TOEICの公式問題集はなかなかに高価ですし,こういった模試は,手に入れて解いただけでは不十分で,復習までしっかりやって初めて効果が出るものです。
しかし「2時間」という長い時間を集中しきってからの復習作業というのは思いのほか困難で,丸付けまでは楽しくできても,間違えた問題の解説をちょっと読んだら終わりにしてしまってはいないでしょうか。
問題の英文に目もくれず,ただ解説の日本語だけを読むだけが復習となってしまうようでは,どんな評判の良い模試といえども宝の持ち腐れです。
そこで今回は,TOEICの公式問題集と同じ内容でありながらも色々な工夫が満載で,復習まで気楽に取り組めてしまう「実戦問題集」を紹介してみたいと思います。
実戦問題集がお得な模試である理由
実戦問題集は,スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースでのみ利用できる学習コンテンツです(写真には「実戦問題集NEXT」というものもありますが,通常のものと変わりありません)。
全部で20冊の模試が用意されていますが,1冊につき1回分の模試が収録されているので,これは公式問題集の10冊分に相当します。
内容はすべて最新の形式に対応していて,スタディサプリENGLISHの会員になれば月額2,980円(以降すべて税抜表示)で使い放題です。
もし仮に2日で1冊ほど演習するとしたら,15回分の模試がこの値段で体験できてしまうことになるので,コスパ的に大変お得だと言えるでしょう。
とはいえ,真の意味で模試として使おうと思ったら,テキストの購入が必須です。
現在,NEXTを除く10冊が売られていて,1冊あたり1,200円となります。
「TOEICの模試までに1回は本番と同じ形式で解いてみたい」と思っている方は,1冊から送料無料で購入できるので,これもまたお得な模試だと言えるかもしれません。
本屋さんに行っても2~3回分がセットになっているものがほとんどで,1回分だけの模試というのはおそらく見つけられないでしょう(総合対策本の付録になっているいるものはありますが,値段的には割高です)。
実戦問題集の購入方法は簡単で,学習コンテンツの一覧に出ている「テキスト販売へ」のボタンを押すと注文できます↓↓
なお,この際,スタディサプリENGLISHの会員であることが必要です。
無料会員でもOKですが,新規の方は1週間無料で全コンテンツが使えるようになるので,有料会員を体験してみることをおすすめします↓↓
実戦問題集の学習コンテンツが最強な理由
10回分の模試として使える
テキストを購入することで,本番と同じ形式の模試として使うことができます。
大型本と比べると,持ち運びできるようになっている分,本体やマークシートは多少小さくなりますが,解くのに不自由さを感じるほどではありません。
模試としてはテキストが利用できる10冊分となりますが,問題数にして2,000問です。
この「回数を多く解けること」は,実戦問題集が最強足る理由になりうるでしょう。
ちなみに音声については,専用サイトからのダウンロードとなります。
今の時代にCDは不要という方も多く,スマホやPCで音源を再生しつつ問題集を解くことになるので無駄がありません。
なお,1つ音声で心配なのは,時間通りに再生されることですが,最初から最後までを全選択して流せば,最初の問題指示(Directions)含めて練習できます↓↓
欲を言えば,「Go on to the next page」の指示や「This is the end of Listening test」のアナウンスまで入れてほしかったです。
なお,本書でも公式問題集と同様,予想スコアが計算できます。
100点くらいの幅をもってレンジで出てくることになりますが,本番直前に解いた結果の中央値と実際のスコアがほぼ同じだったのも,問題の難易度が適切であることを物語るエピソードです(予想が830~960点で実際は885点)。
アプリでしっかり復習できる
とはいえ,実戦問題集が最強の模試と呼べる最大の理由は,テキストに加え,アプリに存在する数々のトレーニングを用いて復習できるところで間違いありません。
テキストならではの解説が利用できたりもしますが,怠けがちな私からすると,アプリで強制的に復習させられるところが性に合っています。
ここでは実際行うことになる復習方法をみていきましょう!
