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TOEIC S&Wスコア発表!平均と比較してみよう

TOEICのS&Wテストというのは,全ての問題にしっかり答えられたと思っていても高得点に届かず,逆にまったく手ごたえがなく,明らかに答えられなかった問題があったようなときも,思ったほどは悪くないなど,実際にスコアを見てみるまではなんともスッキリしないテストです↓

とはいえ,後述するように,これまでにL&Rのテストを受けたことがある方であれば,そのスコアを使って,目安となるS&Wのスコアを調べることもできてしまいます。

結果がその予想と同じであれば,英語4技能がバランス良く身に付いていることがわかりますし,足りない部分があれば,その技能に注力して取り組むことができるわけです。

今回の記事では,S&Wの結果発表の様子についてまとめた後で,判明したS&Wスコアを分析してみましょう

TOEIC S&Wの結果を確認する方法

L&Rの結果発表のときと同様,TOEIC S&Wのスコアはインターネット上で確認できる「簡易版」と自宅に届く「公式認定証」の両方から確認することができます。

前者の方が2週間ほど早く結果がわかりますが,認定書は公に提出する際に使えるというメリットがあるわけですが,ここではまず,インターネットで結果を確認する方法からみていくことにしましょう。

インターネットを使う

TOEICの公式サイトとログインボタン

まずはTOEICの公式HPに行き,ログインというボタンを押した先のページからIDとパスワードを入力し,「TOEIC申込サイト」にアクセスします。

あとは,表示されたページを下げていくと「テスト結果の確認」があるので,そこをクリックするだけです↓

TOEIC申込サイトにあるテスト結果の確認ボタン

なお,結果が実際に表示されてくるのは公式認定証の発送予定日の2週間前とちょっとザックリしていますが,データが反映されると以下のようなメールが届きますので,それを確認してからチェックするようにすれば,「そろそろかな」などと何度もアクセスする無駄を省くことができます↓

TOEIC S&W公開テストの結果表示の案内メール

このメールにもTOEIC申込サイトへのURLが記載されているので,そちらを利用しても構いません。

とにかくいち早く結果を知りたいという方は,試験日から16日後の12時を目安にアクセスしてみてください。

 

公式認定証を見る

インターネットでの結果発表から遅れること2週間,ポストに公式認定証が届きました↓

TOEIC S&Wの公式スコア認定証

なお,申し込み時に公式認定証の発送予定日も書かれているので,そちらで詳しい日付を確認できます。

封筒の中には,公式認定証の見方について書かれた紙も入っているのですが,QRコードをチェックすると今回のテストの平均スコアについて知ることができ(他にスコアレンジ別評価の一覧表を見ることも可能),2022年11月6日実施分ではスピーキング851人・ライティング632人の受験者平均が,

  • Speaking=130.4点
  • Writing=145.8点

となっていました。

一番多い受験者層はスピーキングが130~150点で40.2%,ライティングは140~160点の範囲に45.6%が入ってきます。

IIBC AWARDの対象となるスコア的には,スピーキングは160点以上になるので全体の18.1%,ライティングは170点以上で25.8%と減りますが,この回は比較的取りやすかったという感想です↓

さて,届いた認定証ですが,各種試験の実力証明として使う場合などにコピーの提出を要求される場合があるので,しっかりと保管しておきましょう。

ちなみに,試験日から2年以内であれば,紛失しても550円払えば再発行することができます。

あまりないケースだと思いますが,公式認定証を2ヶ所に提出する必要があるような場合にも,再発行を利用してください。

 

 

TOEIC S&Wの結果を分析する方法

管理人のS&Wテスト,初回時の結果

ここではTOEIC S&Wの結果を分析してみましょう!

上のスコアを使って説明しますが,みなさんはご自身の結果をもとに同じようにやってみてください。

能力レベル別評価を使う

まずはSpeakingの結果からですが,

  • Level
  • Pronunciation Level
  • Intonation and Stress Level

の3つの観点から分析することができます。

スコア的に最も大切になってくるものは1つ目のLevelで,2つ目,3つ目はMIDDLEであればとりあえずはOKで,それよりも話す内容の方が重要です。

一方のWritingですが,Level面のみから実力が評価されます。

それでは次に,能力レベル別評価を確認してみましょう。

Level 6などの青文字部分をクリックすると一覧ページに飛べますが,例えばスピーキングの場合,以下のように書かれていました↓

TOEICスピーキングの能力レベル6の評価

もっとも,これらは認定書に同じものが印刷されているので,見るのであれば1つ上のレベルのものになるでしょう。

残りの2項目についても触れておくと,発音がHIGHの評価は「英文を音読する際,発音はとてもわかりやすい」で,イントネーションとアクセントがMEDIUMは「ほとんどの場合に効果的」だという評価でした。

