今回は,「audiobook.jp」というオーディオブックの使い方について紹介してみたいと思います。
簡単に言ってしまえば,月額1330円(年割プランは833円)で洋書を含めた1万5千冊以上の本の朗読を聴くことができ,音声の再生スピードは自由に変えられる便利なサービスです。
アプリは利用機器との相性があるため,タイミングによっては動作が不安定になることが考えられますが,audiobook.jpは14日間無料(キャンペーン中はもっと長くなります)ということもあって,色々な方に勧めやすくなっています。
早速,ダウンロードして使ってみてください↓
もくじ
audiobook.jpの料金と解約方法
audiobook.jpを利用するにあたって,支払いと退会については真っ先に知っておきたいものです。
世の中には何ヶ月か連続で利用することが前提となっているものや,「実質月額」などという言葉でもって長期契約しないとあまり安くならないサービスも見受けられます。
利用料金について
アプリを開くと早速目に飛び込んでくるのが「聴き放題プラン」というもので,当記事においても,基本的にはこのプランを使って話を進めていきます。
なお,この他に,付与されるポイントを使って都度購入する「月額会員プラン」や毎月貰えるチケットを本と交換できる「チケットプラン」も選択でき,これら2つのラインナップに含まれる書籍は,聴き放題プランの対象になってないことが多いです。
数の目安としては,聞き放題にできる本が1.5万冊だとすると,月額会員プランやチケットプランの対象書籍は同数以上となります。
なので,自身が主に利用したい書籍が聴き放題プランの対象であるかは,無料体験中によく見極めておくべきです。
さて,最初に説明した聴き放題プランの料金は「1ヶ月1330円」に設定されており,これまでに似たサービスを利用したことがある方からすると,なかなかに安い設定になっていると感じるのではないでしょうか。
比較対象としては,Amazonで利用できるAudibleが有名です↓
一方,月額会員プランは月の課金額を複数から(下は550円から上は33000円まで)選べますが,月に2200円までの課金額だと10%程度安く買えるくらいで,聴き放題プランに最も近い課金額(月額1100円)では1220円相当の書籍を買えるだけとなります↓

となると,チケットプランの方が好条件のように思われ,例えば,シングルチケットプランでは月額1500円で1枚のチケットと500ポイントが付与されます(ダブルチケットプランは月額2900円で2枚のチケットと500ポイントです)。
チェットはどの本とでも交換できますが,こちらのプランは有効期限が短く設定されていて,ポイントは1ヶ月,チケットは2ヶ月(ダブルチケットのみチェットは3ヶ月が期限)となっています。
いずれも,アプリのその他のところから確認できるので気にしておきましょう。
解約方法について
audiobook.jpの解約を自身で行わない限り,課金は継続されてしまうことに注意してください。
翌月も使う意思がないのであれば,早めに解約しておきましょう。
というのも,ポイントやチェットは解約後も使用期限日まで使うことができますし,購入したオーディオブックは解約後も普通に利用できるからです。
聴き放題プランの方も,申し込み後すぐに解約手続きをしたところで,契約期間が終了するまで利用できます(AmazonのPrimeサービスを利用した経験がある方においては,似た解約方法と言えます)。
手続きを終えた後は,ステータスのところが登録中ではなく,購読解除申込中になっていることを確認してください。
例えば,App Store決済の場合,解約に成功していると,サブスクリプション画面でサブスクリプションをキャンセルするの表示が消えているはずです(以下は登録中の場合です)↓
これまでの内容について詳しくは,公式サイトのよくある質問ページを確認してください。
audiobook.jpの機能紹介
audiobook.jpの使い方は簡単で,アプリを開いて聴きたい本を見つけたら,それを好きな設定で再生するだけです。
注目すべき機能として,上で番号で示した以下の4つについてまとめましょう。
①再生速度が変更できる
0.5倍速から4倍速まで,0.1倍刻みで再生速度を変更することが可能です。
ただし,それ用に分けて録音されているわけではないので,音質は変わってしまいます。
折角のプロによる朗読ですから,極端な変更を加えた設定で聴き続けるのはあまりおすすめできません。
とはいえ,ずっとその速度で聴き続けていると,次第にその調子に慣れてくることも確かで,今の時代,動画を倍速でみることはむしろ普通とされているので,本の内容理解がメイン目的であるならば特に問題はないでしょう。
②ふせんが付けられる
オーディオブックを聴いている最中に②のマークを押すと,トラックのその場所にふせんを付けることができます。
ふせんの数には限りがなく,押した分だけ何個も付けられるので,気になったところやあとで集中的に聴きたい部分があれば,気兼ねなくチェックしておきましょう!
③ふせんリストを確認できる
②で付けた付箋をリスト形式で一覧することもでき,これらをクリックすることで自由自在にふせん間を行き来することが可能です。
聴いているものが長編物であったり,1つの音源を集中的に学んだりするときによく使います。
④その他機能も便利
audiobook.jpでは,リピート設定やスリープタイマー(5~60分の間やチャプター終了時に設定可能)に加えて,お気に入りの書籍として追加することもできます。
この他,予めダウンロードしておくことでオフラインで聴くことができるようになる他(通信環境が悪い時にストレスなく聞くことができます),スマホアプリを表示させずに他の作業をしながら(例えばメールチェックをしながら)BGM的に聴くバックグラウンド再生も可能です。
audiobook.jpでTOEIC対策する方法
最後に,audiobook.jpでTOEIC対策をする場合のおすすめ教材を紹介したいと思います。

