今回はAmazonが提供するアプリから,「Audible」のレビューをしていきたいと思います。
これはオーディオブックを提供するサービスで,提供されるものは英語以外のものもあり,むしろそちらの数の方が多いですが,ここでは語学目的での使い方に絞ってみていくことにしましょう。
名前からもわかるように,基本はリスニング対策となりますが,活字の利用も合わせることでリーディング対策や単語学習も可能です。
もっとも,この場合は別サービスを併用するなどの工夫が必要にはなってしまいますが,幅広い使い方ができるだけの実力を秘めているとも言えるでしょう。
Audibleとは
Audible(オーディブル)とは,プロのナレーターを採用し,幅広い種類の朗読型コンテンツを制作して配信しているサービスです。
会社名も同じ名前で呼ばれますが,Amazon傘下の会社でもあるので「Amazonが提供しているサービス」だとここではみなしてしまいましょう。
本社はアメリカにあり,まずはそこから開始になり,イギリスやドイツ,フランスなどに広がって,日本では2015年の7月から始まりました。
スマホの他,PCにも対応していますが,利用用途としては移動中であったり,料理を作りながら聴くことが多い印象です。
もちろん寝室やお風呂場で使う人もいますので,基本的には持ち運びしやすいスマホでの利用となるでしょう。
月額は1,500円ですが,それだと1冊自由に購入できるだけなので,もっと読みたい方は大体通常の本と同じくらいの料金を払って追加購入することになります。
音だけではありますが,どんな値段の本でも1コインで買えるので,高い本がラインナップに入っていれば大変お得になるサービスです。
以下のようなセット販売もあります↓↓
参考までにAmazonでの書籍の販売価格は,それぞれ1,760円・297円・902円・1430円の計4389円です。
これが1,500円で聴けるのは安いと思います。
Audibleならではの魅力もあり,本を開かずに済むのでながら作業がしやすいですし,人によっては「朗読してもらう方が頭に入りやすい」という方もいるでしょう。
再生スピードも実際よりも速くして聴くこともできるので,そこまで1つ1つの文章に集中しなくて済むタイプである軽い内容の読み物などに向いています。
基本的な使い方としては,毎月もらえるコインで本を購入し,ライブラリに追加。
あとはアプリで聴くだけです↓↓
コインを使い切ってしまうと,それ以降はその都度実費が加算されます。
ですがそれ以外に,追加料金なしで楽しめる「Audible Station」というコンテンツもあり,以下のキーワードに食指が動くようであれば最高です↓↓
- よしもと,木村祐一,松本人志,ホリエモン,ビジネス書,文学,落語,ヨガ
とりあえず30日は無料で使えるようなので,まずは試しにラインナップの方を確認してみてくださいね↓↓
公式サイト
次章では,語学的に利用する場合におけるAudibleの使い方について解説するとともに,おすすめのラインナップについてもみていきましょう!
Audibleで英語を聴く方法
Audibleの特徴の1つに「高音質」がありますので,スマホの「プロフィール」から右上に表示される歯車のマークを押し,「アプリ設定」を確認しましょう。
音質は高音質が選べますし,Wi-Fi接続時のみ再生したりダウンロードするようにしたり,分割ダウンロードにも対応可能です。
なお,実際に聴くものを探す場合ですが,タイトルが決まっていない場合,スマホアプリだと使い勝手が悪いので,Audibleのウェブサイトの方にアクセスし,そちらで検索をするようにしています↓↓
左上にある「コンテンツ」をクリックし,その次のカテゴリーで「語学」か「洋書」を選ぶことになりますが,ウェブ版だとこの先にさらに上記のような細かい分類まで見られるので,例えば洋書の中の「Kids」なども指定できます。
語学は1,000冊程度,洋書だと50,000冊以上が確認できますので,有料コンテンツの充実度はさすがの一言。
また,無料コンテンツであるAudible Stationの中では,
- World News
- Introducing Japanese culture
- ネオチャラ英会話
が英語の勉強として利用できます。
World Newsは世界のニュースを英語で聴けるもので,数分のものから30分程度のものまで多岐に渡りますが,コロナの影響なのか2020年4月までしかないのが気になるところです(8月現在)。
Introducing Japanese Cultureは日本のポップカルチャーを1分程度の英語で紹介しています。
メイドカフェやロボットレストランなど,日本人でも意外と知らない知識が得られることも多々ありました↓↓
無料であってもコインを使った場合でも,ライブラリーの購入済みタイトルに移動してくるので,ここからはスマホアプリの方を使っていきます。
おすすめの使い方
おすすめの使い方ですが,やはり長編物を聴くのがおすすめで,例えばHarry Potterを購入した場合についてみていきましょう。
再生速度は0.5倍から3.5倍まで0.1倍刻みで変更可能です。
早送りや巻き戻しは10秒から90秒までの間でいくつか選べる他,目次を使って特定の章を再生することもできます。
途中で寝てしまっても大丈夫なように,スリープタイマー機能も備えており,カスタマイズすることも可能です(3時間32分などに設定することも可能)。
気になった箇所はブックマークして,あとからその場面に瞬時にアクセスすることもできるので,私はよく聞き取れなかった箇所に入れるようにしています↓↓
なお,それだと物足りないので,文字でも確認するようにしたいですよね!
その場合はKindle版で購入すると,スマホでも確認できますし,意外と洋書は安くなっているものが多いように感じます↓↓
ちなみに,以下のスティーブンキング氏の著書のように,kindle unlimited(月額980円)で読み放題に指定されているものもありますので,普段そちらを利用している方は是非チェックしてみてください↓↓
Audibleで1時間43分(630円),kindleが146ページ(kindleの単品購入でも99円)ですので729円で音と活字を追加することもできるので,1冊読み終えた後は,是非こういった軽いものを追加してみるのがおすすめです。
Amazonの洋書ストア
まとめ
以上,Audibleの概要とその使い方について,Kindleを使ったおすすめの方法も合わせて紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
私も毎月1冊は長編物を確実に読み切るようにして,残った時間でAudible Stationや追加購入するなどして楽しんでいます。
プロフィールからは1ヶ月のリスニング時間の記録を確認することもできますし,洋書や語学にあるコンテンツを使って英語を聴く時間を増やしましょう。
洋書であれば「星の王子様」などのもうすでに内容を知っているものを選ぶと,あらかじめ内容がある程度わかるので,英語で聴いていてわからないところが出てきても難なく先に進んでいけます。
もちろん日本語の本で気になるものがあるときはそちらを購入するのもありですし,英語以外のコンテンツも楽しんでいきたいですね!
子どもには,絵本をたくさん聞かせるようにすると,本が好きになります。
kindleなどで活字を確認する方法も最後に述べましたが,あくまで耳を慣らすことが重要なので,一字一句まできっちり聞き取ろうとせず,英語での物語を楽しむことを最優先に,TOEIC学習の息抜きに使ってみてはいかがでしょうか。
是非使ってみてください↓↓