TOEIC L&Rの結果確認方法!アビメと正答率を次の勉強に生かそう

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす。かつては英語に挫折しかけた私が,L&R 915点,S&W 340点(IIBC AWARD受賞)に至った20余年の軌跡を論理的に分析。100以上の教材を身銭を切って検証した一次情報を生かし,理系研究者ならではの誰もが実践できる最短攻略ルートをご提案します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

TOEIC L&Rの公開テストを受験した後,最も気になるのは「結果がいつ,どのようにわかるのか」という点ではないでしょうか。

試験本番では,約2時間にわたって集中力を保ち,リスニングとリーディングの200問に向き合うことになります。

手応えがあった方も,あまり自信がない方も,結果発表が近づくとTOEIC申込サイトを何度も確認したくなるはずです。

この記事では,TOEIC L&Rの結果がいつ,どこで,どのような形で確認できるのかをわかりやすく整理します。

S&Wの結果確認やスコア分析については,以下の記事で詳しくまとめています↓

TOEIC S&Wの結果確認とスコア分析方法を示したアイキャッチ画像
TOEIC S&Wテストの結果確認とスコア分析方法!L&Rとの換算表も

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さらに,公式認定証に載っているABILITIES MEASURED(項目別正答率,通称アビメ)や,申込サイトで確認できる「あなたへのアドバイス」を使い,次回の学習に生かす方法も詳しく紹介します。

スコアを見て一喜一憂するだけで終わらせず,次の100点アップにつなげるための材料として活用していきましょう。

TOEICスコアを確認する方法

TOEICの結果は,大きく分けて以下の2つの方法で確認できます↓

  1. TOEIC申込サイトでの簡易表示
  2. 発行された公式認定証(デジタル・紙)

厳密に言うと,公式認定証にはデジタル版と紙版の2種類がありますが,得られる情報に大差はありません。

TOEIC L&Rでは,試験の17日後にまずインターネット上でスコアが表示され,試験日から19日後を目途にデジタル公式認定証が確認できるようになります。

紙の公式認定証は,申し込み時に発行を「希望する」を選択した方に対して,試験日から30日以内に発送されます↓

TOEIC L&Rの試験日から結果発表,デジタル認定証発行,紙の認定証発送までの流れを示したタイムライン図

最初に見られる簡易版はスコアのみですが,公式認定証からはより詳細な結果を知ることができます。

結果が確認できるのは,TOEICの申し込みに利用したサイトです↓

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TOEIC L&R公開テストの申し込み方法!会員登録から支払いまで解説

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次章では,1つ目に挙げた「簡易版」についてみていきましょう。

 

 

申込サイトでスコアを確認する方法

TOEIC L&Rの公開テストを受けてから17日が経過すると,IIBC試験運営センターから1通のメールが届きます。

件名は「【テスト結果表示】第○回TOEIC Listening & Reading公開テスト○年○月○日」というものです↓

TOEIC L&Rの結果表示を知らせるメールのスクリーンショット

テスト結果の表示時期が近づくと,気になって何度もサイトにアクセスしてしまいがちですが,焦らなくても表示開始とともにきちんと通知が来るため,メールの到着を待つのが確実です。

その後,メールに記載されているURLから,TOEICの申込サイトにログインします。

すると,以下のようなページが表示され,最新のテスト結果を確認できます↓

申込サイトのスコア簡易表示画面

このときに注意したいのは,ログインするとワンクッション置かずにいきなり結果の数字が目に飛び込んでくるため,心の準備が不十分なままスコアを知ってしまう点です。

そのため,しっかりと覚悟を決めてからログインボタンを押すようにしましょう。

私は数年前に受けたとき,以前よりもだいぶスコアが下がってしまい大変ショックだったことをよく覚えているのですが,そのときの悔しさをバネに

もう一度頑張ってみよう!

