TOEIC対策にいくらお金をかけるべきかは,目標スコアや試験までの残り時間によって変わります。
予算がほとんどない場合は無料アプリや参考書中心の独学が現実的ですが,短期間で大きく伸ばしたい場合は,通信講座やコーチングまで視野に入ってきます。
このページでは,TOEIC対策にかかる費用の目安を予算別に整理した上で,それぞれの価格帯で選びやすい勉強法をまとめます。
TOEIC対策の費用相場はどれくらい?

TOEIC対策の予算別にできることを,まず最初に表にまとめてみました↓
| 費用 | 対策 |
| 0円 | 無料アプリ,無料公開教材,無料体験 |
| 1万円以下 | 参考書,単語帳,月額アプリ |
| 1万~5万円 | 通信講座,オンライン講座 |
| 5万円以上 | スクール,コーチング |
これ以外に,TOEICの受験料(2026年4月時点で7,810円)が必要です。
以下では,それぞれの予算で実行できる対策を個別にみていきます。
予算0円でTOEIC対策する場合
無料アプリを使うことで,TOEICの対策ができます↓
-
-
TOEICは無料アプリだけで対策できる?おすすめアプリと勉強法
TOEIC対策を無料で始めたい場合,まずはアプリを使って単語・問題演習・リスニングの土台を作るのが現実的です。 ただし,無料アプリだけで本番レベルの演習量を確保するのは難しいこともあります。 このペー ...
続きを見る
もっとも,無料であっても,宣伝や広告を表示する場となっているので快適度は有料サービスに劣ります。
YouTube動画やWeb記事も無料で利用できますが,これらにも広告が表示される他,発信者の顔が見えづらいことや,網羅的な内容ではないことに注意してください。
なお,無料体験は通常版を期間限定で利用できるため,教材の質は一番良いですが,長期間使い続けることはできません。
多くのアプリで各パートの概要を掴むことはできますが,短期間で終了することが多いです。
予算1万円以下でTOEIC対策する場合
TOEIC対策にかけられる予算が1万円程度であれば,参考書を用いた学習かオンライン教材を独学する形が基本となります。
参考書で独学する
参考書を使う場合ですが,TOEIC本番と同じ問題形式で学べる「総合対策本(模試や全パートの攻略法がまとまったもの)」と「単語帳」を用意してください。
3ヶ月以上の期間,勉強できるのであれば,上に加えて,出来が悪かったパートを集中的に学べる「パート別問題集」を追加すれば準備完了です。
費用は以下のように見積もることができ,計4~5冊の参考書を用意しても1万円以内に収まるでしょう↓
予算1万円の購入例
- 総合対策本が約3,000円
- 単語帳が約1,000円
- パート別問題集が3冊で約6,000円
ただし,この方法には弱点があり,どの対策本を買うか吟味する必要があったり,買ってきた複数の問題集をどのように組み合わせて使っていくかについて考えたりしなければなりません。
独学なのでこれを自分でやる必要があり,1冊完璧に学び終えてから次の本に移るのか,もしも並行してやる場合には時間配分をどのようにすべきかなど,教材を揃えた後でも戸惑うところが出てきてしまいます。
当サイトでは学習者の保有スコア別に有名な参考書をいくつか紹介していますが,多くの学習者に支持されているものであっても,自分自身がどのように感じるかについては,実際に使ってみないことにはわかりません↓
-
-
TOEIC初心者におすすめの参考書!500〜700点を目指す用途別教材
今回は,数あるTOEIC教材の中から,初心者が500〜700点を目指すときに使いやすい参考書を用途別に紹介します。 TOEICの参考書は非常に種類が多く,書店に行くと「公式問題集」「単語帳」「文法問題 ...
続きを見る
-
-
TOEIC900点を超える勉強法!心構え・必要時間・参考書を紹介
TOEIC900点は,英語学習者にとって大きな目標の1つです。 取得してみると「まだまだ上がある」と感じるものですが,それでも900点台は,多くの職場で英語力を示すわかりやすい実績になります。 一方で ...
