Z会のTOEIC対策講座「Adaptie(アダプティ)」が気になっていても,「実際の評判はどうなのか」「自分に合うのか」「料金に見合う内容なのか」が気になる方は多いはずです。
Adaptieは,TOEIC対策に必要な学習ポイントを細かく分け,AIが理解度や学習履歴に応じて次に解くべき問題を出し分けてくれるWeb完結型の教材です。
スマホでも進めやすく,パート別対策・Web模試・単語学習・文法復習まで一通り揃っているため,「教材を何冊も持ち歩かずに,効率良くTOEIC対策を進めたい人」と相性が良い講座だと感じます。
その一方で,紙のマークシート形式に完全対応しているわけではなく,講座全体を一定期間試せる無料体験の案内は,2026年10月14日時点の公式講座ページでは確認できませんでした。
ただし,Adaptieの問題を各Partから1問ずつ,計7問試せる無料の問題体験ページが公開されています。
そこで今回は,Z会TOEIC講座としてのAdaptieの評判を,メリット・デメリット・料金・学習内容まで含めて整理していきます。
特に「どんな人に向いているか」「どこは別教材で補うべきか」がわかるように,実用面を重視してみていきましょう。
なお,Z会のTOEIC対策には書籍の模試もあります。
本で対策したい方はZ会のTOEIC模試の記事をご覧ください。
Adaptieの評判まとめ
公式掲載の受講者の声では,スキマ時間に学べる点や,AIによる弱点対策に肯定的な評価が見られます。
一方,自分の学習スタイルに合うかどうかも確認しておきましょう。
Adaptieの良いところ
- AIが理解度に応じて問題を出してくれる
- 4種類のWeb模試があり,現在地を確認しやすい
- 単語や文法まで含めて学習を一本化しやすい
- 質問サポートがあり,独学時の悩みを解消しやすい
- スマホでも学べて,忙しい社会人や学生でも続けやすい
Adaptieの気になるところ
- 講座全体を一定期間試せる無料体験の案内は確認できない
- 本番同様の紙冊子・マークシートでの練習は別に行うべき
- 解説や画面の雰囲気は全体的に真面目で硬派
つまり,「弱点分析から演習までを効率よく回したい人」にはかなり使いやすく,逆に「娯楽性の高いアプリを求めている人」や「紙ベースの演習を中心に進めたい人」には合いにくい教材です。
公式掲載の受講者の声
Adaptieの公式ページには受講者の声も掲載されており,内容をみると評価の方向性はかなり一貫しています↓

具体的には,以下のような声が見られました。
- 約6ヶ月で835点→910点:毎朝30分だけ集中して学び,累計学習時間の表示が自信につながった(40代女性・会社員)
- 約1ヶ月で550点→730点:Web上で学べるため,家だけでなく外出先や移動中にも勉強しやすい(20代女性・学生)
- 約6ヶ月で450点→600点:AIが自分に合った問題を出してくれるため,自分で探す手間が省け弱点対策がしやすい(40代男性・会社員)
ここで紹介した声は,Z会が公式サイトに掲載した受講者の体験談です。
スコアアップは個別の事例であり,同じ期間・学習量で同じ成果が得られることを示すものではありません。
しかし,実際のスコアの伸び幅に加えて,「スキマ時間との相性」と「AIによる弱点対策のしやすさ」が高く評価されていることは読み取れます。
机に向かう時間を長く取りにくい社会人や学生にとって,こうした使い勝手の良さは大きな魅力でしょう。
出典:Z会公式「Adaptie」受講者VOICE(2026年10月14日確認)
Adaptieが向いている人・向いていない人
向いている人
Z会のAdaptieは,以下のような人に向いています↓
- 通勤・通学などのスキマ時間に,スマホでTOEIC対策を進めたい人
- 何を解けばよいか迷わず,弱点に絞って演習したい人
- 講義・演習・模試・単語・文法を1つのサービスにまとめたい人
- 基礎の学び直しから800点以上まで,目標スコアに合わせて進めたい人
解説の雰囲気はかなりオーソドックスで,Z会らしい堅実さがあります。
派手さより中身を重視するタイプには合いやすいでしょう。
向いていない人
一方で,以下のような人にはやや向きません↓
- 発音の矯正や超基礎のリスニング練習から始めたい人
- ゲーム感覚の強いアプリを期待している人
- 紙の教材を中心に学習したい人
パート別対策や模試は実践的ですが,ゼロから耳を鍛えるための発音矯正教材のような役割までは担っていません。
また,公開テストは紙の問題冊子とマークシートで受けるため,本番に近い形式での練習は別途しておいた方が安心です。
さらに,画面や講義の雰囲気は全体的に落ち着いていて硬派です。
楽しく遊びながら進めたいタイプより,真面目に積み上げたいタイプに向いています。
Adaptieの料金

