それまでに触れられなかった頻出語句を前半部分にまとめたのではないでしょうか。

それほどまでに,無駄なく効果的な学習ができるような作りになっているのも,本書の魅力の一つです。

 

 

レビューまとめ

以上,『TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー』についてのレビューでした。

 

今回の記事内容で,本書を購入する方へのおすすめポイントをまとめますと,

・公式問題編集部が作成する質の高い例文

・ナレーターまで公式で,なまりのある英語についても対策済み

・学習法に対しても配慮がされ,効果的な単語学習が可能

ということになります。

 

単語集選びに限らず,どの参考書選びにおいても言えることですが,自分が決めた一冊をとことん繰り返しては,単語を自分のものにしていくことが,勉強で大切なことの1つです。

折角,時間とお金を費やして,本気で取り組むわけですから,学習題材にはそれだけの価値がある(信頼のおける)ものを選びたいですよね。

今回紹介した,『TOEICテスト公式問題で学ぶボキャブラリー』という単語帳は,そういったわけで,例文や問題の質を始め,CDでリスニングを勉強することにおいても,さらには学習法についてさえも,懇切丁寧に書かれた単語集になっています。

TOEICの公式問題集とこの単語帳のセットで,本番の公開テストに挑む方も多いので,TOEICを独学で学ばれる方の買うべき参考書として,十分におすすめできるものだと言えるでしょう。

ほどよく流通しているため,オークションで安く購入することもできるところも魅力の一つかもしれませんね。

さらなるレベルを目指す方は,この後でスタディサプリのTEPPAN英単語で学習したら,単語は完璧ではないでしょうか。

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