さて,先月初めて受けたTOEIC S&Wテストの結果が返ってきました。
すべてそつなくやれた感じはありましたが,実際にどのくらいのスコアになるのかさっぱりわからないというのが正直な感想です。
とはいえ,TOEIC L&Rのテストを受けたことがある方はそのときのスコアを使って,目安となるS&Wのスコアを予測することもできます。
今回の記事では,結果発表の様子についてまとめた後で,判明したS&Wスコアを平均と比べて分析してみましょう!
S&Wの結果を確認する方法
L&Rの結果発表のときと同様,TOEIC S&Wのスコアは「インターネット」と自宅に届く「公式認定証」の両方で確認できます。
前者の方が1週間ほど早く結果がわかりますが,証明書は公に提出する際に使えるメリットがありましたね。
それではまず,インターネットで結果確認する方法からみていきましょう。
インターネットを使う
まずはTOEICの公式HPに行き,ログイン先のページからIDとパスワードを入力し,「TOEIC SQUARE」に行きましょう。
表示されたページを下げていくと「テスト結果の確認」があるのでそこをクリックすればOKです↓↓
なお,結果が実際に表示されてくるのは公式認定証の発送予定日の1週間前とちょっとザックリしていますが,データが反映されると以下のようなメールが届きますので,それを確認してからチェックするようにすれば無駄は省けます↓↓
このメール上にも,TOEIC SQUAREのリンクが記載されているので,そちらを利用しても構いません。
公式認定証を見る
インターネットでの結果発表から遅れること1週間,ポストに公式認定証が届きました↓↓
申し込み時に公式認定証の発送予定日が表示されますので,そちらで詳しい日付は確認できます。
その他に今回のテストにおける総合結果が記載されたデータも同封されており,1,000人を超える受験者の平均点は,
- Speaking:126.5点
- Writing:143.6点
だとわかった他に,スコア分布も確認できました↓↓
こういうのを見ると現実味が増して,もっと「頑張らないと」って思わされるんですよね。
この認定証ですが,留学する際に実力証明として使う場合などで提出を要求される場合がありますので,しっかり保管しておきましょう。
ちなみに試験日から2年以内であれば,紛失しても500円払えば再発行することができます。
S&Wの結果を分析する方法
ここではTOEIC S&Wの結果を分析してみましょう。
私の例で説明しますが,みなさまはご自身の結果をもとに同じようにやってみてください。
私の結果は上のようなもので,Speakingの結果は「Level,Pronunciation Level,Intonation and Stress Level」の3つの側面から分析することができます。
一方のWritingは「Level」面のみから実力が評価されるようです。
青字部分をクリックすると能力レベル別評価が一覧できるページにたどり着けます(または先の総合結果の裏にも同じものがあります)が,私の場合ですと,スピーキングがLevel6ですのでこうなります↓↓
発音(HIGH)については「英文を音読する際,発音はとてもわかりやすい」で,イントネーションとアクセント(MEDIUM)は「ほとんどの場合に効果的」だと言うことです。
一方のWritingはLevel7なので,次のような評価になります↓↓
これらを総じて考えると,スピーキングの課題としては文法ミスに気を付けるとともにボキャブラリーを増やす工夫と,内容を正しく相手に伝える必要があることがわかりました。
またライティングにおいては,意見の裏付けや論理展開により説得力を増す書き方と,語彙力を高める必要があるようです。
次回受験するまでにこれらの点に気を付けて具体的に対策を講じられるのは,やはりこのようにテストを受けて評価してもらえたからであって,頑張ってS&Wテストを受けに行った甲斐がありました。
それでは最後に,今回のスコアをS&Wの平均と比較して終わりにしましょう!
S&Wの平均スコアと比較する
TOEICの公式サイトを詳しくみていると,2013年に実施された「上場企業における英語活用実態調査」報告書が,利用できる中では最新のデータのようです。
これはL&Rの平均スコアを調べる際にも参照したものですが,今回もこちらを利用していきたいと思います。
この報告書からS&Wに関連する情報を抜き取っていくと,
- 企業は英語4技能をバランスよく備えた英語力を求めている
- 英語のコミュニケーション能力を測るためにS&Wテストを重視
- 入社時にライティングテストを実施する企業は4割弱ある
- スピーキングは5%弱しかないが,昇進昇格時には求めたい
となりました。
そして,肝心の平均スコアについてですが,以下の画像のようになります↓↓
これを見ると,大学生の平均はスピーキングが99.6点,ライティングが116.4点です。
一方,新入社員の平均はスピーキングで128.0点,ライティングが128.4点となっており,企業が求めるスコアを大幅に上回っています。
が,このテストを受験している人は,L&R以上に意識が高い系のビジネスパーソンでしょう。
さらには,海外出張レベルで求められるスコアはスピーキング130点のライティング140点,海外赴任レベルがそれぞれ160点と170点になっていることを考慮すると,英語を仕事で使う方はこれらのスコアを目指していきたいものです。
現に,TOEICで年1回実施される表彰の条件として,後者のスコアがそのまま基準点となっています。
また,冒頭に言ったように,TOEIC L&Rのスコアから,どのくらいのS&Wのスコアが取れるか,以下の表から予想することが可能です↓↓
私の場合,スピーキングはほぼ予想通りだったものの,ライティングに関してはもう10点は足せる結果となりました。
まとめ
以上,TOEIC S&Wのスコア結果の確認と分析の方法,さらには実際のスコアを平均点などと比較してきましたが,参考になりましたでしょうか。
確認するにはインターネットと公式認定証の2つがあり,スコアを分析することで今後の勉強指針が見いだせるということが前半の要点でした。
何より,自分では把握しづらい英語コミュニケーション能力が客観的に評価してもらえることが大きかったです。
S&Wを受けるまでは「なんとなく話せて書ける」程度の理解でしたが,受験した後では「自分の意見を論理立てて話すことが苦手で,発音以外のイントネーションに意識を持っていく必要がある」とわかったのは,今後学習を継続していく上で,明らかにプラスとなる指摘だったように思います。
自分の生活を見返してみると,英語を必然的に喋ったり書いたりする機会はありません。
そのため,意識的にそういう場を作っていく必要があります。
今後グローバル化は今以上に進むでしょうし,英語でコミュニケーションすること自体が純粋に楽しい経験ですからね!
スクールなどの利用も視野に,まずは身近なTOEIC S&W教材を使って頑張っていこうと思います。
みなさんも,S&Wで納得のいくスコアを取得してください!