スマホアプリだと,上部の右側にある虫眼鏡のアイコンをクリックすることでジャンルを選択し,語学のカテゴリーから探すこともできますが,ここではキーワードを入力してピンポイントに検索することにしましょう!
ラダーシリーズ
audiobook.jpを使い立ての頃は「ラダーシリーズ」で検索してみてください。
こちらはレベル1(TOEIC300点)からレベル5(TOEIC470点以上)まで難易度が分かれているので,初心者が自分の英語力に合った教材を見つけやすい点が魅力です。
扱う内容は「ピーターパン」や「ごんぎつね」から「そして誰もいなくなった」まで,見知ったタイトルが並ぶことになります。
日本語ですでにその内容を知っているものであれば,自分の実力以上の英語音源を聞くことになっても,内容を想像しやすいので,積極的にチャレンジしてみてください。
ラジオドラマ
続いてのおすすめは「ラジオドラマ」音源です。
こちらは音質が悪いところがむしろ魅力となっていて,その分,聴き取る難易度が高くなります。
話に出てくる英単語が気になるときには,再生速度を落としたりふせん機能を用いたりして聴き直しますが,それでもわからないことが多いです。
とはいえ,わざわざオリジナルの本を購入して原稿を確認することまではしません。
値段は2000円程度しますし,それだけの料金を支払うのであれば,原作の洋書に挑戦する方が良いでしょう(ラジオドラマ音源は,原著の内容を適宜書き換えています)。
その他
その他のものとしては,語学で有名なアルク社のものだったり,「オーディオマガジン」で検索して,「TOEIC○○点を取る方法」というタイトルの書籍を気分転換に聴いたりすることができます。
もちろん,「TOEIC」で検索をかけてみるのもありですが,聴き放題でないものが多く存在することに注意してください。
聴き放題プランで比較的利用しやすいものはTOEIC用の単語帳で,とりあえず音を聞いてみて,すぐにスペルが浮かばない単語があれば,再生速度を落とし,Web辞書などでそれらしいスペルで検索してみると簡単に見つけられるでしょう。

本によっては,例文を日本語で読んだ後にすぐ英文が流れる仕様のものもあり,こういったものに出会えると,audiobook.jpを使うことで得ができたと喜べるでしょう。
例えば,当サイトでレビューした炎の千本ノックやキクタンが聴き放題になっています↓
まとめ
以上,audiobook.jpの料金や解約の方法,さらには機能の紹介とTOEIC対策におすすめの書籍の紹介もしてきましたが,いかがだったでしょうか。
聴き放題プランであれば気軽に使い始めることができ,本さえ見つけてしまえばあとは再生するだけです。
機能としては,再生速度を変えたり戻って聴き直したりするものが中心で,活字でセリフを確認できることはできませんが,その役割はオーディオブック以外のサービスに求めましょう。
活字がないからこそ真剣にリスニングすることができますし,多聴かつ多読用教材として,長く使っていきたいアプリです。
なお,私の再生環境下ではアプリが突然落ちるようなことはなく,悪評も見られた他者のレビューは参考にならないように感じました。
基本的にレビューというのは,上手くいかなかったユーザーが文句を書き込むことが多いように思います(Google mapに表示される病院のレビューは良い例です)。
使い始めの頃は,どのような本がラインナップされているのかイマイチわからなかったのですが,検索していると,「こんな本もあるのか」と参考になりましたし,今回紹介しませんでしたが,読んでみたかった日本語の書籍が聴き放題プランに含まれていて有難かったです。
みなさんも是非,気軽に使ってみてください↓
最後までお読みいただき,ありがとうございました。