TOEICの勉強法は,本番までの残り期間によって,重視すべき内容が大きく変わってきます。
当サイトでは残り時間に焦点を当てた期間別の勉強法を紹介していますが,今回扱うのは,本番まで「3ヶ月残っているときの勉強法」です。
残り2ヶ月の場合は,より優先順位を絞った学習が必要になります。
詳しくは以下の記事をご覧ください↓
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そもそも,TOEICで高スコアを取るためには,
- 英語の基礎力そのものを高めること
- その実力を本番形式の中でしっかり発揮すること
の2つが欠かせません。
残り1ヶ月~2ヶ月の短期対策では,どうしても試験形式への適応や,伸びやすい分野を優先した学習が中心になりやすくなります。
しかし,3ヶ月(約90日)あれば,短期対策では後回しになりがちな基礎英文法の立て直しまで計画に組み込めます。
さらに,単語・パート別対策・模試を並行しながら進められるため,スコアに直結する対策と土台作りのバランスを取りやすいのが,3ヶ月勉強法の大きな強みです。
その一方で,3ヶ月は思った以上に長く,2ヶ月目あたりで気が緩みやすい期間でもあります。
途中で失速しないよう,模試を節目として活用しながら,日々の学習ペースを保つことが重要です。
当記事では,3ヶ月という期間を無駄にせず,着実にスコアアップへつなげるための考え方と進め方を整理していきます。
TOEIC対策に3ヶ月かける際の基本方針

3ヶ月という時間を使ってTOEIC対策を行う際の強みは,以下の4本柱をバランスよく並行しやすいことにあります↓
- 単語学習(反復で瞬発力を鍛える)
- パート別対策(全パートを視野に入れて深く学ぶ)
- 英文法学習(3ヶ月だからこそ組み込める)
- 模試演習(定期的な実力測定と中だるみ防止)
1ヶ月勉強法では総合対策本で傾向をつかむのが中心になりやすく,2ヶ月勉強法では主要パートを優先する必要があります。
それに対して3ヶ月勉強法では,苦手パートを放置せずに対策しやすく,さらに基礎英文法の立て直しまで進められます。
文法力が伸びると,Part 5で正解しやすくなるだけでなく,英文の構造を速く正確に捉えられるようになるため,リーディング全体の処理速度や,リスニングの理解力にも良い影響が出やすくなります。
もちろん,半年以上かけて対策できるなら,TOEICの範囲を超えた英語にも触れられるでしょう。
ただし,あまり広げすぎると,TOEICスコアに直結しない学習まで増えてしまい,効率が落ちることもあります。
そう考えると,基礎固めとTOEIC特化の対策を両立しやすいのが3ヶ月です。
3ヶ月勉強法における「単語学習」

3ヶ月あっても,単語帳はTOEIC専用のものを使うようにしましょう。
大学受験用の単語帳や高校までの教科書内容の復習だけでは,TOEICで頻出の語彙や使われ方に十分対応しきれません。
現在の英語力によって覚えるべき単語数は変わりますが,最初の目安としては,目標スコアと同程度の語数を重点的に覚える意識を持つと進めやすいです。
例えば,600点が目標なら600語前後,800点が目標なら800語前後をひとまずの目安にするとよいでしょう。
もちろん,1回や2回見ただけで身に付くはずはありません。
TOEICでは,時間をかけて思い出すレベルではなく,音や綴りに触れた瞬間に意味が浮かぶ状態が求められます。
そのため,最初の2ヶ月は単語学習を毎日継続し,1冊の単語帳を最低でも5周は反復するつもりで進めてください。
おすすめなのは,1日15~20分という短い時間で,100語以上をテンポ良く確認していくやり方です。
1単語につき意味を1つだけ押さえるなど,完璧主義になりすぎず,出会う回数を増やす方向で進めるのがコツです。
また,TOEICのリスニングでは文字が見えないため,意味だけでなく発音も必ずセットで確認しておきましょう。
pave(舗装する)や curb(縁石)のような頻出語だけでなく,calendar や battery のようにカタカナ語との発音差がある語も要注意です。
3ヶ月勉強法でのコツ1:単語学習
- 最初の2ヶ月は毎日単語学習を行う
- 1日15~20分で100語以上をテンポ良く確認する
- 目標スコアと同程度の語数を目安にし,最低5周は繰り返す
- 意味だけでなく発音も必ず確認する
3ヶ月勉強法における「パート別対策」

次に,パート別対策です。
1ヶ月などの短期対策では,全パートの傾向や解き方が1冊にまとまった「総合対策本」で広く全体像をつかむやり方が有効でした。
しかし,3ヶ月ある場合に同じやり方をすると,早い段階で読み終わってしまい,浅い学習で終わってしまう可能性があります。
そのため,3ヶ月勉強法では,特定のパートに特化した問題集を複数冊使って,弱点を深掘りする方が効果的です。
2ヶ月勉強法では主要パートを優先しがちですが,3ヶ月あれば,Part 3・4やPart 7のような重いパートにもじっくり取り組みやすくなります。
とはいえ,すべてのパートを同じ比重で扱う必要はありません。
苦手を放置しないことは大切ですが,得点源になりやすいパートをあくまで軸にしつつ,全体を視野に入れて学ぶのが現実的です。
問題集は,「Part 1・2」「Part 3・4」「Part 5・6」「Part 7」など,ある程度のまとまりで分かれているものを選ぶと使いやすいでしょう。
勉強する際は,前半にリスニングの問題集を使ったら,後半はリーディングの問題集に切り替えるなど,聴く・読むのバランスを取りながら進めるのがコツです。
また,解きっぱなしにせず,間違えた問題について「なぜ間違えたのか」「どこで判断を誤ったのか」を確認して,解き方まで含めて修正していきましょう。
3ヶ月勉強法でのコツ2:パート別対策
- 最初の2ヶ月はパート別対策を継続して行う
- 総合対策本よりも,パート別問題集で深く学ぶ
- 主要パートを軸にしつつ,全パートを視野に入れて弱点補強する
- リスニングとリーディングを偏らせずに進める
3ヶ月あるなら組み込みたい「基礎英文法対策」

