【2022年度】TOEICの日程と料金のまとめ

TOEICとは「Test of English for International Communication(国際コミュニケーション英語能力テスト)」の略語で,英語を母語としない人を対象とした,オフィスや日常生活における英語でのコミュニケーション能力を測るためのテストです。

ビジネスの世界で注目されがちですが,日常的な英会話がどのくらいできるのかを知るためにも利用できることは忘れないでおきましょう。

もちろん,ビジネス界や教育機関からの信頼度が最も高い,英語の実力測定テストの1つとなっています。

なお,世界規模でみると160ヶ国で数百万人が受験しており,日本だけでも200万人以上が利用していました(2021年度)。

今回は,そんなTOEICテストの種類や実施日程,料金についてまとめていきましょう!

TOEICの種類について

TOEICのL&RのしおりとS&Wのパンフレット

TOEICテストは種類別に細かく分けると,全部で5つあります↓

  1. TOEIC Listening & Reading Test(L&Rテスト)
  2. TOEIC Speaking & Writing Tests(S&Wテスト)
  3. TOEIC Speaking Test
  4. TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
  5. TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests

ところで,4と5のTOEIC Bridge Testsは英語の初学者向けのもので,英検などと比べるとマイナーです(2021年度は年間14万人程度が利用)し,3のTOEIC Speaking Testは2の一部であることを考慮すると,実質1と2がメインだと考えてよいでしょう。

以下では,これらテストについてまとめてみようと思います。

TOEIC L&Rテスト

L&Rテストの時間配分

TOEIC L&Rテストは,Listening(聴く)とReading(読む)能力を測定するものです。

基本的に企業や大学で評価されるのはこのテストで,「TOEIC600点」とか「990点満点」とか言った場合は,L&Rテストのスコアのことを指します。

受験する目的ですが,キャリアアップや海外赴任する際の実力証明に加え,就活でのアピールや大学でのクラス分け,卒業要件や単位認定などに利用するためです↓

優,良,平均の評価チェックボックス
日本人のTOEIC平均スコアと目標点のまとめ

TOEIC L&Rテスト(以下TOEIC)ですが,「新形式」と呼ばれるようになってから,だいぶ難しくなりました。 新形式が導入されたのは2016年の5月29日(第210回公開テスト)からですが,それ以 ...

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もちろん純粋に英語力を測定するために受験する方もいます。

テスト形式ですが,リスニングが最初の45分間で100問あり,続けてリーディングが75分間で100問出題され,2時間で200問を解くという過酷な試験です↓

制限時間を測る砂時計
TOEICの時間配分や解く順番をどう考えるべきか

TOEICでスコアに影響を与えるのは,純粋な英語力だけではありません。 各パートの解き方のコツを知っていたり,毎日,各パートの問題を数題解くようにするだけでも結果は大きく変わってきます。 もちろん,今 ...

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解答はすべてマークシートに記入し,記述式の問題はありません。

なお,スコアは10点から990点までの5点刻みで採点されてきますが,1問=5点などと決まっているわけではなく,実際,数問間違えても990点満点が取れることについては,意外と知らない方も多いのではないでしょうか↓

試験を受ける受験者
TOEICでは何問ミスまでOK?目安は

TOEICは,英語学習に終わりがないという理由から,完璧をイメージさせる1000点ではなく,990点満点として計算されます。 ですが,そのせいでしょうか。 200個もある問題全てに正解しなくても,99 ...

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テストでは勘であってもすべてにマークするように指示がありますが,たとえ何も記入しなくても0点とはなりません。

ちなみに,最高得点が1000点になっていないのは「英語学習に終わり(満点;パーフェクト)がないから」という,開発国であるアメリカらしい理由から来ています。

数年ごとにテスト内容は見直され,パートの数が変わってしまうほどの大きな変更は見られませんが,最近だと2016年に新形式へと変わり,話者の国籍が多様化し訛りのある英語が登場したり,問題数や問題内容が微妙に変化し,旧形式よりも明らかに難しくなりました。

スコアに有効期限はありませんが,昔のスコアと今のスコアとでは同じ点数でもその価値は違います(確かに相対的なものなのですが,簡単な問題と難しい問題のどちらを得意とするかは人によって異なるため)。

なお,就職の際に用いるのであれば,直近のスコアを提出させられるところもあるので,細かい条件に注意しましょう。

 

