TOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)ですが,受験するにあたってかなりの覚悟が要求されるため,十分な準備をしていない状態では,そう簡単に挑む気にはなれません。
受験料だけでも1万円を超えるテストですし,コンピュータを相手にするとはいえ,人前で英語を話すことに変わりないわけで,試験会場では大変な緊張を強いられることになるでしょう。
ですが,現状,英語のコミュニケーション能力を測るテストとしてS&Wに勝るものはありません。
私もさんざん悩んだのですが,とりあえずS&Wに申し込むことを決めました。
今回の記事では,申込ページにアクセスするところから始めて,実際に受験料を支払うまでの一連の手順について,実際の様子をまとめてみようと思います。
目次
TOEIC申込サイトにログインする
S&Wの申し込み方法ですが,まずはTOEIC申込サイト(旧TOEIC SQUARE)に会員登録してログインしなければなりません。
「会員」などと聞くと,できれば登録したくないと思う方がいらっしゃるかもしれませんが,しないことには受験できませんし,インターネット上で支払い手続きや早めの結果確認ができたり,次回以降の申し込みがスムーズになったりと利点も多いです。
といったわけで,本章では会員登録からログインするまでの手順についてまとめましょう!
会員登録ページにアクセスする
ここではわかりやすさを重視し,TOEICの公式HPから始めることにしましょう↓
上記ページにアクセスしたら,上部に見えている「テスト日程・申込」をクリックしますが,すると全テストが一覧で表示されてくるので,申し込みたいテストをクリックします。
今回はS&Wですので,上から2つ目を選んでください↓
開いたページには「テスト日程・申込」についての説明が出ているはずです。
S&Wは毎月1回どこかの日曜日に行なわれるのが原則で,時間は10時30分集合(午前)か13時45分集合(午後)のどちらかになります。
なお,あまりに先のテストを予約することはできません。
実施日の1ヶ月ちょっと前になると,ようやく申し込みが可能になるというのが普通です。
テスト日程を確認する
表示されたページを少し下げると,今後のテスト日程が確認できるかと思います↓
上の例で言いますと,5月16日の実施分は受付中になっていますが,その次の6月13日実施分については4月28日にならないと申し込むことができません。
申込受付中の公開テストが自分にとって都合の良い日時であることを確認したら,赤矢印で示した「テスト申し込み」のボタンをクリックしましょう。
ちなみに,すでに締め切った日程の追加受付を希望する場合も,ここから先へと進むようにします。
会員登録する
そこでようやく,最初にお話ししたTOEIC申込サイトにたどり着けるわけですが,初めて受験される方は,下の画像において赤色で示したどちらかをクリックして会員登録を済ませるようにしてください↓
なお,いずれの行き先も同一ページです。
会員規約に同意したら,会員登録フォームに基本事項を記入しましょう↓
氏名・生年月日・住所などに続いて,ログインIDとパスワードを入力しますが,ここで登録した内容は,先の申込サイトにログインする際に必要なので,しっかりと覚えておくようにします↓
このとき,文字数が6~12文字に収まっていることと,簡単なIDの場合,すでに誰かに利用されていて設定不可能となることが多いので気を付けましょう。
画像の下に見えている「任意項目」は記入しなくても構いません。
メール配信設定も,後から変更できるので,全部「希望しない」にしても大丈夫です。
なお,穴埋めエクササイズというのはメールで文法問題が届きます↓
完了したら,TOEIC申込サイトにログインIDとパスワードを入力してログインしましょう↓
S&Wの試験会場を決める
TOEIC申込サイトにログインすると,各種受験申し込みのページが表示されてきます。
画面中央に見える,TOEIC S&Wの「受験申込」というボタンをクリックしてください↓
人によって,やや選択箇所が異なる場合もあるかと思いますが,団体で申し込むのでなければ「個人申込」を選択すればOKです↓
都道府県から受験地域を選択し,受けたい会場があるかどうか確認しましょう↓
L&Rと比べると,受験会場を直接選べて便利ですが,それでも申込期間ギリギリともなれば,場所によってはすでに満席になっていたり,該当回の実施がなかったりもするなど,不自由な部分もあります。
加えて,コロナの影響で利用できる会場の数がだいぶ減っているように感じました。
なお,このページから,すでに締め切ったテストの追加受付もでき,その場合は「追加申込」というボタンが表示されます。
逆に,通常の申し込みと勘違いして,追加受付の方に申し込むことのないよう気を付けてください。
この次の手順についてですが,料金の支払いへと移ります。
S&Wの料金を支払う
ここでは,S&Wの受験要領を基に,受験料や変更料について確認してみましょう。
すぐ前のところで言いましたが,「追加申込期間」というものが存在することをまず最初に知っておいてください。
通常であれば,本番の大体1ヶ月前くらいまで申し込みを受け付けていますが,追加申込期間は試験の10日前くらいにまで設定されています。
通常申し込みにおける受験料は10450円です。
しかし,追加申し込みを利用する場合は増額となり,13200円支払うことになります。
その他にも,手数料を支払うことでいくつかの変更が可能です↓
S&Wでの変更にかかる手数料
時刻と会場変更:2750円
試験日変更:2750円
申込キャンセル:5000円
追加申込期間になってしまうと,試験日の変更やキャンセルはできません。
また,同一のタイミングで変更しない場合,手数料はその都度かかります。
急な変更には対応できないのは確かですが,外せない用事が入るなどして試験を申し込んだにもかかわらず受けられないことが判明しても,全額を失わずに済むところは大きいでしょう。
支払い方法は,クレジットカードかコンビニ払い(追加申込は前者のみ)となり,L&Rのように楽天ポイントを使って払い込めないところが個人的に残念でした。
使えるカードの種類はVISA・MASTER・JCBとなっています。
なお,ネットでもテスト結果が表示されるのですが,実際に紙で発送されてくるよりも2週間ほど早く確認できるようです。
この後,受験要領や試験会場について確認したり,申込フォームの空欄があるところ(支払い方法やアンケート)を埋める作業がありました。
この次に申込内容確認のページが開きますので,試験名と日時,会場と申込内容の最終確認をしたら,申込受付は完了です。
クレジットカード払いを選択した方はそのまま決済へと進みましょう。
申し込みが終わると,受験案内メールが2通送られてきます。
これらのメールには,公開テストの日時や受験番号,試験会場に加え,持ち物などが書かれているので,先の申込段階で目にした内容はここでもおさらいできるのでご安心ください↓
この他,TOEIC申込サイトからも詳細を確認することができました。
まとめ
以上,S&Wの申込方法について,実際の画面をもとに解説してきました。
TOEIC申込サイトにログインさえできれば,後は会場を決めて料金を支払うだけです。
その際,申込開始時間の存在さえ頭に入れておけば,難なく手続きできるように思います。
S&Wの申し込みについては,希望する会場を直接選べますし,申込期限はL&Rよりも遅めです。
さらには追加申込期間を利用できたり,手数料は必要になってしまうものの,不測の事態が起こったときにキャンセルできるところも大きな違いとなります。
もっとも,受験料はなかなかしますので,ある程度の覚悟を持って申し込むことが必要です。
これからS&Wを受けられる方は是非頑張ってください。
ちなみに,問題の解き方や試験当日の様子については以下にまとめてあります↓
最後までお読みいただきありがとうございました。