今回はTOEIC公式が提供するサービスから「穴埋めエクササイズ」を紹介します。
毎週1回の配信にはなりますが,問題を解いて解説をよむことで,TOEICに役立つ文法や語彙力の増強が可能です。
こちらは無料で利用することができますので,是非今回のレビューを参考に検討してみてください。
目次
穴埋めエクササイズの問題について
穴埋めエクササイズとは,TOEICの運営元であるIIBCが提供しているサービスで,週初めの月曜日に穴埋め問題がメールで送信されてきます。
形式としては3択問題で,TOEICテストのパート5の文法問題に似ているものです。
以下が実際の問題になるので確認してみてください↓↓
厳密に言うと,本番のパート5は4択問題ですので難易度的には多少簡単になっているかと思いきや,TOEICの受験者が間違いやすい問題を選んでいるとのことで,ただ一回すらっと読んで「ああこれが答えね」などと簡単にわかることは少ないです。
解いている最中,この答えでよいのか少し不安になってしまうあたり,よく考えられて作られているように感じます。
テスト本番では4択のうち2つまでは絞れても,その2択で間違えてしまうこともあるわけです。
穴埋めエクササイズは,その最後の判断をどのように行うのかについての有益な練習になるでしょう。
なお,取り組む際は,貴重なチャンスを生かすためにも,なんとなくで答えを選ぶことはせずに,どのような根拠でその答えを選ぶことにしたのかをしっかり説明できるまで考え抜くことが大切です。
そこまでしてから初めて解答・解説を確認しますが,同じメールに正解ページのURLが載っているのでアクセスしてみてください。
穴埋めエクササイズの解説について
正解ページには「今週の答えと解説」と称して,再度問題文と選択肢,そして解答・解説が載っていました。
加えて,無駄のない解説があるのが大変重要なところで,この簡潔さも1つポイントです。
TOEICテストでは1問解くのに何分もかけるわけにはいきませんから,最低限の根拠で正解にたどり着かなければなりません。
そんなとき,上のような解説で勉強することが生きてきます。
今回の解説を読んでみると,問題を解く上で根拠とすべき内容はしっかりと書いてあり,具体的には
- 空欄の前後が文なので接続詞を選ぶ
- 文脈から正解を決める
がそうです。
もしこの2点に注目できなかった場合は,今後の学習の反省材料に生かすことができます。
例えば「節と節を結ぶ接続詞が入る」という説明がわからなければ,調べて以下のようにまとめることができるでしょう↓↓
- 節は主語と動詞からなる文で,句とは異なるものである
- 接続詞は完全な文と文をつなぐことができるが副詞はできない
この他,語句の意味についても,知らなかったものはチェックしておきましょう。
できれば文章で意味を確認しておくと,より理解が深まります。
例えば"work on"について調べるのであれば,The company is working on a new product(その会社は新製品の開発に取り組んでいます)のような,ビジネスで使われそうな文章を発見することができるはずです。
この他,get backやunless,as soon asの意味についても同じように確認してみてください。
難易度と効果についての補足
今月,先に紹介した以外の問題としては上のようなものがありました。
こうして並べてみると,穴埋めエクササイズの出題は,語句の意味を知っていないと解けない問題から動詞の活用を問う文法問題まで多岐にわたっていることがわかるかと思います。
TOEICテストに向けて半年勉強する期間中にも25問程度の問題を解くことになるわけで,バカにせず真面目に取り組むことができれば,そこから得られる知識は結構な量になるでしょう。
また,送付されてくるメールには,広告以外にも学習のやる気を高めてくれそうな案内が載っています↓↓
TOEICの運営元が掲載しているものですから内容も信頼できますし,読んでタメになることはあっても,マイナスに働くことはほぼありません(ただし広告は除きます)。
是非,積極的に利用してみてください。
穴埋めエクササイズの利用方法
最後に穴埋めエクササイズの利用方法についてまとめておきましょう!
まずはTOEICの申し込みのときに利用したTOEIC SQUAREにアクセスしてください↓↓
右側部分からログインし,ページ下にある登録情報のところの「メール配信設定」をクリックします。
遷移先のページで,穴埋めエクササイズ更新のお知らせ欄にチェックを入れたら準備完了です↓↓
あとは翌週の月曜日の配信を待ちましょう!
アクセス方法についてわからない方は,以下のページが詳しいです↓↓
まとめ
以上,TOEICの運営元が無料で提供している穴埋めエクササイズについて,問題の紹介や学習方法,さらには登録方法についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
問題は厳選されているだけあって,解きごたえのある良問だったように思います。
また,復習の仕方も,ただ答えを確認するだけでなく,自分の解き方と解説の解き方を比較することで,TOEICのパート5を最短で解くためのヒントが得られるはずです。
語彙力を増やすためにも,知らない単語があれば,英文ごと書き残すようにしてみてくださいね。
高校時代,同じ参考書を使っているにもかかわらず,どうしてもテストの点数で勝てない相手がいましたが,同じ発音の問題を解いていても,彼はその単語の意味までしっかり調べて覚えるようにしていました。
勉強の質の差はそういうふうに作られていくものなのでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。