「TOEIC最強攻略PART1&2(澤トレ)」のレビュー!リスニング力を強化!

やや古めの著書にはなりますが,今回は,高スコアを狙う方がPart1&2対策として使える「TOEIC(R)テスト最強攻略PART1&2(通称:澤トレ)」という参考書についてレビューしてみたいと思います。

「教材の難度が高い」というのが魅力の本書ですが,高スコアを目指す学習者に向けた「学習のストラテジー」と呼ばれるトレーニング方法に興味があったので購入してみた次第です。

もちろん,リスニングの対策本でPart1と2に絞った参考書というのも中々に希少な存在だと感じます。

一体どのような学び方をしていくことになるのか,当記事で学んでいってください。

最強攻略PART1&2で扱う内容について

「最強攻略PART1&2」という名前が付いている通り,扱うことになる問題は確かに同Partのもののみです。

なお,著者は渋谷にある澤田塾の塾長であり,彼のブログで本書を「澤トレ」と呼ぶことにしたとの記述がありました。

本書が目指すのは「TOEICで良い点が取れる」ことももちろんそうですが,実際はもっと高いところにあり,本書の学習を通して,実用性のある役立つ英語力を身に付けることを最終目標に掲げています。

結果的にPart1と2で読まれる英文を完璧に聞き取れるようになるので,著者独自のトレーニングを通して「スピーキング力」を高めていきましょう!

実際,スピーキング力とリスニング力は関係していて,話せなければ聞き取れないことについてはすでに記事にしました↓↓

なお,本書では,

  • Listen&Repeat
  • Quick Response
  • Read&Look up

といったトレーニングを採用していますが,このやり方を学ぶことで,今後別の教材においても本書と同じ手順で学んでいけるのが強みです。

実際はどのような英文を使って,どういった方法で学ぶことになるのでしょうか。

まずは目次をみてみましょう↓↓

澤トレのもくじ

構成としては,前半部分が「ストラテジー編」であり,後半が「問題演習編」となっています。

この問題演習編と言うのは模擬試験のことであり,各partに4回分の問題セットが収録されていて,詳しい解説付きです↓↓

模擬試験の解説

ですが,わざわざ古い本を買い求めた私のお目当ては「前者」の内容のうち,「学習のストラテジー」だったわけです。

TOEICの形式も2016年から新形式になりましたし(本書は2015年に初版),もっとも現行のパート別攻略法については数々の書物ですでに学んでしまっているので,今さら解法について学ぶ必要はありません↓↓

とはいえ,本書に収録された問題はなかなかに練られた良問であり,純粋にリスニング力の底上げを図るのに向いているでしょう。

このとき大切な事実は,そもそもリスニング力がある人であれば,どんなに試験の形式が変わろうとも間違えないというものです。

試しにTOEICのリスニング問題を和訳だけみながら解いてみると結果はどうなりますか。

特につまづくこともなく,全問正解できてしまうことでしょう。

とすれば,TOEICでスコアが上がらない原因は,自分のリスニング力そのものに問題があることになり,それは最新のPart別攻略法を知ったからといってどうこうなる問題ではない気がしてくるのです。

そんなわけで次章では,根本のリスニング力を強化するために「学習のストラテジー」で採用されているトレーニング内容についてレビューしていきましょう。

 

澤トレで学べる学習方法

澤トレの外観

「最強攻略PART1&2(澤トレ)」では,基本的に以下の3つのトレーニングを行います↓↓

  • 英語の音声を最後まで聞き,聞こえた通りに繰り返す(Listen&Repeat)
  • 和文に続けて英語を音読し,見上げて,空で言う(Read&Look up)
  • 和訳の音声を聞いた瞬間に,その英語を言う(日→英Quick Response)

最初のものについては,別名「リピーティング」と呼ばれることもあり,TOEICのテクニックで紹介もしましたし,2つ目については,スタディサプリのビジネス英語コースに同じ内容のトレーニングがあります↓↓↓↓

とはいえ,スタディサプリの方は,「英文を音読し,和文を見て,空で言う」手順で行うので若干違いがありますが,どちらでも好きな方で構いません。

Quick Responseは1人で行う場合,日本語訳が吹き込まれた音声がないとできませんので,本書のようにそれ用の音源が必要となります。

誰かパートナーがいれば,日本語を読んでもらって英語で返すということができるのですが,そうでない場合,独学できる教材は貴重です。

さて,これらのトレーニングですが,ある素材に対して,何か1つのトレーニングを行うわけではありません。

すべてのトレーニングがセットになっていると考え,素材が変わるとその負荷が変わっていくことになるわけですが,本書では負荷が低いものから始まり,最終的には高負荷のものまで行えるようになることを目指します。

