今回の記事では,TOEIC対策にかかる費用が1万円以内に収まるものから,5万円,そして7万円を超える高額なものまで,おすすめの対策を予算別に紹介していきましょう!
一般論として,お金をかけた分だけサービス内容は充実してくるもので,TOEIC対策の場合だと,教材の質がより良くなって学習効果が高まる結果,目標スコア達成までの時間が短く済んだり,より大きなスコアアップが期待できたりすることに繋がります。
これはまさに時間やスコアをお金で買う形になりますが,指導者が何らかの形で関わってくるサービスを採用すると記憶に長く残る体験ができ,TOEICに限らず,今後挑戦するあらゆる勉強に通じる勉強法を身に付けることも可能です。
無料アプリのみを使ったTOEIC勉強法!おすすめはのように,各自が工夫することで,お金をほぼ使わずに対策することはできます。
特定の日までにまとまったスコアが必要であるなどの特殊な事情がなければ,そこまで焦って勉強する必要はないのかもしれません。
ですが,短期集中でやる方が結果は出やすいとされますし,早く目標を達成できればそれだけ次の目標に向かいやすくもなります。
自分の置かれた状況によってベストとなる選択肢は異なってくることを考えても,まずは予算を決め,その中でベストパフォーマンスを発揮できる方法の中から,興味を引かれるものを選択するようにするのが一番です。
もくじ
予算1万円でTOEIC対策する場合
TOEIC対策にかけられる予算が1万円程度であれば,参考書を用いた学習かオンライン教材を独学する形が基本となります。
参考書で独学する
参考書を使う場合ですが,TOEIC本番と同じ問題形式で学べる「総合対策本(模試や全パートの攻略法がまとまったもの)」と「単語帳」を用意してください。
3ヶ月以上の期間,勉強できるのであれば,上に加えて,出来が悪かったパートを集中的に学べる「パート別問題集」を追加すれば準備完了です。
費用は以下のように見積もることができ,計4~5冊の参考書を用意しても1万円以内に収まるでしょう↓
予算1万円の購入例
- 総合対策本が約3000円
- 単語帳が約1000円
- パート別問題集が3冊で約6000円
ただし,この方法には弱点があり,どの対策本を買うか吟味する必要があったり,買ってきた複数の問題集をどのように組み合わせて使っていくかについて考えたりしなければなりません。
独学なのでこれを自分でやる必要があり,1冊完璧に学び終えてから次の本に移るのか,もしも並行してやる場合には時間配分をどのようにすべきかなど,教材を揃えた後でも戸惑うところが出てきてしまいます。
当サイトでは学習者の保有スコア別に有名な参考書をいくつか紹介していますが,多くの学習者に支持されているものであっても,自分自身がどのように感じるかについては,実際に使ってみないことにはわかりません↓
オンライン教材で独学する
個別に教材を集めることに不安を覚える方であれば「オールインワンのオンライン教材」を利用することが考えられます。
その場合,月額3000円程度を支払うことで,単語帳から模試そしてパート別の攻略法まで,スマホを使ったトレーニングを行うことが可能です。
通勤や通学をしている方はスキマ時間に学習時間を稼ぐ必要があり,まとまった勉強時間が取りづらい方は検討してみてください。
スタディサプリやZ会がおすすめで,利用期間の目安は1日に2時間学習すると3ヶ月なので,予算はこちらも1万円程度となります。
詳しい使い方については,以下の記事をお読みください↓
さて,これまでに紹介した参考書やオンライン教材だけでも準備は整いますが,試験本番までずっとTOEICの問題ばかりを解き続けるのは,学習期間が長期に及ぶほど大変に感じられるものだと思います。
学習がマンネリ化して集中力を切らさないためにも,英語漬けの1日を送るための方法で紹介したように,週末くらいは英語を楽しむ対策も取り入れてみましょう。
具体的には,洋画を観たり英字新聞を購読したりするのがおすすめです。
料金は前者が月1000円程度,後者も4000円弱で3ヶ月間利用できます。
このときのポイントは,紙媒体に限らず,映像や音声など,色々な角度から勉強することでメリハリをつけることです。
予算3~5万円でTOEIC対策する場合
TOEIC対策に3~5万円くらいの予算を捻出できる場合,通信講座やスクールの利用がおすすめです。
これらは昔からずっと続いてきた学習形態であり,その効果については,多種多様な教材が利用できるようになった現代であっても決して色あせていません。