と決意したものです。

一方で,想像以上にスコアが高くて驚く方もいるでしょう。

とはいえ,社会人になって英語の勉強から遠ざかっている方の場合,学生時代よりもスコアが落ちていて落ち込んでしまうケースの方が多いのが現実です。

塾や添削の指導を通して英語に多少触れていた私でさえスコアは下がったわけですから,社会人でハイスコアをキープできている方は,日常的にビジネス英語を使っているか,専用の勉強をしっかり継続してきた方がほとんどでしょう。

逆に言えば,そうした環境に身を置かない限り,TOEICスコアは落ちていくのが当たり前です。

前回受験時から長い年数が経ち,その間に試験形式が変わっていればなおさらです。

さんくす
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L&Rは2016年5月に形式が大きく変わりました。

英語力は筋肉の付き方に似ていて,トレーニングをしない状態が続くと,日常の負荷レベルに合わせて英語力(筋肉量)は減少してしまいます。

結果を真摯に受け止めて再出発しようと思った方で,次回もL&Rを受ける場合は,後述する「項目別正答率(アビメ)」を利用して自分の弱点を知るところから始めてみてください。

 

 

公式認定証で確認できる内容

上述したインターネット開示から2日経つと,「デジタル公式認定証を表示」というボタンが押せるようになります。

簡易表示版と比べて,デジタル公式認定証には以下の情報が追加されているのが特徴です↓

  • 受験票に貼り付けた写真(モノクロ)
  • Percentile Rank(自分のスコアに満たない受験者が全体の何%いるかを示す目安)
  • ABILITIES MEASURED(項目別正答率)
  • デジタル証明書(発行日・発行者・公開鍵・ブロックチェーンに記録した際の取引ID)やQRコード

その後,申し込み時に発行を希望した方には,試験日から30日以内を目安に紙の公式認定証が発送されます。

デジタル版と紙版とで得られる情報に大差はなく,どちらも就職活動などで資格証明に使うことができる価値の高いものです。

ところで,紙の公式認定証は通常郵便でポストに投函されます。

雨などでポストが濡れている場合は,水濡れを防ぐために速やかに回収しましょう(私は封筒が水浸しになった経験があります)。

封筒の中からは公式認定証のほか,結果の読み解き方を説明した「Score Descriptors(レベル別評価)」が出てきます↓

TOEIC L&Rの公式認定証とScore Descriptorsの紙面写真

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インターネット表示がなかった時代は,この封筒が届くのをひたすら待つしか自分のスコアを確認する術がありませんでした。L&Rで730点以上取ったBレベル以上の人には,スピーキングテストのお知らせが同封されて少し分厚い封筒が届くため,ドキドキしながらポストを開けたものです。

なお,TOEICは受験する時期によって受験者層が変わり,平均点やスコアの出やすさに影響することがあります。

当サイトでも以下のような記事を書いています↓

TOEICを受けるおすすめ月とスコア傾向をデータで考察するアイキャッチ画像
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例えば,試験形式が変わった直後の回は物珍しさや仕事目的の猛者が集まりやすく,年末は「IIBC AWARD」の受賞を目指してハイスコア狙いの受験者が増えがちです。

 

 

TOEIC L&Rのアビメでわかること

L&Rの公式認定証に載っているABILITIES MEASURED(項目別正答率)は,学習者や専門家の間で通称「アビメ」と呼ばれています。

これは,リスニングとリーディングのセクションごとに「どのような能力がどれくらい身についているか」をパーセンテージでまとめてくれており,自分の弱点を客観的かつ簡単に把握できるものです↓

公式認定証の「ABILITIES MEASURED」のグラフ部分

便宜上,左側のリスニング評価を「L1~L5」,右側のリーディング評価を「R1~R5」と呼ぶことにすると,アビメは以下のような構成になります↓

項目 L評価(リスニング) R評価(リーディング)
1 Part1~2の目安(短い音声の要点・目的・文脈) Part7の目安(内容の推測・文脈理解)
2 Part3~4の目安(長めの音声の要点・目的・文脈) Part7の目安(具体的な情報の理解)
3 Part1~2の目安(短い音声の詳細理解) Part6~7の目安(情報の関連付け)
4 Part3~4(情報特定) Part5~7(語彙力)
5 Part2~4(意図理解) Part5~6(文法力)
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ただし,アビメはパートごとの正答率そのものではなく,公式認定証上の能力別正答率です。表のパート対応は,学習方針を立てるための目安として見てください。

これらの数値に関していくつか知られている傾向があるため,ご自身のアビメと一緒にチェックしてみてください。

L3は高く出やすい

まずはリスニングの話から始めますが,受験者によって差はあるものの,基本的にL3(短い音声の詳細理解)は高く出やすい項目です。

もしL3が低く出ているのであれば,英語力以前に「TOEIC特有の出題形式に慣れていないまま本番に臨んでしまった」と判断できます。

その場合,公式問題集などで形式に慣れる対策をして受け直すだけで,すぐにスコアが伸びる可能性が高いでしょう。

 

