今回は,TOEIC公式が無料で提供しているメール学習コンテンツ「穴埋めエクササイズ」を紹介します。
穴埋めエクササイズでは,週1回,4択の穴埋め問題がメールで届きます。
形式はTOEIC L&RテストのPart5に近く,文法や語彙の確認に使いやすい内容です。
1回あたり1問を解くだけですが,正解の根拠を考えてから解説を読むことで,短文穴埋め問題への反応速度を鍛えられます。
この記事では,問題の特徴,解答・解説の使い方,復習時の注意点,登録・配信設定の手順をまとめます。
TOEIC公式の穴埋めエクササイズとは

穴埋めエクササイズは,TOEICを運営するIIBCが提供する無料メールコンテンツの1つです。公式ページでは,毎週1回メールで配信される穴埋め問題に取り組み,文法や語彙力の確認に活用できるコンテンツとして紹介されています。
公式ページはこちらです↓
以前は月曜日に配信されていましたが,筆者が確認している限り,2022年9月以降は木曜日に穴埋め問題が届いています。
形式は4択で,TOEIC L&RテストのPart5(短文穴埋め問題)に近い内容です。
もっとも,文法知識だけでなく,語彙の意味や語法を問う問題もあり,週1問ながら油断できません。
実際のメールでは,以下のような形で穴埋め問題が届きます。
問題文や選択肢の詳細はぼかしていますが,メール内で問題に取り組み,正解ページへ進める構成になっています↓

IIBCによると,「TOEIC受験者が間違いやすい問題を厳選している」とのことです。
そのため,一目で正解がわかるような単純な問題ばかりではありません。
難しめの単語が含まれていたり,選択肢で迷わせる工夫があったりと,短い問題の中にも学べる要素があります。
TOEIC本番でも,4択のうち2つまでは絞れても,最後の2択で間違えてしまうことがあります。
穴埋めエクササイズは,その「最後の1つ」を正確に選び抜くための練習として使いやすいです。
穴埋めエクササイズがPart5対策に使いやすい理由
穴埋めエクササイズは,問題数だけを見ると決して多くありません。
半年間続けても,触れられる問題はおよそ25問です。
ただし,1問ごとに正解の根拠,誤答の理由,知らなかった語句まで確認すれば,得られるものは少なくありません。
過去の問題を振り返ると,出題範囲は幅広く,語句の意味を知らないと解けない問題から,動詞の活用や文構造を問う文法問題まで含まれていました。
Part5では,1問に長い時間をかけるわけにはいきません。
そのため,なんとなく選ぶのではなく,短い時間で「なぜこの選択肢が正解なのか」を判断する力が必要です。
穴埋めエクササイズは,その判断の練習に向いています。
文法の基礎部分が抜けている方は,もう少しやさしい内容から進めるようにしてください↓
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問題を解くときの使い方
穴埋めエクササイズを使うときは,メールを開いてすぐに正解ページを見るのではなく,まずは自分で答えを決めましょう。
このとき大切なのは,正解番号だけを選ぶのではなく,なぜその選択肢を選ぶのかを自分の言葉で説明できるようにすることです。
たとえば,以下のような点を確認します↓
- 空所の前後にどのような語句があるか
- 文全体の主語と動詞はどれか
- 選択肢の品詞や形に違いがあるか
- 語法として自然な組み合わせになっているか
- 意味だけでなく,文法的にも成立しているか
TOEICのPart5では,「意味だけでなんとなく選んだら,文法的には不自然だった」という失点が起こりやすいです。
逆に,文構造を確認してから選べば,知らない単語が多少含まれていても正解に近づけることがあります。
正解を選んだら,メールに記載されている正解ページのURLにアクセスし,解答と解説を確認しましょう。
解答と解説を使った復習法
正解ページでは,「今週の答えと解説」として,問題文,選択肢,答え,解説が確認できます。
以下の画像では本文をぼかしていますが,答えだけでなく,なぜその選択肢が正解になるのかまで確認できる構成です↓