基本的には必要な教材がすべてセットになっていて,課題を送り返すことで添削を受けられたり,実力チェックの結果を分析してもらえたりする独自のサービスが魅力です。
予算が1万円だった時の懸念事項は解消され,どの教材を毎日どれくらいの量やっていけばよいのかが明確になっているため,与えられた課題を指示通りに毎日ちゃんとやりさえすれば大きなスコアアップが見込めるという安心感があります。
TOEICの通信教育で有名どころと言えば,その最たるものが「アルク」や「ユーキャン」があり,自分の保有スコアがどれくらいかわかる方は,そこから100点以内を目安にコースを選びましょう↓
前者の場合,例えば私は800点目標のコースを使ったことがありますが,毎日平均して1時間の学習を5ヶ月間続けることになります。
後者は3ヶ月程度の学習期間で4万円弱の料金設定です。
ただし,あまりにスコアが低かったり,逆にもっと上を目指すと言うのであれば,コースが存在しないことがあります。
その他,対面による指導を希望する方には「スクール」が候補に挙がり,基本的には高額になりがちですが,「KIRIHARA Online Academy」や「NOVA」のような大手であれば料金は3~5万円程度で済み,後者は全国に教室数が多く出張先でも利用できるでしょう↓
とはいえ,上で紹介したものは集団の形態が主で,個別のコーチングとなるとより多くの予算が必要です。
予算7万円超でTOEIC対策する場合
予算として7万円以上を用意できるのであれば,誰もが納得できるTOEIC対策を行うことができます。
具体的には,自分に合わせた個別指導が利用可能で,予算が1万円のところで紹介したスタディサプリであっても,上位版の「パーソナルコーチプラン」が選択可能です。
こちらのプランですと,自分を担当するコーチが割り当てられ,試験までの勉強スケジュールを管理してもらえる他,チャットを使って相談することもできます。
3ヶ月の料金は74800円ですが,毎日の学習報告やコーチからの声掛けはやる気の維持に繋がり,全4回の音声面談を含め,優秀なコーチの下で学べる経験は一生ものとなるはずです。
実際私も利用しており,体験談を含めた内容に興味のある方は,パーソナルコーチプランのスケジュールまとめをお読みください。
その他,劇的なビフォーアフターで一躍有名となった「RIZAP」においてもTOEIC対策コースが存在し,普段忙しい方でも週2回の通学を2ヶ月間続けることができれば,実に200点以上のスコアアップも夢ではありません。
最近はオンライン受講もできるようになりましたが,できれば通学してRIZAP流の指導を受けるようにしてください。
RIZAPでTOEIC対策!コースと料金についてを見ていただくとわかるように,2ヶ月コースの場合,入会金と合わせて40万円強が必要です。
なお,日本を長期間離れられる方は,完全にその身を英語圏に置いてしまうことも考えられます。
20~30万円かければフィリピンのセブ島に留学することができますし,300万円かけて世界一周のクルージングに参加しながら英語学習をしてみると,多方面で英語力が成長することに繋がり,それだけ大きなスコアアップを実現できるはずです。
まとめ
以上,利用料金が1万円以内から7万円を超えるサービスまで,予算別に考えられるTOEIC対策をまとめてきましたが,何か興味を引かれたものはありましたでしょうか。
要点を簡単にまとめると,予算が1万円の場合,参考書やオンライン教育をベースに,メリハリをつける目的で海外ドラマや英字新聞を追加利用して楽しむ勉強法がおすすめでした。
予算として3~5万円まを捻出できる場合,通信教育やスクールの利用が考えられ,毎日1~2時間の学習時間で課題をしっかりこなすことができれば,数ヶ月後に100点アップを目指すことも不可能ではありません。
さらに7万円以上出せるとなれば,自分に合わせたカリキュラムで学べる個別指導を利用でき,学びの多いコーチングが受けられる他,留学やクルージングなどという,学習体験自体が良い思い出になる貴重な体験ができます。
最後に断っておきますが,どの対策も予算に見合った成果が得られることに変わりなく,それらの間に優劣は存在しません。
各自が自分の考えに基づいて対策を行い,TOEIC学習を通して自己実現を成し遂げていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。