L1とL5は比例する

続いてL1とL5について見ていきましょう。

「直接的な意味の理解(L1)」と「間接的な意図の理解(L5)」とでは,問題の難易度が大きく異なります。

当然ながら,発言の裏の意図を問うL5はL1よりも高度な推測が求められるため,多くの場合,L5はL1よりも低く出やすい項目です。

多くの方は,リスニングの中でL5の割合が一番低くなっているはずです。

スコアの伸び方としては,L1ができるようになるにつれてL5も上がってくるため,初心者はまずL1(文章の目的など直接的な内容を問う問題)の攻略から取りかかり,上級者はL5(間接的な意図を問う難問)を中心に学ぶようにしましょう。

 

L2とL4はPart3と4の出来を表す

TOEICのPart3と4では比較的長い会話やトークを聞くことになりますが,1つの音声に対して3つの設問が用意されています。

それらのうち,1問目はL2(概要理解)に,残り2問がL4(情報特定)に分類されることがほとんどです。

記憶を辿っていただくと,1問目で会話の全体的な概要を問われ,2~3問目でより具体的な情報を聞かれたのではないでしょうか。

「どのような話なのか」が全体的に掴めなければ,細部を聞き取ることは不可能です。

さらに言うと,2~3問目にはL5に分類される意図問題も含まれるため,まずはL2とL4の出来を分析し,「全体像が掴めていないのか」「細かい情報の聞き逃しが多いのか」を把握してください。

 

R5は文法理解の目安になる

ここからはリーディングセクションの話に移りますが,文法力がしっかりしている人ほどTOEICでは高得点が取れる傾向にあります。

R5はまさにその文法力を示しており,このスコアが75%を超えていれば基礎は十分です。

とはいえ,R5で良いスコアを残せている方でも,

本番でPart5に時間をかけすぎてしまい,Part6~7に十分な時間を残せなかった…

と語ることは少なくありません。

時間配分にはくれぐれも注意してください↓

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TOEICの時間配分と解く順番!Part1〜7の目安と本番戦略

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文法問題は知識がなければ正解できませんが,読解問題は時間をかけるほど正解しやすくなることが多いです。

 

R1~R3はバランスが大切

R1~R3の中では,R2(情報特定)が一番高くなりがちですが,これはリスニングのL3で語ったことと似た理由からです。

まずは必要な情報をすぐに見つけ出せる状態(R2)を目指し,その後,R1(内容理解)やR3(関連付け)といった,複数の文をまたいだ深い理解が必要な問題にも正解できるよう,読解力を高めていきましょう。

 

 

「あなたへのアドバイス」でパート別の正答率を見る

TOEIC L&R公開テストでは,公式認定証のアビメとは別に,TOEIC申込サイト上で「あなたへのアドバイス」を確認できます(参考)。

これは2024年6月以降に実施されたL&R公開テストが対象で,最新スコアに基づいた詳細データや学習アドバイスをオンラインで見られる便利な機能です。

特に活用したいのが,問題形式(パート)ごとのおおよその正答率を確認できる点です。

公式認定証の「アビメ」はあくまで「能力別(意味理解,文法力など)」の正答率を示すものであり,Part1~7ごとの正答率がそのまま表示されているわけではありません。

一方,「あなたへのアドバイス」では,パートごとの正答率がレーダーチャートで視覚的に表示されます。

このレーダーチャートを見ることで,例えば以下のような判断がしやすくなります↓

  • Part2の短い応答問題で大きく落としていないか
  • Part3・4の長めの会話やトークで失点が多くないか
  • Part5の文法問題よりPart7の読解で苦戦していないか
  • 次回までに優先して勉強すべきパートはどこか

公式認定証のアビメでは「能力別の弱点(文法が弱いなど)」を,申込サイトの「あなたへのアドバイス」では「パート別の傾向(Part7が苦手など)」を確認できます。

この2つを組み合わせると,「Part5の文法対策を強化しつつ,Part7の長文を読むスピードを上げる」といったように,次回に向けた学習計画がかなり具体的に立てられます。

さんくす
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「あなたへのアドバイス」は直近の受験回のデータに上書き更新されてしまうため,過去のデータを残しておきたい方は早めにスクリーンショットを撮っておきましょう。

 

 

