TOEIC S&W公式ガイドのレビュー!採点基準を理解しよう!

今回は,国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)から出版されている,「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド新装版」についてレビューしていきたいと思います。

TOEIC S&Wテストの全体像が把握できる公式発のガイドブックですので,受験される方は是非手に入れておきましょう!

なお,公式からはもう1冊,「テストの解説と練習問題」という書籍が出ていますが,そちらはとにかく模試を回数解きたい場合に向いていて,本書は採点基準についてより詳しく理解する目的で使い分けることができます。

前者については以下でレビューしているので,興味がある方はご覧ください↓↓

S&Wの公式ガイドについて

スピーキングとライティングは,リスニングとリーディングに比べて能動的な能力であり,英語を職場だけでなく日常生活で利用している方の能力を測るためにと,TOEIC S&Wテストは開発されました。

そのため,本番のテストにおいては,実際に話す英語やコミュニケーションスキルが評価されます。

TOEICテストの種類について語った記事で触れましたが,このテストはiBT(internet-based test)というシステムにより,PCとヘッドセットを使って解答するのが特徴です↓↓

そんなS&Wテストの対策ができる数少ない参考書の一つとして,2006年11月に「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド」が初めて出版されたわけですが,その内容を一部改訂し,2010年の11月に新装版が刊行されました

なお,両者の間で,掲載されているサンプル問題や練習テストの内容に変更は全くありませんので,どちらも変わらずお使いいただけます。

公式ガイドの特徴として,スタジオ録音の音源だけでなく,実際の受験者による妙に生々しい音源までが全3枚のCDにたっぷり収録されていることが挙げられますが,冊子のページ数も300ページ以上あって充実しています。

その関係で,定価は3,000円近くなっておりちょいとお高め。

また,見やすさを重視したためか本自体は大きく重いので,腰を落ち着けて勉強する環境が必要です。

TOEIC開発元のETSが問題を制作しているので,難易度は実際のテストに近く,後で内容は詳しく述べますが,まず解答例で採点方式について理解し,その後2回分の練習テストで本番形式に慣れる使い方ができます。

信頼性も高いです。

対象者のレベルですが,TOEIC L&Rで500点以上取れる方であれば誰にでもおすすめできます。

本書の構成としては,試験の特徴についての簡単な説明があった後,大きく分けて3章構成です↓↓

公式ガイドのもくじ

第1章では,スピーキングテストのサンプル問題を扱い,問題内容別に詳しく学びます。

続く第2章ではライティングのものを題材にして,同じく理解を深めましょう。

そして最後の第3章において,いよいよスピーキングとライティング両者の練習テストを解いていくことになります。

それではこれから,各章ごとにもう少し詳しく内容を見ていくことにしましょう!

 

第1章:スピーキングテストサンプル問題

スピーキングテストのサンプル問題

第1章で扱うのはTOEICのスピーキングテストで全11問からなりますが,問題のタイプとしては大きく6つに分けられます。

そしてその1つ1つに対し,以下の順番で説明が加えられていくという構成です。

  • 問題の概要
  • アドバイス
  • 問題形式
  • 採点ポイント
  • 問題例(AとBの2つ)
  • 採点スケール別,解答例と講評

ここでは6つの問題タイプのうち「写真描写問題」を例にして,どのような順で学んでいくのか詳しく見ていきましょう!

まず問題の概要ですが,設問数や解答時間に加え,課題内容・解答のポイント,そして高スコアを取る秘訣が箇条書きにされています(画像左)↓↓

写真描写問題の概要とアドバイス

右ページにはアドバイスが載っていて,実際のテスト中における注意点と家で対策するときの勉強法についての記述を確認することができました。

ページをめくって,今度は問題形式と採点のポイントをみてみましょう↓↓

スピーキングテストの問題形式と採点ポイント

付属のCDをかけて実際の音声を確認しますが,本番のPCに表示される文面やその対訳が載っているところが親切です。

また,右の採点ポイントでは,どういう基準に則って採点が行われるのか知ることができました。

TOEIC S&Wの開発元が公表しているわけですから,こういった情報について学べる点は本書の大きな魅力です。

もちろんこの基準だけではやや抽象的過ぎて,十分だとは言えません。

そこで,この後3ページにわたって続く問題例と8つもの解答例の出番です。

8人の解答と点数を分析しながら,「こういうしゃべり方をすると満点がもらえるのか」と参考にできたり,または「こんなしゃべり方でも2点はもらえるんだ」などと自信に変えることもできます。

この音源は実際の受験者のものですので,音質もリアルです。

途中で制限時間が来て,ブチっと終わっている人も多数います(笑)

いずれにせよ,実際の受験者の人となりも垣間見え,英語学習の意欲も高まること間違いなしです↓↓

スピーキングテストの解答・講評例

解答・講評例の合間には「まとめ」といった形で心得のようなものが要約されています。

明確な目標を提示してもらえるので,大変対策が立てやすくなるのではないでしょうか↓↓

スピーキングテストでの心得

 

第2章:ライティングテストサンプル問題

ライティングテストのサンプル問題

第2章ではライティングテストの問題を題材に学びます。

学ぶ手順も,順番が入れ替わっているものもありますがほとんど第1章のものと同じです。

ライティングテストの問題タイプは全部で3つ(設問数は8問)と少なくなりますが,その分,問題例の紹介が多めとなりバランスを取っています。

ここでも写真描写問題を例に紹介していきましょう!

問題の概要と形式についてはこんな感じです↓↓

ライティングテストの概要と問題形式

「非常に長い文や複雑な文を書いても加点されない」,「スペルミスなどは評価に影響しない」といった但し書きはとても役立つ情報ですね。

この本を通して実際の問題形式について知っておかなかったら,一体テストではどうなってしまうのでしょうか。

アドバイスはより具体的で実践的なものになり,「どうすればよい評価になるのか」,「どういった対策をすれば本番にうまくつながるのか」がわかります。

もちろん採点ポイントも明確です↓↓

ライティングテストのアドバイスと採点ポイント

問題例はこちらはAとなっていますが,これがFまであり,また,Aだけでも実際の解答例が採点スケール3が8人分,スケール2が3人,スケール1の例が2つありますので,良い答案も悪い答案からも多くのヒントを得ることができます↓↓

ライティングテストの解答・講評例

なお第2章では,特にCDで音声を確認するところはありません。

 

第3章:練習テスト

練習テスト

第3章はCDを用いながら,実際のTOEICの予行練習を行う章となります。

CDの収録時間を見てもらうと,準備時間(無音の時間帯)も収録されていますので,こちらでそういった時間を計測する必要はありません↓↓

ただし,音読問題などでは,自分の解答を録音する作業が必要になります。

ノンストップで練習テストが流れるので集中して問題を解くことができますし,その後の解答例の音源であったり,解答解説ページで和訳チェックのページを使って,しっかりと解説を読むことができます↓↓

練習テストの答え

ETSが作成した模範解答例ということで,できるだけ多くを吸収してさらに上を目指しましょう!

 

まとめ

S&W公式ガイドの表紙

以上,「TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイド新装版」のレビューでした。

本書を通してさまざまな勉強法について知ることで,TOEICに限らず,英語をうまく話したり書けるようになるための正しい方法を知ることができます

スピーキング1つとってみても,アナウンサーの話す英語を意識的に多く聞くようになったり,英字新聞から短い英文を選び出しては何度も音読するだとか,自分の英語を録音し,ネイティブが話す英語とどこが異なるのかチェックする習慣が付きました。

是非ともS&Wテストの準備段階においては本書を使って学習し,そのまま本番に挑むもよし,先述した公式の模試に挑戦していただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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