Adaptieの講座料金(税込)は以下の通りです。
- 毎月払い:3,900円
- 6ヶ月一括払い:21,600円(月あたり3,600円)
- 12ヶ月一括払い:34,800円(月あたり2,900円)
12ヶ月一括払いは,毎月払いを12ヶ月続ける場合と比べて合計12,000円安く,6ヶ月一括払いでも合計1,800円安くなります。
12ヶ月一括払いの34,800円は,毎月払いのほぼ9ヶ月分(35,100円)にあたります。
支払い方法はクレジットカード決済と口座振替です。
受講中止の手続きには締切があり,原則として毎月26日までに手続きをすると翌月から受講を中止できます。
26日を過ぎると翌々月からの中止になるため,継続するか迷っている場合は早めに確認しておきたいところです。
一括払いで受講会費を支払い済みの場合は,所定の手続きを行えば返金を申請できます。
払戻金額は,申込時に適用された受講会費に基づいて精算され,手数料として165円がかかります(返金額1,000円未満ならZ会負担)。
また,毎月払いから一括払いへの変更は12ヶ月ごとにしかできないため,長く続けるつもりなら申込み時に支払方法を決めておきましょう。
出典:Z会公式の講座料金/申込みにあたっての注意事項/公式FAQ(2026年10月14日確認)
最新の料金やキャンペーンは,公式サイトで確認してください↓
ジャンプアップ賞について
Adaptieには,受講中にTOEIC L&Rを受験した人や,スコアが伸びた人にAmazonギフトカードが贈られる制度があります。
- 受験報告:500円分
- 50点アップ:1,000円分
- 100点アップ:3,000円分
スコアアップ報告の申請には,Adaptieを3ヶ月以上受講し,スコアアップ前後のスコアシートを提出する必要があります。
- スコアアップ前:受講開始日前の2年以内,または受講中に受験したテストのスコア
- スコアアップ後:受講開始日以降に受験し,受講中に結果が判明したテストのスコア
公開テストのほか,IPテスト・IPテスト(オンライン)も対象です。
スコアシートはPDFまたは画像で提出しますが,法人経由・法人専用申込ページからの受講は対象外です。
たとえば6ヶ月一括払い(21,600円)で受講し,受講中に100点アップを報告できれば,3,000円分のギフトカードを受け取れます。
ただし,スコアアップ後の結果は受講中に判明している必要があるため,公開テストの結果が出るまでの日数も考えて受験日を決めましょう。
学習のモチベーションを保つ仕組みとしても,うまく活用したいところです。
出典:Z会公式「受験報告&ジャンプアップ賞のご案内」(2026年10月14日確認)
Adaptieの学習内容
ここからは,Adaptieで具体的にどのような学習を行うのかをみていきましょう。
カリキュラムの全体像
カリキュラムは全151コマ(受講時点)で,1コマ20〜30分として単純計算すると,約50〜76時間です(復習などにより,実際に必要な時間は変わります)。
学習ペースの目安
- 1日1コマ・週6ペース:約6ヶ月で151コマを一通り進める
- 1日1コマ・週3ペース:約12ヶ月で151コマを一通り進める
まとまった勉強時間を毎日取りにくい社会人や学生でも,短時間の学習を積み上げやすい構成です。
また,目標スコアは400〜990点まで幅広く対応しているため,「ブランクがある」「中学高校の文法からやり直したい」「800点以上を狙いたい」といった様々な目的で利用できます。
パート別対策

※2023年の受講画面です。
Adaptieの中心となるのが,Part1からPart7までを扱うパート別対策です。
全部で72の学習ポイントが用意されており,学習の基本的な流れは次のようになります↓
- 講義動画でコツを学ぶ
- AI演習で理解度に応じた問題を解く
- 進捗を確認しながら復習する
ただ問題を解くだけでなく,「どういう視点で解くのか」を先に学べるので,独学で遠回りしやすい人には相性が良いです。
演習問題は約5,000問あり,自分の理解度に応じた問題をAIが選んでくれるため,次に取り組む問題を自分で探す手間を減らせます。
Part1では9つの学習ポイントを学ぶことができましたが,奇をてらったものはなく,別の参考書を使っても学べるであろう内容です(2023年の受講時点)↓
Part1の学習ポイント一覧
動作・状態を表す語彙,名詞の言い換え表現,位置関係の表現,動詞の形(態・時制),一人の人物の動作,複数の人物の動作,複数の人物の比較,風景・静物の状態,風景・静物と人物
ただ,各ポイントにしっかりした演習問題が付いているところは流石で,問題もZ会オリジナルなので,他の問題集で見たような問題が出てくることはありません。
学習進度はこのようにパーセントで表示され,自分の立ち位置を把握しながら進めていくことができます↓