TOEIC S&Wテスト

S&Wの制限時間について

次にS&Wテストについてですが,こちらで測定される技能としては,名前からも分かるように,スピーキング能力とライティング能力となります。

試験は,ビジネスシーンにおける円滑なコミュニケーション能力を調べる目的で行われ,1人の採点に複数の採点官が関わることが特徴的です。

スピーキングが20分で11問,ライティング分野は60分で8問を解くテストとなっており,TOEIC Speaking Testは前者のみで試験終了となります。

試験会場ではパソコンとヘッドセットを使用して受験するところもユニークでしょう↓

TOEIC S&Wの受験風景

このことが意味するのは「試験ではコンピューターを相手にする」ということであり,スピーキングでは声を録音されますし,ライティングではキーボードをタイピングして解答することになります。

その後,受験者の解答はアメリカにある本社へと送られ,平均して10人もの採点官に評価されることになるのですが,1枚の答案を1問ごとに別の採点官が採点し,その際,受験生の名前や性別,さらにはそれまでの答案の出来映えといった,採点判断に影響を与えうる要因は極力排除されるという徹底ぶりです。

採点官の方も採点日には試験を受けさせられ,正常な判断ができるかどうかをチェックされます↓

テストセンター
TOEICのS&Wテストの前日と当日の様子

今回は,TOEIC S&Wテストの前日における準備から当日の様子まで,実際の体験談をもとに注意点を述べていきたいと思います。 L&Rテストと比べると,会場や人数の点で小規模な受験になるという違いがあり ...

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どちらのテストも0点から200点のスコアで採点されますが,L&Rと異なりS&Wは10点刻みです。

なんとも手間がかかりそうなS&Wテストですが,後述するように,料金は高めとなっています。

 

TOEIC Bridgeテスト

先ほどマイナーなテストなどと言ってしまいましたが,TOEIC Bridgeテストも通常のTOEICと同様,L&RとS&Wがあり,ビジネス要素を排し日常シーンのみを扱っているところと,初級者から中級者までを対象とする2つが特徴です。

問題数や試験時間は比較的短くなり,L&Rはリスニングが25分で50問,リーディングは35分で50問を解きます。

逆に,S&Wではあまり変わらず,スピーキングが15分で8問,ライティングは37分で9問です。

スコアは4技能ともに,15~50点の1点刻みで表示されます。

ビジネスパーソンというよりも,学生生活を送っている小中高生が受けるテストという認識を持っておきましょう。

 

IPテスト

これまでに説明してきたものは「(一般)公開テスト」でありましたが,実は「IPテスト(Institutional Program Test)」と呼ばれるものが別に存在します。

これはいわゆる「団体特別受験制度を利用したTOEICテスト」のことで,受験者側からすると,通常よりも安い価格で受験できたり,自分の所属する団体の会場で受験できたり,申し込みがギリギリになっても大丈夫であったり,結果をより早く知られるなどのメリットがあります。

ただし,公式認定証は発行されないので,履歴書や願書においてIPテストのスコアを用いることができない場合があるので,有効期限の話と同様,成績証明を行う必要がある際は注意してください。

これ以外に,「公開テスト団体一括受験申込」という制度もありますが,一般で申し込んだ場合とそこまで大きく変わらないので省略します。

なお,2021度の受験者数をみるとL&Rテストが212万人,S&Wテストが3.5万人程度となっていて,後者においては徐々に受験者数は増えており,2013年と比べると1.5倍以上になりました(最近はコロナ禍でやや減少しています)。

一方で,TOEIC Bridgeテストでは9割以上がIPテストの利用,つまり学校などの団体で申し込んでいることになり,受験者数は2011年をピークに減少傾向にあります。

 

 

TOEICテストの日程について

カレンダー

新型コロナウイルスによる影響で,これまでとは実施の形態が大きく変わりました。

もっとも,別段特殊な対応が求められるわけではなく,当初ほどの混乱も見られません。

TOEIC L&Rテスト

コロナ前は2月と8月を除く年10回の実施で,暑いときと寒いとき以外に行われるように記憶していましたが,最近は1回あたりの収容人数が下がった関係で,1日2回(午前と午後)かつ毎月の実施となりました。

8月21日に300回を迎えるL&Rですが,2022年度の日程は以下のように予定されています↓

2022年4月24日 2022年10月23日
2022年5月29日 2022年11月20日
2022年6月26日 2022年12月18日
2022年7月24日 2023年1月29日
2022年8月21日 2023年2月26日
2022年9月11日 2023年3月19日
2022年10月2日  

なお,住んでいる地域によっては実施されない月があるので注意してください

以下は過去の例ですが,水戸や日立では2月や4月にテストが行われていないことがわかります↓

関東の地域別のTOEIC L&R開催状況

また,いきなり申し込んですぐ受験するというわけにはいかず,インターネットで約2ヶ月前に申し込みを済ませておかないといけません。

また,午前と午後で申し込みの受付期間が異なり,午前の方が早く開始となります↓

L&Rの申し込み期間

また,午前は2週間,午後は1週間程度の受付期間となっているようです。

かつては定員制かつ抽選制だったのですが,第300回以降は,申し込んだ人全員が受験できるようになりました。

 

