TOEIC S&Wテストの結果確認とスコア分析方法!L&Rとの比較目安も

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執筆・運営者:さんくす
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さんくす
TOEIC L&R 425点から915点,S&W 340点に到達。IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022受賞。100以上の教材を実際に使い,独学でも続けやすいTOEIC対策を整理しています。詳しいプロフィール

TOEIC S&W(Speaking & Writing)テストは,受験直後の手応えと実際のスコアが一致しにくいテストとして知られています。

全ての問題に答えられたつもりでも思ったほど点が伸びなかったり,逆に失敗したと思った問題があっても大きく崩れていなかったりすることも珍しくありません。

私自身,L&R 915点に加えてS&Wで340点を取得(IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022を受賞)しましたが,やはり結果が出るまでは自分の現在地が分からずソワソワしたものです。

しかし実は,これまでにL&Rテストを受けたことがある場合,そのスコアを利用してS&Wの目安となるスコアを簡単に予測することが可能です。

実際の結果がその予測スコアと同じくらいであれば,「英語4技能が比較的バランス良く身に付いている」と判断する目安になります。

予測より低かったのであれば,「アウトプット技能に注力して対策する必要がある」と考えられます。

今回の記事では,S&Wのスコア結果を確認し,平均点やL&Rスコアと比較・分析するための具体的な手順と見方について解説していきます。

なお,TOEIC L&Rテストの結果確認とアビメ(項目別正答率)の分析方法は,以下の記事で詳しくまとめています↓

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TOEIC S&Wの結果を確認する方法とスケジュール

TOEIC S&Wのスコアは,インターネット上のスコア表示,デジタル公式認定証,紙の公式認定証で確認できます。

TOEIC S&Wの試験日からネット結果表示,デジタル認定証発行,紙の認定証発送までの流れを示したタイムライン図

S&W結果発表のスケジュール

  • 試験日から17日後: インターネットでスコア表示
  • 試験日から18日後: デジタル公式認定証が発行
  • 試験日から30日以内: 紙の公式認定証が発送
さんくす
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日本や米国の祝日の影響で,表示・発行スケジュールが遅れる場合もあります。正確な日付は,受験回ごとの案内で確認してください。

インターネット上のスコア表示は紙の公式認定証よりも早く,翌日にはデジタル公式認定証も発行されるため,紙の到着を待たずに結果を確認できます。

ここからは,いち早くインターネットで結果を確認する方法から順にみていきます。

申込サイトで速報とデジタル公式認定証を確認する

TOEICの公式サイトとログインボタン

まずはTOEIC公式サイトから,TOEIC申込サイトにログインしましょう。

試験日から17日が経過していれば,ログイン直後にすぐテスト結果が表示されるため,心の準備を済ませてからアクセスすることが重要です↓

TOEIC S&Wのテスト結果表示画面

なお,最新のデータが反映されたタイミングで,以下のようなお知らせメールが届きます。

そのメールの到着を確認してからログインすることで,「まだかな?」と何度もアクセスする手間を省くことができます↓

TOEIC S&W公開テストの結果表示の案内メール

このメール内にTOEIC申込サイトへのURLが記載されているので,そこからアクセスしても構いません。

平均スコアやこれまでの受験回数なども申込サイト内で確認できますが,資格証明に使える「デジタル公式認定証」が発行(表示)されるのは,結果速報が出た翌日(試験から18日後)になります。

 

紙の公式認定証が届く

紙の公式認定証は,試験日から30日以内に発送されます↓

TOEIC S&Wの公式スコア認定証

さんくす
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テスト申し込み完了時の画面やメールに,紙の公式認定証の「発送予定日」が案内されるため,詳しい日付はそちらで確認できます。

封筒の中には,公式認定証の見方について書かれた案内用紙が同封されています。

そこにあるQRコードを読み取ると,自分が受けた回の平均スコアや,スコアレンジ別評価の一覧表を確認することができます。

参考までに,私が確認した公開テスト回では,受験者数はスピーキングテストが922人,ライティングテストが626人でした↓

ある公開テストの回の平均スコア

  • Speaking:131.0点
  • Writing:146.0点
さんくす
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これは特定回の平均点であり,年度全体の平均点とは少し異なります。

少なくとも,先ほどの特定回と年度全体の公開テスト平均を比べる限り,大きな差はありません。

この回で最もボリュームが多かった受験者層は,スピーキングが「130~150点(49.2%)」,ライティングが「140~160点(42.8%)」でした。

近年の平均スコアを見ても,S&Wの中心層はおおむねこのあたりに集まりやすいと考えてよいでしょう。

IIBC AWARDの受賞を目指すのであれば,スピーキングで160点以上,ライティングで170点以上が必要です↓

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今回の例では,全体のそれぞれ上位14.5%,25.7%に入り込む必要がありました。

時期によっては両者とも上位2割以上がクリアできる回もあるため,到達率が10%台にとどまる回は,問題の難度や受験者層の影響で相対的に厳しめの回だったと考えられます。

