TOEICは,英語4技能のうち「聞く」と「読む」能力を評価する「Listening & Reading Test(L&R)」と,最近注目が高まりつつある「書く」と「話す」能力を測るための「Speaking & Writing Tests(S&W)」の2種類に大別されます。
今回はこれらテストのうち,前者にあたるL&Rの申し込み方法について,実際の様子を紹介しながら詳しくみていくことにしましょう(S&Wの申し込み方法の記事もあります)。
目次
TOEICの申し込み手順
L&Rの申し込みですが,以下の3つの段階で少し注意が必要になるように思われます↓
- 受付期間を確認する
- 会員としてログインする
- 申し込みを行う
とはいえ,これらを正確に理解して1つずつ丁寧に行っていきさえすれば,他に難しいところはありません。
次章から早速,1つ1つ説明していきますが,まずはTOEIC公式サイトにアクセスするところから始めてください。
受付期間を確認する
TOEICの公式サイトにアクセスしたら,「テスト日程」と書かれたところ(赤の矢印部分)をクリックし,一番上のL&Rをクリックしてみましょう↓
すると続けて,近く行われる予定のテスト日程が表示されます。
コロナ禍での試験は同一日に午前と午後があるわけですが,タイミング的に,申し込みができる日時は一つのみです。
さて,実際に確認して実感できたかと思いますが,申し込みの締め切り日が思った以上に早いです。
ふとしたきっかけで「TOEICでも受けてみようかな」と思い立っても,すぐ来週に試験を受けるなんてことはできないのでご注意ください。
逆に考えれば,それだけ大掛かりなテストだということです。
だからこそ,1回のテストを大切にするようにし,申し込み日から実際の試験までに残った1ヶ月を上手に過ごすようにしましょう↓
会員ログインを行う
それでは手順2つ目の「会員ログイン」の説明に移りましょう。
これは「TOEIC SQUARE」という専用サイトにログインすることを意味し,これまでにTOEIC試験を受けたことのない方の場合,画面右下にあるオレンジ色のボタンをクリックして無料登録しなければなりません↓
会員規約を読んで同意したら,会員登録フォームを記入します↓↓
入力に不備があればエラーメッセージが出ますので,安心して入力してください。
このとき,半角と全角,大文字と小文字などを間違ってしまっても自動で修正されます。
下の方にメール配信設定があり,各テストの申し込み開始日や締め切り日の連絡,TOEIC Programに関するお知らせ,さらには穴埋めエクササイズのメルマガの希望を聞かれますが,特にすべて「希望しない」に変更しても問題ありません。
なお,これらはTOEIC SQUAREの「メール配信設定」のメニューからいつでも変更できます。
登録が完了すると,登録したメールアドレス宛てに「会員登録完了の案内メール」が届きますが,そこにはIDの記載はあるもののパスワードの記載はありませんので,記憶が新しいうちに控えておきましょう。
もっとも,仮に忘れてしまっても,自身で設定した「秘密の質問」に正しく答えることで再設定可能です。
テストの申し込みを行う
会員ログインを終えたら,いよいよL&Rの申し込みができます。
先の公式HPの上部にある「ログイン」ボタンを押して,TOEIC SQUAREに入りましょう。
すると以下のような画面が出て来るかと思います↓
S&WやBridgeではなく,L&Rと書かれているものを選びましょう。
受付中のものだけ目立つようになっているので「受験申込」のボタンを押します↓
ちなみに「バウチャー」と言うのは,団体一括受験申込の場合などに入力する「団体用の割引コード」のようなものですので,個人であれば使用することはありません。
続けて受験要領に同意します。
受験票や試験について事細かに書かれていますが,注意が必要な文面としては,
- 本人確認書類がないと受験不可
- 抽選の場合,当選者のみ受験可能
- 申し込み後の各種(試験日・受験者)変更および返金は不可
- 受験地は一定期間(18日前~4日前まで)は変更可
が比較的見落としやすいところでしょうか。
なお,抽選方式ですが,先着順ではないことと,2022年度の当選率は100%であります。
また,コロナに罹患したかその疑いがある場合は例外的に返金可能となるので,受け付け締め切り日(本番2週間前に送られてくるメールに記載があります)までに,書類をIIBC試験運営センターに郵送してください。
あとはひたすら入力して進んでいくだけです。
氏名や住所,電話番号は,先に会員登録したときのものがあらかじめ入力されるので,記入する必要はありません。
また,受験地や支払い方法もここで併せて選択します↓
受験地といっても,都道府県を大まかに選べるだけで,細かい会場の場所については個人では選べません(TOEIC運営側で近場の会場に割り振ってくれているようです)。
支払い方法には,クレジットカードの他,コンビニ払いや,変わったところでは楽天ペイが選択できます↓
なお,受験料の支払いは一括払いのみです。
クレジットカードでの支払い
情報入力で表示されるページにはいくつかバリエーションがありますが,例えば以下のようなものです↓
他の物を通販するときなどと同じ入力内容なので,難しくはないでしょう。
コンビニエンスストア
コンビニ支払いの場合は,支払期限が2日後になります。
どこの店で払うか,この時点で決めていなくても大丈夫で,いざ支払いの場面になって,支払方法を選べばよいだけの話です。
その後の画面は店によって異なりますが,例えばセブンイレブンの場合だと,以下のような払込票を定員に見せて支払いました↓
楽天ペイでの支払い
楽天ペイで支払う場合,楽天スーパーポイントが使えます。
こちらも普段,楽天で買い物するときと同じですね↓
楽天ポイントを支払いに充てることができるので,楽天会員の方はこちらの方法がおすすめとなります。
これらのいずれの方法で支払った場合であっても,後で「申込受領通知」がメールで送られてくるので確認してください(コンビニは翌日まで,その他2つは1時間以内)。
昔は書店で紙に書いて申し込んでいたような記憶がありますが,24時間いつでも申し込みができるようになったのは大変便利です。
この後の流れとして,受験票が試験日の2週間前になると発送されてきますが,未着の場合は問い合わせ期間中に電話をかけるようにしましょう。
電話番号やこういった注意書きはすべて,申し込み完了時のメールに記載されています。
まとめ
以上,TOEIC L&Rの申し込み手順について,難しいと思われるところを中心にまとめてきました。
本番の2ヶ月ほど前から受付が始まり,1ヶ月前には締め切ってしまうことや,TOEIC SQUAREに会員登録し,ログインした画面から申し込みを進め,この後は受験票が到着し,実際に受験しテスト結果を確認するという流れになります。
TOEICに申し込むという行為は不思議なもので,テスト日程が決まると不思議とやる気が高まりますし,残り日数から逆算して計画を立てられるようにもなるわけです。
先述したように,TOEICはダラダラとなんとなく勉強するのではなく,期限を決めて,試験日に間に合わせようとする姿勢が大事なので,教材探しや各種勉強法をどうするかなど色々考える前に,まずは申し込むことから始めてみてください。
そうすることで,すべてが自然と動き出すはずです。
なお,TOEIC当日の体験談も記事にしてありますので,本番のイメージトレーニングとしてお読みいただけたらと思います↓
最後までお読みいただき有難うございました!