TOEICは,英語4技能のうち「聞く」と「読む」能力を評価する「Listening & Reading Test(L&R)」と,最近注目が高まっている「話す」と「書く」能力を測るための「Speaking & Writing Tests(S&W)」の2種類に大別されます。
今回はこれらテストのうち,前者にあたる「L&Rの申し込み方法」について,実際の様子を詳しくみていくことにしましょう(当サイトにはS&Wの申し込み方法の記事もあります)。
なお,その過程で会員登録が必要になりますが,その結果,申込以外にも行えることが増え,中でも学習動画と練習問題はTOEIC受験が初めての方におすすめです。
もくじ
TOEIC L&Rの申し込みには会員アカウントの作成が必要
TOEIC L&Rの申し込みですが,手順自体は大きく分けて3つです↓
- TOEICの受験申込サイトにログインする
- 受験日時や会場を決める
- 支払いを済ませる
どれも難しいものではなりませんが,それぞれに色々と語る内容があるので,これから述べていこうと思います。
まず1つ目ですが,TOEIC公式サイトに移動してログインを行いましょう。
その際,「TOEIC申込サイトの会員アカウント」を作成する必要があるので(以下の画像参照),会員登録を済ませていない方はメールアドレスとパスワードを設定するところから始めてください↓
同時に登録した住所や電話番号なども含めて,メニュー欄から後で変更することができます。

アカウントを作成すると,特別なサイトを利用できるようになり,そこでは申し込みをする以外にも,多くのことができます(後述)↓
- テスト申込
- 申込履歴の確認
- テスト結果の確認
- 結果一覧
- 認定証の再発行
- スコア提出
- 公式教材の紹介
- 学習動画の利用
- 練習問題の利用
ちなみに,ここで作成したアカウントはTOEICの公式アプリを利用する際にも必要です。
TOEIC L&Rの受験日時や会場を決める
TOEICの公式サイトにアクセスし,「テスト申込」をクリックすると,受験申込に進むことができます↓
ページの下方には選択可能な試験日や受験料が書かれていますが,後でまた確認できるので,そのまま先に進んでしまって構いません。
コロナ禍以降は同日に午前枠と午後枠が実施されるようになりましたが,タイミング的に選択できるのは,どちらか片方のみです。

受付中のものだけが選択可能なので「受験申込」のボタンを押して先に進みましょう↓

続けて受験要領に同意します。
受験票や試験について事細かに書かれていますが,注意が必要な文面としては,
- 本人確認書類がないと受験不可
- 申し込み後の各種(試験日・受験者)変更および返金は不可
- 受験地は一定期間(18日前~4日前が多い)は変更可
が比較的見落としやすいところでしょう。
あとはひたすら入力して進んでいくだけです。
氏名や住所,電話番号は,先に会員登録したときのものが自動入力されるので,改めて記入する必要はありません。
また,受験地についてもここで併せて選択します↓

