TOEICまで1ヶ月の勉強法!今の実力を最大化する直前戦略

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす。かつては英語に挫折しかけた私が,L&R 915点,S&W 340点(IIBC AWARD受賞)に至った20余年の軌跡を論理的に分析。100以上の教材を身銭を切って検証した一次情報を生かし,理系研究者ならではの誰もが実践できる最短攻略ルートをご提案します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

TOEICの勉強法は,本番までの残り期間によって,取るべき戦略や使うべき教材が大きく変わります。

当サイトでは残り時間に焦点を当てた期間別の勉強法を紹介していますが,今回扱うのは,本番まで「1ヶ月(約4週間)残っているときの勉強法」についてです。

1ヶ月前というのは,申し込んではみたものの,仕事や用事に追われているうちに,気が付けば迎えてしまいがちな時期といえるでしょう。

TOEICの受験料は決して安くありませんし,貴重な休日を犠牲にしてまで試験を受けにいく以上,少しでも手応えのある状態で本番に臨みたいものです。

そこで当記事では,公開テストまで1ヶ月ある場合に,何を優先し,何を後回しにすべきかを詳しく解説していきます。

TOEICまで1ヶ月の基本方針は「今の実力を出し切る」こと

具体的な勉強法に入る前に,まず押さえておきたい前提があります。

ネットや広告で,

1ヶ月でTOEICスコアを100点以上アップできました!

といった喜びの声を目にすることがありますが,そこで取り上げられている人の多くは,「英語の実力は十分あるのに,TOEICの形式に慣れていなかったため,これまでは実力通りの結果を出せずに終わっていた人」です。

一般的に,英語力そのものに課題がある人がTOEICのスコアを100点上げようと思ったら,独学で400~600時間,効率よく学んでも最低200時間は必要だと言われています↓

オフィスの勉強スペース
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1ヶ月という短期間でこれほどの勉強時間を確保するのは,到底無理な話でしょう。

だからこそ,1ヶ月勉強法の基本方針は,「長い目で見た英語力の底上げは別の機会に回し,TOEIC本番で『今の実力』を100%発揮することに専念する」というものになります。

2ヶ月勉強法3ヶ月勉強法のように,パート別問題集で特定のパートを深掘りしたり,基礎文法から立て直したりする時間はありません。

なお,当記事では「平日1時間・土日2時間(あるいは毎日80分)」ほどを目安に,1ヶ月で約40時間の勉強時間を確保する想定で進めます。

その前提でスコアを最大化する場合,以下の3つに的を絞ります↓

  • TOEICの頻出語を中心に勉強する
  • TOEICの出題傾向とテクニックを学ぶ(総合対策本)
  • 予想問題集(模試)の1回分を徹底的に使い倒す
さんくす
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普段勉強する習慣がない方は「毎日80分」と聞いて驚くかもしれませんが,10分単位のスキマ時間を複数回こなすことで捻出できます。決して長時間連続して机に向かわなければならないわけではありません。

 

 

1ヶ月勉強法における「単語学習」のコツ

TOEICの単語帳の例

TOEICで出題される単語は,中学や高校で習った受験英語とは問われる意味が少々異なります。

ビジネスシーンを想定して作られているため,例えば balance という単語を見たとき,「バランス;平衡」ではなく「残高」という意味がパッと浮かばなければなりません。

そのため,高スコアを目指す場合,こういったTOEIC特有の意味を,TOEIC専用の単語帳を用いて覚える必要があります。

具体的な勉強時間としては,毎日20分程度を単語に充てましょう。

この20分は一度にやろうとせず,「朝の通勤で10分」「夜寝る前に10分」などと分けるのがコツです(朝は頭が冴えており,夜寝る前の学習は記憶に残りやすいと言われています)。

さんくす
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わずか10分ほどで学習を打ち切ることで,「もう少しやりたいな」という気持ちを生じさせ,スキマ時間であっても「少しでも勉強しよう」と思いやすい状態を作る狙いがあります。

これを本番1週間前くらいまで毎日継続し,単語帳をテンポ良く周回します。

1ヶ月で1冊丸ごとを何周もするのは難しいという方は,「自分の目標スコアの範囲(半分程度の量)に限定して2~3周する」「1単語につき最初の1つの意味だけを覚える」などと工夫し,広く浅くではなく,出会う回数を増やして瞬発力を高めることを意識してください。

1ヶ月勉強法でのコツ1:単語学習

  • 毎日20分,スキマ時間を分割して単語に触れる
  • 必ず「TOEIC専用」の単語帳を使用する
  • 終わらない場合は範囲を半分に絞り,1単語1つの意味でテンポ良く周回する

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前半の2週間は「総合対策本」で出題傾向を知る

TOEICの総合対策本の例

1ヶ月でスコアを最大化するために最も重要なのが,TOEIC特有の出題傾向と解法テクニックを知ることです。

TOEICは毎回同じ形式・同じ指示文(Directions)で出題されるため,「設問のどこに着目すべきか」「どういう引っかけがあるか」を事前に知っておくだけで,当日慌てることなく落ち着いて試験に臨むことができます。