低負荷

フレーズを用いたListen&Repeatの例

一番簡単なのは,上で示すような3~5語のフレーズを対象に行うものです。

まずは赤シートでこれらを隠し,音声のみを頼りに,聞こえた通りに音読してみましょう(Listen&Repeatのトレーニングになります)。

日本語の意味についてはこの時点で気にする必要はなく,あくまで音が取れているかを確認する段階です。

2段構えで挑みますが,1周目は自分の発した英語が正しいかどうかまでは確認せず,2周目で1つ1つ,赤シートをどけて確認します。

続けてRead&Look upのトレーニングに移りますが,同じフレーズを今度は和訳付きで見直し,以下の手順で行いましょう↓↓

フレーズを用いたRead&Look upの例

  1. 和訳を音読して意味を確認
  2. 英語フレーズを音読
  3. 見上げて英語を言う

最後の仕上げとしてQuick Responseを行いますが,和訳を読み上げた音声を聞いた瞬間に,その英語を言うことになります(そのためのCD-Rが本書には付属しています)。

中負荷

低負荷のトレーニングができるようになったら負荷を中に引き上げ,次はいよいよセンテンス単位で行いましょう。

題材としてPart1のものを使う場合では,写真の内容を描写したセンテンスを用いますが,手順としては低負荷のときと同じようにやっていきます↓↓

センテンスを用いたリピーティングの例

英語が長くなるだけでグンと難易度が上がったように感じますが,なんとか頑張りましょう!

続くRead&Look upやQuick Responseも先のものと同じ要領で行います↓↓

センテンスを用いたRead&Look upの例

ちなみにPart2を題材に行う際は,Quick Responseのトレーニングは行いません(和訳が長すぎて瞬時に言えないため)。

中負荷では実際に読まれる文(設問文)を用いますが,手順自体はPart1のときのそれと変わりません↓↓

part2を用いた中負荷トレーニング

本書の音源ではポーズの時間も取られているので,その空白時間を利用して音声を繰り返しましょう。

高負荷

本書で最も難易度の高い学習方法になりますが,まずはListen&Repeatから。

高負荷のリピーティング

Part2に出てくる上記画像のような英文を題材とし,以下の手順で行います↓↓

  1. 設問文を聴く
  2. 続けて選択肢を聴くが,その都度,設問文を脳内で再生する
  3. ポーズの間に,設問文と正解だと思う応答を音読する
  4. 設問文と正解の応答を再度聴く
  5. ポーズが入るので,手順3のときと同じように音読する
  6. 上記手順を繰り返すが,5の音読後に今度は英文を確認する

これが終わったら,次にRead&Look upに移りましょう。

題材はこのような感じとなり,

高負荷のRead&Look upの例

手順は以下のようになります↓↓

  1. 和訳を音読
  2. 英文を音読
  3. 見上げて,空で言う
  4. 上手くできなければ2と3を繰り返す

特にListen&Repeatの方の難度が高いので,最後に紹介したRead&Look upをやってから,再度Listen&Repeatのトレーニングをやり直してみると,取り組みやすくなるのでおすすめです。

 

まとめ

訳とスクリプト120問

前章で実際のトレーニング内容についてまとめてきましたが,最終的には上記のような「訳&スクリプト」を使って,PART2形式でまとめられた120問すべてを題材にして,高負荷のトレーニングを行うことになります。

まさかPart1と2の参考書でここまでの内容の作業を強いられることになろうとは想像だにしていませんでしたが,痛み無くして得るものはありません。

一番辛いのは初回のトレーニングを行うときですので,それさえ何とかやり遂げてしまえば,2回目以降はそこまで困らずに練習できるので,そう信じて頑張りましょう。

今や本書は中古で安く購入できます。

Amazonを中心に探してみてください↓↓

なお,本書でリピーティングやクイックリスポンスの効果に感銘を受けた方は,スタディサプリのビジネス英語コースでも似たようなトレーニングがアプリ上で実践できるので,是非試してみてください↓↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

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