TOEIC L&Rの受験料を支払う
TOEICの支払い方法には,クレジットカードの他,コンビニ払いや,変わったところでは楽天ペイが選択できます↓
なお,受験料の支払いは一括払いのみです。
以下で,実際の入力内容を簡単にみていきましょう。
クレジットカードでの支払い
情報入力で表示されるページにはいくつかバリエーションがあり,例えば以下のようなものです↓
他の物を通販するときなどと同じ入力内容なので,難しいとは感じないでしょう。
コンビニエンスストア
コンビニ支払いの場合は,支払期限が2日後になります。
どこの店で支払うかをこの時点で決める必要はなく,支払いの現場で支払方法を選べばよいだけの話です。
その後の画面は店によって異なりますが,例えばセブンイレブンの場合だと,以下のような払込票を定員に見せて支払うことになりました↓
楽天ペイでの支払い
楽天ペイで支払う場合,楽天スーパーポイントを使うこともできます。
こちらも普段,楽天で買い物するときと同じです↓
楽天ポイントを支払いに充てることができるので,お持ちの楽天会員はこちらの方法がおすすめとなります。
これらのいずれの方法で支払った場合であっても,後で「申込受領通知」がメールで送られてくることに変わりありません(コンビニは翌日までに,その他2つは1時間以内に送られてきます)。
昔は書店で紙に書いて申し込んでいたものですが,今では24時間いつでも申し込みができるようになりました。
この後の流れとして,受験票が試験日の2週間前になると発送されてきますが,未着の場合は問い合わせ期間中に電話で連絡しましょう。
その際の電話番号を含めた注意書きはすべて,申し込み完了時のメールに記載されています。
TOEIC申込サイトにあるその他コンテンツ
TOEIC申込サイトでできることは申し込み以外にもあると先に述べました。
ここで,残ったものについて説明を加えましょう!
申込履歴
申込履歴では申し込んだ内容を確認できる他,受験地の変更を行うことができます。
テスト結果
これはログイン直後に示されるページで,TOEIC L&RテストとS&W,Speaking Testの最終結果が表示されます。
この他,過去2年間のベストスコアや受験回数も確認可能です。
結果一覧
結果一覧ではこれまでに受けたテスト結果が一覧で表示されてきます。
上では見られなかった,最終結果以外のものも確認可能です。
認定証再発行
試験日から2年以内であれば,ここから公式認定証の再発行ができます(依頼履歴も確認できます)。
このとき,手数料がかかることに注意してください。
スコア提出
大学や企業の申請コードを入力することで,提出先が氏名・生年月日・オンライン番号・スコア・申請日時等を利用できるようになります。
ただし,提出できるのは2年以内に受けたテストに限られることに注意してください。

公式教材
これは単なるPRなので,スマホ上で利用したい場合には先のTOEIC公式アプリを使いましょう。
当サイトでも多くの公式教材のレビューをしています。
学習動画
15名のETSスタッフが,TOEIC L&Rの解き方をパート別に解説してくれていて,どれも10分程度の動画になりますが,問題を解く際のコツを簡単に学ぶことが可能です↓
該当パート | 動画数 |
Part1 | 1 |
Part2 | 2 |
Part3 | 3(内2つはPart4と共通) |
Part4 | 3(内2つはPart3と共通) |
Part5 | 1 |
Part6 | 2 |
Part7 | 5 |
練習問題
上で知識を学んだ後は,実際に問題を解いて定着させましょう!
問題は3つの難易度に分かれていますが,解ける問題数は問題集ほど多くはありません↓
該当パート | 問題数 |
Part1 | 3 |
Part2 | 7 |
Part3 | 9(大問数は3) |
Part4 | 9(大問数は3) |
Part5 | 6 |
Part6 | 4(大問数は1) |
Part7 | 12(大問数は3) |
まとめ
以上,TOEIC L&Rの申し込み手順について,難しいと思われるところを中心にまとめてきました。
TOEIC申込サイトに会員登録し,ログイン先から申し込みを進めて支払いまで済ませた後,受験票が到着し,実際に受験してテスト結果を確認する流れになります。
L&Rテストの申し込み締め切り日は特に早く,ふとしたきっかけで「TOEICでも受けてみようかな」と思い立ったところで,すぐ来週に試験を受けるなんてことはできません。
だからこそ,1回のテストを大切にするようにし,申し込み日から実際の試験までに残った1~2ヶ月を上手く過ごすようにしましょう↓
TOEICに申し込むという行為は不思議なもので,テスト日程が決まるとやる気が高まりますし,残り日数から逆算して計画を立てられるようになります。
先述したように,TOEICではダラダラと勉強するのではなく,期限を決めて試験日に間に合わせようとする姿勢が大事なので,教材探しや各種勉強法をどうするかなどを思案する前に,まずは申し込むことから始めてみてください。
そうすることで,すべてが自然と動き出すはずです。
最後までお読みいただき有難うございました。