『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』のレビュー

今回は,TOEIC L&Rの読解セクション(いわゆるPart5~7)の問題を解きたい方におすすめの参考書,『新形式精選模試リーディング』についてレビューしていきたいと思います。

その魅力はなんといっても含まれている圧倒的な問題量ですが,質が伴わなければ数を解いても意味がありません。

今回は量と質の観点から,本書で学ぶ価値があるのかどうかについて,みていくことにしましょう!

基本データ

TOEIC新形式精選模試リーディングのレビュー

名称:TOEICテスト新形式精選模試リーディング

著者:中村紳一郎

出版社:ジャパンタイムズ

出版年:2017年2月

問題数:100問のセットが5回分の計500問

対応するパート:5・6・7

価格:1900円+税

 

本書の構成についてですが,問題編と解答解説編に分かれており,本自体もこのように2つに分冊できます↓↓

新形式精選模試リーディングは分冊

別冊には5回分の問題が印刷されており,マークシートも同数分用意されているので取り組みやすいです。

本体もくじですが,解答解説がメインで,解答一覧もあります。

新形式精選模試リーディングのもくじ

最初の数ページで,リーディングセクションの攻略法や準備やテストの流れについての簡単なまとめもあるので,適宜参照ください。

 

 

使い方と解説の詳しさをレビュー

問題編のレイアウト

本書の使い方ですが,まずは制限時間75分(実際の試験と同じ長さ)で100問全部を一気に解いていきます

問題用紙自体のサイズやレイアウトは,ほぼ実際のものと同じですので心配ありません。

書かれていませんが,実際のTOEICと同様,答えはマークシートを塗るようにし,問題用紙に書き込まないようにしましょう。

 

続けて丸付けに移りますが,このような予想スコア算出表があるので,ぴったり○点のようにわかります。

新形式精選模試リーディングのスコア換算表

対策本の種類によっては,スコアがレンジで表記されているものがあり(例えば420~450),それだとあまり参考になりません。

対してこの精選模試リーディングでは,著者が学校長を務めるTOEIC専門校の受講生のデータがあるので,スコアもしっかりと導き出せるわけです。

さらにそのデータはスコア算出に限らず,解説内容にも好影響を及ぼしており,多くの受講生が間違いやすいポイントをピンポイントで解説してくれているのがわかります。

 

最後に各パートごとに解答と解説をみていきますが,一例をあげていくと,Part5ではこのような感じ↓↓

Part5の解答解説の詳しさ

正答率が問題ごとに記載されているのはもちろん,誤答に関しても解説がされているうえ,正解の横にはどの文法事項がポイントになっているのかまで書いてあります。

これは弱点を分析するのにぴったりで,苦手な文法事項だけ,スタディサプリのパーフェクト講義の英文法編で復習するなどの対策ができるわけです。

 

次にPart6の解答解説はレイアウトが工夫され見開き型になっています↓↓

Part6の解答解説をレビュー

本文と全訳を見比べながら誤解があった文章の有無を確認できますし,語彙も整理されているので便利に使えるのではないでしょうか。

ちなみに右ページには先ほどのPart5と同様,難易度や焦点などが記載されていますが,『990点講師の目』というのは,受講者が間違いやすいポイントを応用がきく感じでまとめてくれたものです。

正答率をみると難易度が高いのがわかりますね。

50%前後の問題がゴロゴロと・・・

 

Part7はこのような感じで,トリプルパッセージが見開きで英文と和訳が一目で確認できます↓↓

Part7の解答解説

 

さらにめくったページに解説がありますが,驚愕の正答率の問題もこのように混じっています。

Part7の解説2

『これがエッセンス』というのも,先ほどの『講師の目』と似たようなコラムですが,上記に書かれている「一見正解に思えても,不正解の根拠が必ず含まれている」という一言は,公開テストでも大変役立つことが多かったです。

 

総じて,この新形式精選模試リーディングには,極端な問題の偏りなどは一切なく,適度に難しい問題も含まれていました

しかし解説を読めば,例えばマルチプルパッセージでは「こことここの情報以外に,この場所も参照すべきだったのか」や,「この語句の意味を誤解してしまったので間違えた」的に納得することができ,正解の根拠を見つける作業が得意になったように感じます。

ちなみに私からのおすすめの使い方として,問題を解く際は書き込み禁止ですが,復習する際には大いに書き込んでほしいです。

特に出来の悪かった英文に解説内容や単語の意味,はたまた自分が思ったことなどを書き込んで持ち運べば,別冊(問題が載っている)だけで立派な参考書になると思いますよ!

 

 

まとめ

新形式精選模試リーディングのまとめ

以上,ジャパンタイムズから出版されているTOEICリーディングパートの決定版,『TOEICテスト新形式精選模試リーディング』のレビューでした。

帯に書いてあった通り,500問という問題数(つまり量)はもちろん,解説も正答率や根拠の提示がしっかりされており,復習する際に使いやすいレイアウト(質)も兼ね揃えた問題集だったと思います。

一般的に,なぜTOEIC教育に携わる講師たち(満点スコア取得者)が公開テストを受け続けるかについて言われていることは,出題傾向や難易度のズレを確認するためだということです。

TOEICの運営元が出版している公式問題集も過去にレビューしましたが,その問題の質というのは,現在まさに行われている公開テストに比べるとやや簡易なものでした(その後受けたテストより予想得点は高かったですから)。

みなさんには私のように,公式問題集を解いて「時間以内に余裕で解ききれた」からと安心しきってしまい,試験本番になって「全然できない」と焦ってしまう結果になってほしくはありません。

そのためにも普段からやや難しめの問題集で対策するというのは理に適っている方法であり,本書の問題傾向や難易度が公式問題集より高いというのはむしろ好都合となります。

加えて,公式の問題集はリスニングパートも含まれていますが2回分の問題しかありませんし。

この新形式精選模試リーディングはなんと5回分もの問題を解くことができますので,特にリーディングパートの点数を底上げしたい方には是非手に取ってもらいたいと思います。

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なお,同著者によるリスニングセクションの参考書レビューはこちらからどうぞ↓↓

『新形式精選模試リスニング』の参考書レビュー

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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