他の期間の勉強法とのいちばん大きな違いが,この基礎英文法を計画に入れられることです。
1〜2ヶ月の対策では,どうしてもPart 5の頻出問題を解けるようにすることが優先されやすく,文法を根本から学び直す余裕はあまりありません。
しかし,3ヶ月あれば,品詞の役割,動詞の時制,接続詞と前置詞の違い,準動詞の基本など,TOEICで狙われやすい土台を改めて整理できます。
ただし,学生時代に使った分厚い総合文法書を一から読み直す必要はありません。
大学受験向けの発展項目まで広げるより,TOEIC対策用の文法書を1冊用意して,頻出分野を確実に固める方が効率的です。
日々の進め方としては,単語やパート別対策の後に,1日の締めくくりとして20分前後を文法に充てる形が続けやすいでしょう。
文法だけに偏るのではなく,毎日少しずつ積み上げることで,3ヶ月後には大きな差になります。
3ヶ月勉強法でのコツ3:英文法対策
- 英文法は毎日の学習の最後に20分前後行う
- 受験用ではなく,TOEIC向けの文法書を使う
- Part 5対策だけでなく,読解・リスニングの土台づくりとして考える
3ヶ月勉強法における「模試というペースメーカー」

短期対策における模試は,直前のリハーサルとして使う色合いが強くなります。
それに対して3ヶ月勉強法では,模試は現在地を知り,中だるみを防ぐためのペースメーカーとしても重要です。
TOEICは2時間ぶっ通しで200問を解く試験なので,実力だけでなく集中力やスタミナも求められます。
1ヶ月目の模試では,思うように点が取れず,かなり疲れるかもしれません。
しかし,2ヶ月目,3ヶ月目と続けて解いていくことで,自分の成長や弱点の変化が見えやすくなり,学習のペースを保ちやすくなります。
模試を使うタイミングの目安は,次の通りです↓
- 1ヶ月目: 学習開始から早めの段階で1回解き,現在地と弱点を把握する
- 2ヶ月目: 中盤で1回解き,ここまでの成果と課題を確認する
- 3ヶ月目: 実戦演習の期間として,2回以上解いて復習を深める
- 試験2〜3日前: これまで使った模試や復習ノートを見直し,時間配分を再確認する
大切なのは,模試を「解いて終わり」にしないことです。
間違えた問題について,語彙不足なのか,文法知識なのか,先読み不足なのか,時間配分の失敗なのかを振り返り,原因まで言語化しましょう。
特に最後の1ヶ月は,模試の復習と弱点補強に重心を移していくことで,学習の精度がぐっと上がります。
3ヶ月勉強法でのコツ4:模試演習
- 模試は1〜2ヶ月目に1回ずつ,3ヶ月目に2回以上行う
- 模試は実力測定だけでなく,中だるみ防止のペースメーカーとして使う
- 解説まで読み込み,間違えた原因を確認する
- 試験直前は新しい負荷を増やしすぎず,復習中心で整える
まとめ

以上が,TOEICまで残り3ヶ月あるときにおすすめの勉強法です。
1日平均2時間の勉強時間を確保できると仮定した場合,学習のイメージは次のようになります↓
2時間の学習時間の内訳(スケジュール案)
【1〜2ヶ月目の通常日】
単語学習(20分)+パート別対策(60〜80分)+英文法(20分)+復習(10〜20分)
【1〜2ヶ月目の模試日】
模試を本番通りに1回分解く(120分)
【3ヶ月目の通常日】
模試の復習や弱点補強(60〜80分)+単語の総点検(10〜20分)+英文法または苦手分野の確認(20〜30分)
【3ヶ月目の模試日】
2時間測って模試を解き,翌日以降に復習を行う
【試験2〜3日前〜前日】
復習ノート,頻出語,時間配分の確認を中心に行い,新しいことには手を広げすぎない
普段はスキマ時間も活用しながら学習時間を積み重ねていけば十分ですが,模試を解く日は,本番と同じように連続した2時間を確保してください。
また,3ヶ月目に入ったら,単語や基礎文法を完全に切るのではなく,維持と確認の時間を少しでも残しておくのがおすすめです。
最後に,3ヶ月勉強法ではやる気の管理も重要になります。
3ヶ月という期間は,短すぎず長すぎずで取り組みやすい反面,「まだ時間がある」と油断しやすい長さでもあります。
最初の1ヶ月が順調でも,2ヶ月目に失速してしまう人は少なくありません。
途中で挫折しないためにも,模試で現在地を確認したり,問題集を1冊終えたタイミングで小さなご褒美を用意したりして,学習を続けやすい形にしておきましょう。
もし本番までの残り期間がもっと短い場合は,以下の記事も参考にしてください↓
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この3ヶ月をうまく使えれば,短期対策では手が届きにくい基礎固めまで進めながら,TOEIC特有の形式にも十分対応しやすくなります。
日々の積み重ねを,確かなスコアアップにつなげていきましょう。
最後までお読みいただき,ありがとうございました。