まずは解説を読みますが,こちらはテキストの方が詳しいところがあり,例えば話者の国籍が示されていたり,間違い分析に利用できるヒントなどが挙げられるでしょうか↓↓
リスニングではカナダやアメリカの他に,オーストラリアやイギリスの英語が流れます。
また,解答横には「イディオムは一瞬で解く・空所の前後から品詞を見抜く」などの攻略のコツめいたものが書かれていて,これらはパーフェクト講義の方で語られていた内容です。
よく「模試を分析して弱点をあぶり出せ」などと言われますが,その弱点というのは,こういったコツのことを指しています。
ちなみに,間違えた問題が正答率の低い問題であれば,アプリに講義動画が用意されているかもしれません。
英文の意味がわかった状態でいよいよ本格的なトレーニングが開始となりますが,リスニングパートの復習では一般的に,ディクテーションとシャドーイングが効果的です。
テキストだけで学習する場合は,紙と鉛筆の用意が必要であったり,音源を再生しては戻すといった地道な作業が必要で,シャドーイングに至っては,自分の声を録音するレコーダーも必要になるでしょう。
これらの作業は面倒くさい上,外出時にこういった大がかりな復習は行えないので,多くの人はここで断念してしまいます。
ですが,実戦問題集のアプリでは煩わしい一切の作業が簡略化されているので,大変楽にトレーニングできるのが最強たるゆえんです↓↓
例えば真ん中のディクテーションではアルファベットを下の候補の中から選ぶだけですし,ヒントを利用したり音声速度まで変えられます。
右のシャドーイングのトレーニングは,イヤホンをしながら行うことで自分の声だけを録音しますが,字幕のON/OFFを切り替えて練習できるので,よりTOEIC初心者の方であったも挑戦可能です。
パート5以降のリーディングセクションでは,逆にテキストの見通しの良さが際立ちます。
とはいえ,アプリの方にもこれまた講義動画があったり,語彙のチェックテストや音読に役立つトレーニングがあるので,併用するのがベストです↓↓
単語をテキストの語注で確認するとわかった気になるものですが,いざそれまでの十数語を一気に聞かれるとできなかったりしますし,リーディングパートで音読するときに備えて,1文ごとに即座に音声が聴けるところは大変にありがたい機能でしょう。
文構造に沿ったまとまりごとにできるだけ早く音読することで,そのままの語順でかつ速読ができるようになることが知られていますが,それをアプリ上で行う「スピード音読」というトレーニングもおすすめです。
リスニングのところでも先に触れませんでしたが,復習といえども制限時間が設けられているため,緊張感を持って練習できるところも学習効果を高めるための工夫だと言えるでしょう。
まとめ
以上,スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースから「実戦問題集」が最強の模試である理由について,いくつかの面から考察してきましたがいかがだったでしょうか。
今回紹介した内容をまとめると,
- 一定料金で使い放題
- テキストは1回分から購入可能
- 模試として使う場合テキスト必須
- 音声はmp3なので値段も安め
- 問題の難易度も適切
- アプリならではのトレーニングが最高
- 緊張感をもって復習できる
となります。
たとえ正解できた問題であっても,同じ問題を多様な復習トレーニングで様々な角度から復習することで総合的なスコアアップに繋がりますし,学習記録も残るのでズルができません。
講義動画も,あるのとないのではやりやすさに雲泥の差があります。
特に一人で勉強していて集中力が切れやすい方やTOEIC初心者の方に,本アプリを是非とも使っていただきたいですね。
料金については,テキストまで購入することを考えると,公式以外にも各社からリーズナブルな問題集が出ているので,決して実戦問題集が最安とは言えませんが,それでもアプリにある各種トレーニングをテキストと併用したときの学習密度は大変充実しています。
こちらも通信教材などに比べれば添削がなかったり,対面レッスンとは強制力の面で劣りますが,料金と教材の質のバランスに注目して総合的にみれば,やはり実戦問題集がTOEIC模試の中では最強でしょう。
面倒な復習を,移動時のちょっとした空き時間を利用してコツコツできるようにしたという工夫は,今の時代に合った勉強体験を提供してくれています。
最新のICT技術を使った,これまでにないTOEIC対策を是非体験してみてください!
なお,以下のキャンペーンを利用すれば長期間の利用がよりお得になります。
他の学習コンテンツも魅力的ですので,興味を持たれた方は是非スタディサプリENGLISHで学んでみてはいかがでしょう↓↓