ここで初心者がやりがちな失敗が,「いきなり公式問題集(模試)を解き始めること」です。

もちろん後で模試は解きますが,その前にやるべき本があります。

それが,全パートの傾向と対策が1冊にまとまった「総合対策本(攻略本)」です。

例えば,リスニングの指示文が流れている間に次の設問を「先読み」しておくテクニックなどは,公式問題集の解説には書かれていません。

先人たちが整理してきたTOEIC攻略のセオリー(裏技めいたものも含む)を,対策本を通して先に吸収しておくことが,いきなり模試を解く前には必要です。

確かに,総合対策本で学べる知識は「広く浅い」ため,万全の対策とは言えません。

しかし,1つ1つのパートを詳しく対策する「パート別問題集」を複数こなすには,1ヶ月では明らかに時間が足りません。

そこは割り切って,全体像をスピーディーに把握することに努めましょう。

目安として,最初の2週間でこの「出題傾向の把握(総合対策本)」を終わらせるのが理想のペースです。

1ヶ月勉強法でのコツ2:出題傾向の把握

  • 最初の2週間で,全パートの解法を「広く浅く」学ぶ
  • パート別問題集は避け,1冊で完結する「総合対策本」を使う
  • いきなり模試を解くのではなく,まずは解法テクニックをインプットする

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後半の2週間は「模試1回分」を3回解き直す

TOEIC模試の例

出題傾向を知る勉強が「素振り」だとすれば,本章で解説する模試演習は「紅白戦」のようなものです。

総合対策本で問題をどう解いていくか理解したら,後半の2週間は,本番さながらの予想問題集(フルサイズの模試)を使って定着させます

ここで重要なのは,時間がないからといって複数の模試に手を出さないこと。模試は「1回分(200問)だけ」に留め,それを何度も再利用するということです。

具体的には,以下の「1回分を3回解く」メソッドを実行します。

1回目:3週目の頭に「時間測定」で解く

まず3週目の頭に,2時間きっちり測って最初から最後まで通して解きます。

休憩を入れたり,問題用紙に書き込んだりするのは厳禁です。

本番とまったく同じ環境で行いましょう。

フルサイズの模試を解き終えると,「TOEICの時間は全然足りない」「Part 7が想像以上にヘビーだ」という厳しい現実を身をもって知ることになります。

この危機感をラストスパートの原動力にします。

なお,1回目は丸付けだけを行い,解説は一切読みません

 

2回目:時間無制限で「小分けに」解き直す

1回目の模試を終えた後,本番数日前までかけて,総合対策本の解説を復習しながら,模試をパートごとに時間を測らずに解き直します。

例えば,「総合対策本のPart 1を読み直す → 模試のPart 1をじっくり解き直す → 模試の解説をしっかり読んで復習する」という手順です。

これをPart 7まで数日かけて丁寧に進めます。

2回目の目的は,インプットした解法を定着させ,「どこを捨て問にするか」の判断基準を作ることです。

 

3回目:試験前日に「シミュレーション」として解く

そして試験本番の前日には,同じ模試を再度「2時間測って」通して解き直します。

答えを覚えてしまっていても構いません。

あえて本番と同じ手順を踏み,「このスピード感で進めればいいんだな」というタイムマネジメントの感覚を体に覚えさせます。

1ヶ月勉強法でのコツ3:模試演習

  • 後半の2週間は,新しい模試に手を出さず「1回分」を徹底的に使い倒す
  • 1回目(3週目頭):2時間測って解き,丸付けのみ行う(危機感を持つ)
  • 2回目(その後の数日):時間無制限でパートごとに解き直し,解説を熟読する
  • 3回目(試験前日):再度2時間測って解き,本番のペースを体感する

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まとめ

以上が,TOEICまで残り1ヶ月のときにおすすめの勉強法となります。

当記事で紹介した「約40時間」の学習スケジュールをまとめると以下の通りです↓

1ヶ月(約4週間)のスケジュール案

【1〜2週目:インプット期】
単語学習(毎日20分) + 総合対策本で全パートの解法を広く浅く学ぶ

【3週目の頭:実力試し】
模試の1回目(2時間測って通しで解く。解説は読まない)

【3週目〜前日まで:アウトプット期】
単語学習 + 模試の2回目(総合対策本と並行しながら,パートごとに小分けにして時間無制限で解き,解説を熟読する)

【試験前日:総仕上げ】
模試の3回目(2時間測って通しで解く。本番のシミュレーション)

1ヶ月間で40時間という勉強時間を確保するのは大変かもしれませんが,1回の勉強時間は短くても「回数」で補うことは可能です。

「単語学習+傾向把握 → 模試の3回解き」という明確な流れで学ぶことで,むやみやたらに新しい問題集に手を出すよりも,確実に今の実力を本番で100%発揮できるようになります。

なお,1ヶ月という超短期決戦において,「本屋に行って参考書を探す時間」や「ネット通販で届くのを待つ数日間」すら致命的なタイムロスになります。

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私自身も活用してきたサービスで,1ヶ月のような短期決戦とは特に相性が良いと感じます。

もっと時間が取れない方は,直前の解法テクニックに絞ったTOEICの2週間勉強法や,TOEICの1週間勉強法も参考にしてください。

今からでも決して遅くはありません。

ぜひ今回紹介した勉強法を参考に,TOEICまでの残りの日々を充実させましょう。

最後までお読みいただき,ありがとうございました。

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