※2023年の受講画面です。
参考書や問題集を使っていて,今日のノルマ(最終ページ)がどこなのか気になってしまう方は,こうした機能があると安心できるはずです。
Web模試

Adaptieには,以下の4種類のWeb模試があります。
- Pre Test
- Half Test
- Target Test
- Training Test
このうち,Pre Test・Half Test・Training Testは100問60分で受けられるため,まとまった2時間を確保しにくい人でも実力チェックをしやすいところが魅力です(Target Testは2時間のフルサイズ模試です)。
学習開始時に現在地を確認し,中盤で伸びを測り,本番前にフルサイズのTarget Testで仕上がりを確認する,という流れが作りやすくなっています。
模試結果からはスコアやパート別分析も見られるため,「次にどこを重点的に学ぶべきか」が分かりやすいです。
Adaptieの模試はハーフサイズであっても模試スコアがちゃんと表示されてくるので,目標までの距離確認が容易です。
実際,身内にPre Testを解いてもらうと,目標スコア750点に対して615点という模試スコアが出てきました↓

※2023年の受講画面です。
目標と実力差を知るのに有効です。
模試は何度でも解き直せるため,解説を見る前にもう一度考えたり,復習後に解法が身に付いたかを確認したりできます。
ただし,同じ問題を再受験した結果には出題内容への慣れも影響するため,初回と同じ条件の実力測定とは区別して扱いましょう。
本番までの残り期間や進捗状況に合わせてぜひ取り入れてみてください。
同様のテクニックとして,「3回チャレンジ法」が有名です↓
ただし,公開テスト本番は紙冊子とマークシート形式です。
紙をめくる感覚やマークの手順に慣れる練習は別に必要なので,仕上げ段階では公式TOEIC問題集などを併用することをおすすめします↓
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単語学習・基礎文法・質問サポート
Adaptieは,パート別対策や模試だけでなく,周辺機能もかなり充実しています。
単語学習では,TOEIC頻出単語をテスト形式で確認でき,問題文の文脈と合わせて覚えられる構成です。
以前は単語帳に代わる機能が弱いと感じることもありましたが,今はオールインワン性がかなり高まったように思います。
次に基礎文法講義では,文型・時制・助動詞・不定詞・分詞・関係詞・仮定法などを含む全22パートの動画が用意されています。
TOEIC向けのテクニックだけでなく,文法の基礎から学びたい人に役立つ内容です↓

正直なところ,私は文法講義をオマケのようなものだと侮っていましたが,実際に視聴してみると文法をしっかり学べる内容でした。
英語の基礎力が身に付くと,Part5の文法問題に限らず,リーディングの精度が上がり,リスニングも文の構造を意識しながら聴けるようになります。
さらに,Adaptieでは質問や相談が回数制限なしででき,問題の疑問だけでなく学習計画についても相談できます(回答は3営業日以内が目安です)。
AIによる出題と人によるサポートの両方があるため,「アプリ学習だと孤独で続かない」という不安を減らしやすいのも良いところです。
累計学習時間や予想スコアも確認できるため,モチベーション管理の面でも優れています↓

まとめ
Adaptieは,AIで弱点を絞り込みながらTOEIC対策を進められる,Z会らしい堅実なオンライン教材です。
72の学習ポイント,約5,000問の演習問題,4種類のWeb模試,単語学習,基礎文法講義,質問サポートが揃っています。
複数の教材を使い分ける手間を減らし,1つのサービスでTOEIC対策を進めたい人に向いています。
その一方で,紙の問題冊子やマークシートに慣れるための練習は別に必要です。
公開テストに備える段階では,公式問題集なども併用した方が安心でしょう。
「通勤・通学時間も使ってTOEIC対策を進めたい」「独学でも弱点を見失いたくない」「Z会系の真面目な教材が好き」という人には,十分検討する価値があります。
気になっている方は,料金や受講中止ルールも確認したうえで,自分の学習ペースに合うかどうかを見てみてください↓
なお,TOEIC L&R対策に加えて,英文を書く・英語で話す力も伸ばしたい方は,Z会の「Asteria for Business」も比較してみてください↓
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