さて,届いた紙の公式認定証ですが,就職活動や昇進試験などでコピーの提出を求められることがあるため,大切に保管しておきましょう。

ちなみに,試験日から2年以内であれば,紛失しても550円(税込)の手数料を支払うことで再発行が可能です。

現在はデジタル認定証があるので困るケースは減りましたが,紙の原本を複数箇所に提出する必要が生じた場合にも,再発行を申請してください。

支払い完了後,4営業日以内に発送されます。

 

 

TOEIC S&Wの結果を分析する方法

TOEIC S&Wテスト結果詳細

ここからは,ただスコアを見て終わるのではなく,TOEIC S&Wテストの結果を分析して今後の学習に生かす方法を解説します。

上の画像は申込サイトのテスト結果詳細ページ(「結果一覧」メニューからアクセス可能)ですが,「評価」ボタンをクリックすると詳細なフィードバックが確認できます。

ご自身の結果をもとに,以下のように分析を進めてみてください。

① スコアレンジ別評価を読み解く

まずはSpeaking(スピーキング)の結果からですが,以下の3つの観点から分析することができます。

  • Score Range Descriptors(スコアレンジ別評価)
  • Pronunciation(発音)
  • Intonation and Stress(イントネーションとアクセント)

最も重要視すべきは1つ目の「スコアレンジ別評価」です。

2つ目の発音と3つ目のイントネーションについては,「MEDIUM」以上であればひとまず問題ありません。

一方,Writing(ライティング)は「スコアレンジ別評価」のみで実力が評価されます。

これらの詳細は公式サイトにもまとめられています。

スピーキングのスコアレンジは全部で8段階あり,例えば以下のような具体的なフィードバックが書かれています↓

スピーキングスコアレンジ別評価一覧表の例

このとき,今の自分の評価だけでなく,「1つ上の評価レベル」に何が書かれているかを見ておくと,次にクリアすべき課題が明確になります。

さんくす
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残りの2項目について補足すると,発音が「HIGH」の評価は「英文を音読する際,発音はとてもわかりやすい」であり,イントネーションとアクセントが「MEDIUM」の場合は「ほとんどの場合効果的である」といった評価になります。

一方,ライティングのスコアレンジは9段階あり,該当者が最も多い「140~160」の評価は次のようになります↓

ライティングスコアレンジ別評価一覧表の例

こうした評価を丁寧に確認する目的は,自分の反省材料を見つけるためです。

今回例に挙げた評価表を分析すれば,スピーキングの課題は「文法ミスに気を付ける」「ボキャブラリーを増やす」「内容を正しく相手に伝える」ことだとわかります。

そして,ライティングにおいては,「意見の裏付けや論理展開による説得力の向上」と「語彙力の強化」が必要だということです。

次回受験するまでにこれらの点に意識して対策を講じ,再びテストを受けて評価してもらう,というサイクルを回していきましょう。

 

② L&Rから予想される「S&Wの予測スコア」と比較する

すでにTOEIC L&Rのスコアを持っている方に,ぜひやっていただきたい分析があります。

それは,L&Rから算出される予測スコアと,S&Wの実際のスコアを比較してみることです。

その際に用いるのが,公式データを基にした以下の比較表になります↓

TOEIC L&RとS&Wのスコア比較表

これは,L&Rのトータルスコアを使って,スピーキングとライティングそれぞれでどのくらいのスコアが取れる見込みがあるかを予測するための表です。

ただし,この表はあくまで「L&RのスコアからS&Wの目安を考えるための参考表」であり,公式な換算式ではありません。

実際,DATA&ANALYSIS 2026に掲載されている累計データを見ると,L&Rが800~895点の受験者では,Speakingの平均が131.4点,Writingの平均が151.4点でした。

900点以上の層でも,Speaking平均は150.5点,Writing平均は166.9点です↓

L&Rスコア Speakingの平均値 Writingの平均値
900点以上 150.5 166.9
800~895点 131.4 151.4
700~795点 121.1 141.4
600~695点 110.4 131.8
500~595点 101.3 122.2
400~495点 89.7 108.6
395点以下 70.5 83.9

つまり,L&Rで高得点を取れていても,SpeakingはWritingより伸びにくい傾向があります。

よって,L&Rの点数だけでS&Wのスコアを一対一に換算するのではなく,「自分のアウトプット力が同じL&R帯の平均と比べて高いか低いか」を確認する材料として使うのが現実的です↓

比較結果から分かる「今後の対策」

S&Wの実スコアが予測より「低かった」場合:

英語学習において,得意を伸ばすよりも弱点を無くす方が結果的に総合スコアアップに繋がりやすいです。この結果は「インプット(読む・聞く)は足りているが,アウトプットの訓練が足りていない」ことを意味します。そのため,ライティングとスピーキング対策に時間を割くべきというのが正しい分析結果になります。

S&Wの実スコアが予測より「高かった」場合(あるいは同等):