アビメを使ってリスニングの誤答数を推測する方法

ところで,アビメのパーセンテージをさらに細かく分析し,「リスニングセクションで具体的に何問間違えたか」を推測できることをご存知でしょうか。

有志が作成している「換算表」と自分のアビメを見比べることで,誤答数を割り出すことができます(入手方法は後述します)↓

アビメの分析表

前章で解説したL1~L5の数字を使うと,私のとある回のアビメからは,リスニングセクション100問中「81問正解していた」ということがわかりました。

この表からリーディングの詳細な出来まではわかりませんが,リスニングに関しては「自分は何問落としたのか」というリアルな情報が得られるため,今後の反省材料として非常に役立ちます。

なお,ここで紹介する方法は公式が提供している分析機能ではなく,有志によるデータをもとにした目安です。そのため,厳密な正答数としてではなく,次回の学習方針を立てるための参考情報として活用してください。

さて,この分析表の入手方法ですが,まずは以下のサイトにアクセスし,自分が受験した回の結果をまとめた記事を探してください↓

比較的新しい記事の中に該当データがあるはずです。

次に自分のアビメを用意し,左列にあるリスニングセクションの「平均点(黒い▲の右に書かれている数字)」から,自分がどのフォーム(問題パターン)だったかを特定します↓

4月公開テスト正解数換算表

私の場合,L1~L5の平均点がそれぞれ「62・66・75・61・52」でしたので,フォーム2に該当することがわかりました。

次に,自分のアビメの「あなたの正答率(%)」の上から4つ目までを「項目1・項目2・項目3・項目4」と呼ぶことにして,数字を当てはめてみます↓

  • 項目1(Part1・2に対応)=67
  • 項目2(Part3・4に対応)=79
  • 項目3(Part1・2に対応)=93
  • 項目4(Part3・4に対応)=82

このとき,上から5つ目の数字(L5:意図理解,私のアビメだと53)は計算上無視してください。

L5の問題はL1~L4の問題と重複して出題・カウントされているため,純粋な誤答数を足し合わせる際には邪魔になってしまうからです。

これらの数値をサイトで公開されている換算表と見比べることで,誤答数がそれぞれ「5問・5問・1問・8問」だとわかりました。

これらは具体的なパートごとの誤答数を完全に表しているわけではありませんが,大まかに「Part1と2の結果は項目1と3」に,「Part3と4の結果は項目2と4」に対応しています。

つまり,この誤答数から「Part1・2の中で合計6問ミス,Part3・4の中で合計13問ミスした」という事実が読み取れます。

大まかであっても具体的なミス数がわかれば,「次回はPart1・2のミスを3問に減らそう」といった具体的な対策が立てやすくなるため,公式認定証が届いたらぜひ計算してみることをおすすめします。

もちろん,これはサイト運営者や情報提供してくれる受験者のみなさまのおかげですので,自分が受験した際には情報提供に協力しつつ,ありがたく活用させていただきましょう。

TOEIC L&Rは単純に「1問5点」で採点されているわけではありませんが,私のこの回は19問ミスで400点だったので,とても納得のいく結果となりました↓

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とはいえ,別の回では10問ミスで460点だったこともあるので,問題の難易度による採点調整(スコアが高く出るラッキーな回)もあります。

 

 

まとめ

TOEIC公開テストの結果は,申込サイトでのスコア表示と,デジタル・紙の公式認定証で確認できます。

L&Rの場合,まず試験日から17日後にインターネット上でスコアが表示され,その後デジタル公式認定証が発行されます。

紙の公式認定証は,申し込み時に発行を希望した方に後日発送される仕組みです。

公式認定証では,スコアだけでなく,Percentile Rank,Score Descriptors,ABILITIES MEASURED(項目別正答率:アビメ)も確認できます。

特にL&Rのアビメは,自分の能力別弱点を知るうえで非常に役立つ材料です。

さらに,TOEIC申込サイトの「あなたへのアドバイス」を見れば,パートごとのおおよその正答率や今後の学習アドバイスも確認できます。

スコアを見て喜ぶだけ,あるいは落ち込むだけで終わらせるのはもったいないです。

アビメ(能力別の弱点)とPart別の正答率を見比べれば,次に何を重点的に勉強すべきかがかなり具体的に見えてきます。

次回のL&Rでスコアアップを目指す方は,今回判明した結果をもとに,まずは「プラス100点」を現実的な目標に設定して学習をスタートしてみてください↓

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