TOEIC S&Wテスト

TOEIC S&Wテストは,毎月どこかの日曜日に行われています。

受験地は,北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・福岡です。

午前か午後も選べるため,回数としては年に24回実施されている計算になります。

2022年8月分から,申込開始日が2週間早まり,追加申込も可能なため,L&Rと比べると申し込みやすいです。

2022年度の日程は以下の通りとなっています↓

2022年4月17日 2022年10月9日
2022年5月15日 2022年11月6日
2022年6月12日 2022年12月4日
2022年7月10日 2023年1月15日
2022年8月7日 2023年2月12日
2022年9月4日 2023年3月5日

Speaking Testだけを受ける場合も同一日程です。

 

TOEIC Bridgeテスト

TOEIC Bridgeは基本学校で受けることも多いのですが,個人で受けることもできます。

L&Rテストは年に4回,全国13都市(札幌・宮城・埼玉・千葉・東京・神奈川・愛知・京都・大阪・兵庫・岡山・広島・福岡)での開催,S&Wテストは午前と午後の開催なので年8回,全国2都市(東京・大阪)での開催です。

2022年度の日程は以下のようになります↓

L&R S&W
2022年6月19日 2022年6月19日
2022年9月11日 2022年9月25日
2022年11月6日 2022年11月27日
2023年3月5日 2023年3月19日

 

 

TOEICテストの料金について

千円札

TOEIC L&Rテスト

料金はだいぶ高いため,そこまで気軽に受けられるものではないのですが,試験官の手配や会場を抑えるのに前もってお金がかかるので仕方がありません。

受験料は7810ですが,再受験する際には「リピート受験割引制度」を受けることができ,1年後の同じ月から3ヶ月間に行われる公開テストが7150円で申し込めます。

例えば4月に受験した方は,翌年の4~6月の1回が割引対象月です。

試験が突然中止になった以外は返金されません。

実際の申し込みの様子については,以下の記事を参照してください↓

パソコンで文字を入力する男性
TOEIC L&Rの申し込み方法について

TOEICは,英語4技能のうち「聞く」と「読む」能力を評価する「Listening & Reading Test(L&R)」と,最近注目が高まりつつある「書く」と「話す」能力を測るための「Sp ...

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TOEIC S&Wテスト

料金は10450円となり,採点に手間がかかっている分,高めの料金設定になります。

なお,Speakingテストのみ受験する場合は6930円です。

S&Wについては,手数料を支払うことでキャンセルや締め切り後の申し込み,さらには試験日時や会場の変更が可能ですが,より詳しい内容は別記事にしてありますので,興味がある方はお読みください↓

パソコンで検索する女性
S&Wの申し込み方法!会員登録から受験料の支払いまで

TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)ですが,受験するにあたってかなりの覚悟が要求されるため,十分な準備をしていない状態では,そう簡単に挑む気にはなれません。 ...

続きを見る

 

TOEIC Bridgeテスト

Bridgeテストの料金ですが,L&Rが4950円,S&Wが9350円です。

こちらもS&Wにおいては手数料を支払うことで,追加申し込みや試験日時や会場の変更,キャンセルなどを行うことが可能となっています。

 

 

まとめ

都会のビル群

以上,TOEICテストについて,日程と料金を中心にまとめてきました。

L&RだけでなくS&Wも受験することで,英語4技能の能力が総合的に評価されることとなります。

依然「読む」と「聴く」を中心としたL&Rの方が受験者数は多いですが,今後社会人になる方であれば「書く」と「話す」ためのS&Wにも目を向けていく必要があるでしょう。

ずいぶん前からかもしれませんが,英語力でその人の能力までもが評価される時代となってしまいました。

実際,自分の研究室に大手企業の推薦の話が来た際も,より英語ができる人が採用されましたし,大学受験においても英語の試験が免除されたり,そもそも英語ができないと,一流大学に受かることは非常に難しくなります。

日本の社会自体は,英語ができなくても不自由なく暮らせるにもかかわらず,なぜか英語ができるのが当たり前のように考えられているわけで,そんな世の中の仕組みに疑問を抱くことも多々ありますが,そうなっている以上,英語(特にTOEIC)は頑張らざるを得ません。

ただし受験と異なり,一発勝負ではなく何度も受けられるわけですから,日ごろから準備して,TOEICのスコアアップを目指しましょう!

当サイトの記事がみなさまのお役に立てば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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