続きを見る
月額アプリを使う
個別に教材を集めることに不安を覚える方であれば「オールインワンの月額アプリ」を利用することが考えられます。
多くは月額数千円で,単語帳から模試そしてパート別の攻略法まで,スマホを使ったトレーニングを行うことが可能です。
通勤や通学をしている方はスキマ時間に学習時間を稼ぐ必要があり,まとまった勉強時間が取りづらい方は検討してみてください。
スタディサプリやZ会がおすすめで,利用期間の目安は1日に2時間学習すると3ヶ月なので,予算内に収まります。
それぞれの特徴については以下の記事をお読みください↓
-
-
スタディサプリTOEICコースの魅力!スキマ時間で確かな実績が出る理由
最近ますます世の中が便利になってきて,スマホ1つあればTOEIC対策がいつでもどこでもできてしまう時代になりました。 今回紹介するスタディサプリのTOEIC L&R TEST対策コース(TOEICコー ...
続きを見る
-
-
Z会のAdaptieの評判・口コミは?TOEIC対策の料金と向いている人を解説
Z会のTOEIC対策講座「Adaptie(アダプティ)」が気になっていても,「実際の評判はどうなのか」「自分に合うのか」「料金に見合う内容なのか」が気になる方は多いはずです。 Adaptieは,TOE ...
続きを見る
どちらが向いているか
TOEIC学習が初めての場合,動画が登場する月額アプリの方が使いやすいでしょう。
スマホ操作に慣れていて,音声中心の学習が行いたい方におすすめです。
逆に自宅で腰を落ち着かせて勉強できる方には参考書や問題集を活用するのがよいでしょう。
わからない箇所は生成AIを別窓で開きつつ質問したり,まとめノートを作ったりしてみてください↓
-
-
生成AIを使ったTOEIC学習!何をどのように使えば良い?
生成AI(当記事ではそれを搭載したサービスまで含めます)は大変有益なツールで,一般的になってからわずか数年で,もはやTOEIC学習に欠かせない教材の1つとなりました。 翻訳機能を使ったリーディング対策 ...
続きを見る
予算1万~5万円でTOEIC対策する場合
TOEIC対策に1万~5万円の予算を捻出できる場合,通信講座やスクールの利用がおすすめです。
これらは昔からずっと続いてきた学習形態であり,その効果については,多種多様な教材が利用できるようになった現代であっても決して色あせていません。
基本的には必要な教材がすべてセットになっていて,課題を送り返すことで添削を受けられたり,実力チェックの結果を分析してもらえたりする独自サービスが魅力です。
予算が1万円以下だった時の懸念事項は解消され,どの教材を毎日どれくらいの量やっていけばよいのかが明確になっているため,独学するよりも迷いが少なくなります。
TOEICの通信教育で有名どころと言えば,その最たるものが「アルク」や「ユーキャン」ですが,自分の保有スコアがどれくらいかわかる方は,そこから100点アップを目安にコースを選びましょう↓
-
-
アルクのTOEIC講座の特徴!教材内容と料金設定が良い
英語関連の通信教育といえば有名どころの「アルク」がすぐに浮かびますが,TOEIC対策にも利用することができます。 公式サイトでの販売は2022年12月に終了しましたが,今ではJMAMのオンラインショッ ...
続きを見る
-
-
ユーキャンでTOEIC対策!ミニサイズの模試と単語帳が魅力
「生涯学習のユーキャン」と言えば,誰もが聞いたことがあるであろう通信教育業界の大手ですが,TOEIC対策ができる良質な教材の用意もあります。 寄せられた口コミを見ると,教材開発の段階からアフターサービ ...