一方,WritingのLevel 7は,以下のような評価となります↓

TOEICライティングの能力レベル7の評価

こうした評価を確認することの目的は,反省要素を見つけることです。

今回の結果をこれらの評価表を使って分析してみると,スピーキングの課題は文法ミスに気を付けるとともにボキャブラリーを増やす工夫と,内容を正しく相手に伝える必要があることがわかりました。

また,ライティングにおいては,意見の裏付けや論理展開により説得力を増す書き方と,語彙力を高める必要があるようです。

次回受験するまでにこれらの点に気を付けて具体的に対策を講じ,再びテストを受けて評価してもらい,その結果を再度分析し直すことを繰り返していくという姿勢が大切になってくるのだと思います。

 

L&Rから予想されるS&Wの目安スコアと比較する

TOEICのL&Rのスコアを持っている方には是非やってほしいことがあり,それは目安となるスコアと結果を比較してみることです。

そのときに用いるのが,以下の表となります↓

TOEIC L&RとS&Wのスコア比較表

L&Rのトータルスコアを使って,スピーキングテストとライティングテストそれぞれでどのくらいのスコアが取れるのかを予想する表となりますが,例えば先の私の例ですと,L&Rの合計が885点だったので,「スピーキングは150~160点,ライティングは160~170点」というのが目安です。

それと実際の結果を比べてみると,どちらも150点しか取れなかったので,スピーキングは予想通りかもう10点は取れる計算に,そしてライティングはあと10~20点は取れていないといけないという分析結果となります(一般的に,L&Rが高くなるほどS&Wも高くなることが前提となっています)。

英語の学習においては,得意を伸ばすよりも弱点を無くす方が,結果としてスコアアップに繋がりやすいため,ライティング対策とスピーキング対策に時間を割くというのが,この時の私の分析結果です。

 

S&Wの平均スコアと比較する

TOEICの公式サイトにある資料では,TOEIC Program DATA&ANALYSIS 2022が最新となります(2021年4月から2022年3月までの結果)。

この報告書からS&Wに関連する情報を抜き取っていくと,

  • 企業では研修の効果含むレベルチェックの他,海外赴任要件として活用
  • 学校では授業や留学の効果測定,評価,就職対策に利用
  • 受験者数34900人は歴代4番目の多さ
  • S&Wの平均スコアはS127.8点のW144.8点

ということがわかりました。

一般受験に加えて,IPテストの結果も含めているので多少は低く出ているはずですが,最初の章で示した最新結果と比べても,さほど遜色ありません。

なお,企業や団体で実施したIPテストの平均スコアは,以下の通りとなります↓

平均S&Wスコア

新入社員:S105.9 W134.7

技術部門:S101.3 W135.4

営業部門:S114.5 W137.6

海外部門:S125.9 W147.7

このように並べると,大学生が就職に使う場合,Sが130点以上,Wは150点以上を取るとアピールできるように思われますが,英語を仕事で使う部門に就職したい場合は,それ以上を目指したいものです↓

 

 

まとめ

TOEICの4技能スコアチャート

以上,TOEIC S&Wのスコア結果の確認と分析の方法についてまとめてきましたが,参考になるところがあったら幸いです。

今回の要点についてまとめると,スコアを確認するには,インターネットと公式認定証の2つがあり,スコアを分析することで今後の勉強指針が見いだせるという結論でした。

その際は単にレベル別評価だけを見て終わりにせず,L&Rのスコアから算出される目安スコアや平均スコアと比べることもしてください。

S&Wを受けるまでは「なんとなく話せて書ける」程度の認識でしたが,テストを受験した後では「自分の意見を論理立てて話すことが苦手で,発音以外のイントネーションにも意識を持ける必要がある」などと具体的に反省でき,今後学習を継続していく上で明らかにプラスになりました。

ところで,自分の生活を見返してみると,英語を必然的に喋ったり書いたりする機会はないので,意識的にそういった場を作っていく必要があります。

今後グローバル化は今以上に進むでしょうし,そもそも,英語でコミュニケーションすることは,そもそも楽しい経験であるはずで,実際S&WテストはL&Rよりも楽しいものです。

スクールなどの利用も検討できますが,まずは身近な教材を使って頑張っていただけたらと思います。

今回の記事の内容を参考に,是非,S&Wで納得のいくスコアを取得してください!

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