ここで注目したいのは,解説の簡潔さです。
TOEICのPart5では,限られた時間の中で,最低限の根拠を見つけ,素早く正解を選ぶ必要があります。
公式の解説は長々とした講義ではありませんが,だからこそ,どこに注目すれば正解にたどり着けるのかを確認する貴重な資料になり得ます。
たとえば,ある問題の解説では,以下のような点が重要でした↓
- sweptがsweepの過去形=主節の動詞なので,カンマの前だけで文が完成している
- 後半は〈force+目的語+to do〉を分詞構文にした形で,空所には現在分詞forcingが入る
このようなポイントに自力で気づけたかどうかを確認することが,復習の中心になります。
もし見落としていた場合は,その問題を単なるミスとして流さず,今後の学習課題として拾っておきましょう。
分詞構文の理解が曖昧であれば文法書に戻り,知らない単語があれば辞書で確認します。
単語を覚える際は,単独の意味だけでなく,文章の形で確認するのがおすすめです。
たとえば「force」を調べる場合,以下のような例文と一緒に残しておきます↓
- The heavy snow forced the airline to cancel many flights.(大雪で航空会社は多くの便を欠航せざるを得なかった。)
誤答分析には生成AIも活用できる
復習では,正解の理由だけでなく,他の選択肢がなぜ不適切なのかも確認しておきたいところです。
このとき,生成AIを使って「この選択肢を入れると,文法的・意味的にどこが不自然か」と質問すると,誤答の理由を整理しやすくなります。
以下はChatGPTを用いた例ですが,穴埋めエクササイズの問題部分をスクショし,上の指示通りに質問したときのものです↓

必要に応じて追加質問をすれば,理解が曖昧な部分をさらに掘り下げられます。
ただし,生成AIの説明が常に正しいとは限りません。
疑問が残る場合,別の生成AIに聞き直してみるか,信頼性の高い資料(公式解説,辞書,文法書)で確認するようにしてください。
生成AIの詳しい使い方については,以下の記事を書いています↓
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メール内の案内も学習のペースメーカーになる
穴埋めエクササイズのメールには,問題だけでなく,TOEIC Programや英語学習に関する案内が掲載されていることもあります。
公式が発信する情報なので,試験日程や関連コンテンツを確認するうえでも安心感があります。
毎週届くメールをきっかけに,「今週も1問だけは丁寧に解く」と決めておくと,TOEIC学習の小さなペースメーカーにもなります。
TOEIC Program関連の情報はメールでも確認できますが,最新情報をまとめて追うなら公式アプリも便利です。
TOEIC公式アプリの使い方は以下の記事でまとめています↓
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穴埋めエクササイズの登録・配信設定方法
最後に,穴埋めエクササイズの登録・設定方法をまとめます。
利用には,TOEIC申込サイトの会員登録が必要です。
まだ会員登録をしていない方は,会員登録画面で「メールマガジン(穴埋めエクササイズ)を希望する」にチェックを入れてください。
TOEIC L&Rの申し込み方法については,以下の記事で詳しくまとめています↓
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すでにTOEICを受験したことがあり,会員登録がお済みの方も多いはずです。
その場合は,TOEICから届いたメールの最下部にある「配信設定を変更」をクリックし,穴埋めエクササイズを受信するように設定できます。
TOEICから届くメールには,他に以下のようなものがあります↓
- テスト日程のお知らせ
- 申込締切のお知らせ
- TOEIC Programや英語学習に関するお知らせ
もしこれらのメールを一切受信していない場合は,TOEIC申込サイトにログインし,「メールの配信設定」から「メール配信希望フォーム」へ進んで,個別に設定を行ってください↓

設定が完了すれば,あとは次回の配信を待つだけです。
筆者の受信状況では,2022年9月以降は毎週木曜日に届いています。
まとめ
当記事では,TOEIC公式が提供する無料メールコンテンツ「穴埋めエクササイズ」について,問題の特徴,Part5対策としての使い方,登録・配信設定の手順を紹介しました。
穴埋めエクササイズは,週1問という小さなコンテンツです。
ただし,正解の根拠を考え,公式解説と照らし合わせて復習すれば,Part5対策の良い補助教材になります。
大切なのは,答え合わせだけで終わらせないことです。
なぜその選択肢が正解なのか,他の選択肢はなぜ不自然なのかを確認し,必要に応じて文法書や辞書に戻りましょう。
以前,同じ問題集を使って勉強しているにもかかわらず,なかなか確認テストの点数で勝てない相手がいました。
学習中の様子を観察したところ,その人は,正解した問題でも知らない単語があれば意味や使い方まで調べ,周辺知識を丁寧に拾っていました。
TOEICのPart5でも同じです。
1問を解いて終わりにせず,正解の根拠,誤答の理由,知らなかった語句まで確認できるかどうかで,学習効果は大きく変わります。
無料で使える公式コンテンツなので,日々のTOEIC学習にうまく組み込んでみてください。