続きを見る
前者の場合,例えば私は800点目標のコースを使ったことがありますが,毎日平均して1時間の学習を5ヶ月間続けることになります。
後者は3ヶ月程度の学習期間で4万円弱の料金設定です。
ただし,あまりにスコアが低かったり,逆にもっと上を目指す場合に,対応したコースが存在しないことがあります。
その他,対面による指導を希望する方には「スクール」が候補に挙がり,基本的には高額になりがちですが,「KIRIHARA Online Academy」や「NOVA」のような大手であれば料金は3~5万円程度で済み,後者は全国に教室数が多く出張先でも利用できます↓
-
-
KIRIHARA Online AcademyでTOEIC対策!コスパはどうか
今回は「KIRIHARA Online Academy」を使ってTOEIC対策をする場合について考えていきたいと思います。 本サービスの強みを一言で言ってしまえば,オンライン英会話で有名なワールドトー ...
続きを見る
-
-
NOVAでTOEIC対策!600~800点なら通常のグループ受講もおすすめ
英会話スクールで有名な「NOVA」ですが,TOEIC対策もできてしまうことについては意外と知られていません。 しかし実際は,NOVAの講師に出張レッスンを頼んでTOEICの研修を実施しているような企業 ...
続きを見る
予算5万円以上でTOEIC対策する場合
予算として5万円以上を捻出できる場合,手厚いTOEIC対策を行うことができます。
特に人によるサービスを希望する方はコーチングや高額なスクールを利用してください。
例えば,最近はチョコザップで有名な「RIZAP」においてもTOEIC対策コースが存在し,普段忙しい方でも週2回の通学を2ヶ月間続けることができれば,実に200点以上のスコアアップも夢ではありません↓
-
-
RIZAPでTOEIC対策!コースの特徴と料金について
短期間でしっかり結果を出せる「RIZAP ENGLISH」ですが,個人向けのものとして,英会話用とTOEIC用の2コースが存在し,当記事では,後者にあたる「TOEIC L&Rスコアアップコース」を中心 ...
続きを見る
最近はオンライン受講もできるようになりましたが,できれば通学してRIZAP流の指導を受けるようにしてください。
2ヶ月コースの場合,入会金と合わせて40万円強が必要です。
TOEIC対策でお金をかける優先順位
これまでの経験によって結果は多少変わりますが,TOEIC対策でお金をかける優先順位は以下の通りです↓
- 弱点部分を埋められる教材
- 語彙や文法対策
- 継続しやすい学習環境
- 添削や伴走サービス
1についてですが,そもそもTOEICの模試を一度も解いたことがない方は,模試(自分の実力を知らないこと)が弱点になり得ますし,TOEICの出題形式を知らないという基本知識の欠如も含みます。
また,語彙や文法はどのパートにおいてもスコアアップに貢献する要素で,全体的な底上げが可能です。
長期間学習する場合は学習環境の差が,継続や集中に影響してくるのでこれも無視できません。
予算に余裕があれば,添削や伴走を利用することでタイムパフォーマンスを高くできます。
迷ったときの選び方
- お金はあまりかけられないが時間はある人
→参考書・無料アプリ - 忙しくてスキマ時間中心の対策になる人
→月額アプリ - 独学では続かない人
→通信講座・スクール - 短期間で結果を出したい人
→コーチング
まとめ
以上,利用料金が無料のものから5万円を超えるサービスまで,予算別に考えられるTOEIC対策をまとめてきましたが,何か興味を引かれたものはありましたでしょうか。
要点を簡単にまとめると,予算が1万円以下の場合,参考書や月額アプリをベースに,メリハリをつける目的で海外ドラマや英字新聞を追加利用して楽しむ勉強法がおすすめでした。
予算として1万~5万円を捻出できる場合,通信教育やスクールの利用が考えられ,毎日1~2時間の学習時間で課題をしっかりこなすことができれば,数ヶ月後に100点アップを目指すことも不可能ではありません。
さらに5万円以上出せるとなれば,自分に合わせたカリキュラムで学べる個別指導を利用でき,学びの多いコーチングが受けられます。
とはいえ,どの対策にも向き不向きがあり,一概に高いものが常に正解とは限りません。
大切なのは,自分の予算,現在の実力,試験までの残り時間に合った方法を選ぶことです。
各自が自分の考えに基づいて対策を行い,TOEIC学習を通して自己実現を成し遂げていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。