アウトプットの基礎力は十分にあるため,次にL&Rのインプット学習に注力して語彙や文法を学び直すと,総合的な英語力が一気に伸びやすい状態です。

 

③ S&Wの平均スコアと比較する

TOEIC公式サイトにある資料では,TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2026が最新のデータソースとなります(2025年4月から2026年3月までの結果)。

国内の報告書からS&Wに関連する情報を抜き出してみると,以下のような傾向があることがわかります。

  • 企業では,内定者や新入社員のレベルチェック,研修の効果測定,海外赴任要件などで活用
  • 学校では,授業や留学の効果測定,成績評価,就職対策の一環として利用
  • 公開テストの実受験者数は,Speakingが12,207人,Writingが8,770人
  • IPテストの実受験者数は,Speakingが36,727人,Writingが15,808人
  • 公開テストの平均スコアは S131.5点・W141.0点
  • IPテストの平均スコアは S110.1点・W119.9点
さんくす
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なお,世界各国の受験者データをまとめた「2024 Report on Test Takers Worldwide」では,日本の平均スコアとしてS117点・W130点という数字も確認できます。ただし,これはDATA&ANALYSIS 2026の国内年度データとは集計対象が異なるため,公開テスト・IPテストの平均点とは分けて見るのが安全です。

先ほど示した特定回の平均スコアと比べても,大きな差はありません。

なお,企業や団体で実施される「IPテスト」には,「会社に受けさせられている層」や,英語学習への意欲が高いとは限らない層も含まれやすいため,平均スコアは公開テストより低く出やすいです。

その意味では,IPテストの平均点は,日本人の実務英語力を考えるうえで参考になる数字だと感じます↓

部門・対象者 スピーキング(S) ライティング(W)
新入社員 113.5 123.4
技術部門 103.9 128.2
営業部門 111.8 130.1
海外部門 132.3 141.3

このように並べてみると,大学生などが就職活動でアピールに使う場合,Sで130点以上,Wで140点以上を取れると,公開データ上の「海外部門」平均に近い水準として示しやすいことがわかります。

DATA&ANALYSIS 2026のL&Rスコア帯別平均に照らすと,S130点前後は800~895点帯のSpeaking平均,W140点前後は700~795点帯のWriting平均に近い水準です。

さんくす
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日本人の傾向として,スピーキングよりもライティングのスコアが高く出やすいようです。

先に紹介したIIBC AWARD受賞を目指す場合は,以下の記事内容を参考に勉強してみてください↓

TOEIC S&Wで330点を目指す勉強法のアイキャッチ画像
TOEIC S&Wで330点を取る勉強法!Speaking160・Writing170を突破するには

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まとめ

以上,TOEIC S&Wのスコア結果の確認と分析の方法についてまとめてきましたが,参考になるところがあれば幸いです。

当記事の要点をまとめると,スコアを確認する場合,インターネットの速報&デジタル公式認定証と紙の公式認定証を利用でき,記載されているスコアを分析することで,今後の勉強指針を見い出すことができます。

その際は,自分の今のスコアレンジ別評価だけを見て終わりにはせず,1つ上の評価部分を読んでみたり,L&Rのスコアから算出される予測スコアや平均スコアと比べたりもしてみてください。

S&Wを受けるまでは「なんとなく話せて書ける」程度の認識だった私ですが,受験した後は「自分の意見を論理立てて話すことが苦手で,発音以外のイントネーションにも意識を向ける必要がある」などと具体的に反省でき,今後学習を継続していく上での明らかなプラスとなりました。

今後グローバル化は今以上に進むでしょうし,英語でコミュニケーションすることは本来とても楽しい経験であるはずで,実際,S&WテストはL&Rよりも学んでいて刺激的です。

ご自身の弱点に合った学習法を選び,次の目標スコア突破につなげてください。

管理人のイチオシ!おすすめ対策

スタディサプリENGLISH

私自身が独学の限界に直面した際,900点の壁を越える大きな支えになったアプリです。単語帳,実戦問題集,パート別攻略法までそろっており,TOEIC対策を1つのアプリで進められます。1人で続けるのが不安な方は,生成AIをコーチ役にする運用法もあわせて試してみてください。

Asteria for Business

S&Wの対策ができる教材は少ないですが,ビジネス英語を学ぶことで間接的にスコアアップが狙えます。Z会のAsteriaは十八番の添削課題に加え,オンライン英会話も利用できます。一方,L&R対策用にAdaptieが用意され,AI演習で弱点をピンポイントで潰していけます。質問サポートも利用可能です。

  • この記事を書いた人
東大院修了(農学修士)・指導歴20年の教育メディア運営者 さんくす

さんくす

東大院修了(農学修士)・指導歴20年の教育メディア運営者 さんくす。英語に苦手意識があったところから,TOEIC L&R 425点を経て915点,S&W 340点に到達し,IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022を受賞しました。20年以上の英語学習経験と,100以上の教材を実際に検証してきた一次情報をもとに,TOEIC対策を発信しています。

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