今回ですが,NHKの語学講座をスマホで多聴できる「ポケット語学」の評判についてみていきたいと思います。
スマホを使ったアプリはすでに多くが世に出ており,登場してから日の浅いポケット語学ですから,評判をうかがい知るためのコメントは,まだまだ少ないのが現状です。
ですが,歴史あるNHKラジオ講座が制作しただけあって,コンテンツの質の高さは他のアプリを凌駕しており,信頼に足る学びが得られる点は高く評価されています。
ここでは,各講座の特徴であったり,実際に教材を使ったりしながら,これまでに寄せられた評判を検証してみることにしましょう!
ポケット語学の評判について
アプリをダウンロードするページでは,いくつかのレビューをみることができますが,2020年に初お目見えとなったポケット語学なだけに,コメントの数はさほど多く寄せられていません。
それにもかかわらず,星にしては3以上の評価を得ていることと,ユーザーのコメントに対して公式が丁寧に返答している姿勢に好感が持てます(2022年12月21日時点で40件の評価で星3.5です)。
良いところ
これらをまとめると,良い意見としては,
ココがおすすめ
- わかりやすい解説
- リーズナブルな料金設定
- 使いやすさ
が主たるものでした。
やはり,一流講師陣による詳しい解説は本アプリの一番の魅力のようで,学習できるコンテンツのボリュームとも相まって,コスパ的にみれば値ごろ感があると判断するのが妥当でしょう。
使いやすさには画面の見やすさと機能が影響しているように思いますが,前者にはフォントに代表されるデザインだけでなく,有料アプリであるだけに広告が表示されない点も評価されているようです。
機能は全体的にシンプルなものですが,中でも速度調節と表示切替機能は特に高く評価されていました。
確かに,これらの機能を使いこなすことで,色々な使い方ができるようになりますね。
基本的な学習手順についても後で確認してみましょう!
悪いところ
一方で,悪い意見としては,
ココがダメ
- 誰の台詞かわかり辛い
- テストの完成度に不満
の2つが挙げられていました。
ただし,これらは語学アプリとして致命的と呼べるほどのものではありません。
ここまでに紹介したすべてのコメントを総じると,ポケット語学は教材として完璧に近い内容のものを備えてはいるものの,それをどうやってアプリ学習に生かすかという点において,いくつか改良の余地があるとまとめることができます。
もっとも,有料アプリなだけに更新も頻繁に行われており,2022年は全部で14回ものアップデートが行われました。
ユーザーの声も一部は反映されているようなので,要望があればアプリのプレビューページに書き込むか,NHK出版の問い合わせフォームを利用するようにすると,運営側に届きやすいでしょう。
それでは次章から,上に挙げた評判について検証していこうと思います。
ポケット語学の教材の質を検証!
まず最初に断っておくと,実際のNHKのラジオ放送では,フランス・ドイツ・イタリア・ポルトガル語など,英語以外の言語も講座のラインナップに多く含まれていますが,ポケット語学がカバーするのは英語のみです。
ただし,そのラインナップは増加傾向にあり,最近では基礎英語とラジオビジネス英語が加わりました。
講座名と担当講師については現時点で,
- ラジオ英会話(大西泰斗)
- 入門ビジネス英語(柴田真一)
- ラジオビジネス英語(柴田真一)
- 実践ビジネス英語(杉田敏)
- 中学生の基礎英語レベル1(本多敏幸)
- 中学生の基礎英語レベル2(高田智子)
の6つとなっています。
ところで,同名の番組が現在進行形で放送されている中,わざわざポケット語学を聴く意味はあるのでしょうか。
ここで,杉田講師による実践ビジネス英語という講座に注目してみると,番組自体は2020年度をもって30年以上ある歴史に幕を下ろしたばかりです。
実は,このポケット語学では,過去の番組を題材にコンテンツが作られています。
それゆえ,昔お世話になった講座を今になって再度聴いてみたいと思われた方や,今のラジオを聴いて初めて出会った講師の教えに感銘を受け,彼らの昔の番組にも興味を持ったという方にしてみれば,願ってもないチャンスが到来したのだと考えられるでしょう。
そもそも,NHKのラジオ番組で学べる英語というのは,その時代において最高レベルのものです。
そして,ポケット語学に存在する講座のラインナップとボリュームについてですが,
- ラジオ英会話=756レッスン
- 入門ビジネス英語=96レッスン
- ラジオビジネス英語=71レッスン
- 実践ビジネス英語=335レッスン
- 中学生の基礎英語レベル1=177レッスン
- 中学生の基礎英語レベル2=177レッスン
となっています。
当初の放送時間はどれも15分枠だったのですが,週のレッスン数が「2つ・3つ・5つ」などと異なっている関係で,レッスン数自体には多少違いがありますが,短めのビジネス英語(1シーズン)でも12週間分,NHK英会話(4シーズン)ともなると150週分以上が収録されていて,かなりのボリュームです。
なお,講座によっては今なおレッスンが追加され続けています。
収録されている年度については,ラジオ英会話が2018年~2021年度の放送分,実践ビジネス英語は2018年~2020年度分,入門ビジネス英語については2017年と2018年度の2年分である他は2021年度分のみの収録といった具合です。
これらの講座について,以下で詳しくみていきましょう!
ラジオ英会話
ラジオ英会話を担当する大西泰斗先生は,大手の大学受験予備校で教鞭を取られていたこともあって,「氏の英文法解説を聞くと,ネイティブ感覚に近づけたような気持ちになる」といった評判をよく耳にします。
実際,以下の著書は10年以上のベストセラーです↓
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一億人の英文法のレビュー!独自の文法体系がわかりやすい
今回は,英語を話す目的で書かれた文法の参考書である「一億人の英文法」のレビューをしていきましょう。 なお,本書が他の文法書と異なる点は,英語を話せるようになる目的で書かれているところです。 そのため, ...
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もっとも,大西先生はビジネス英語にも明るいように見受けられます(上述した予備校にはビジネススクールもありますし,Eテレの方でも「しごとの基礎英語」という番組を過去に教えていました)が,ポケット語学ではあくまで日常英会話を教えます。
この講座をおすすめできる人物像としては,英文法を学びたい方でビジネス英語に特にこだわりのない方です。
レッスンの「はじめに」で文法用語の説明が載っているのも,本講座ならではの光景でしょう(笑)
1年ごとに何かしらのテーマが定められていて,2018年度分は「会話に役立つ英文法」,2019年度のものが「自由に話すための英語力」などとなっています。
難易度にしてはB1レベルに該当する講座で,著書においてもお馴染みのイラストを使った解説がわかりやすかったです。
入門ビジネス英語&ラジオビジネス英語
ビジネス英語の講師は柴田真一先生となります。
2021年度からはラジオビジネス英語(B1~C1レベル)を担当されていますが,入門ビジネス英語はB1レベルの難易度です。
前者については以下の記事でレビューもしているので,興味があれば参照してください↓
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NHKのラジオビジネス英語で学べる3つのこと
今回は,NHKラジオから「ビジネス英語」を取り上げ,何が学べるかについてまとめてみたいと思います。 2021年の4月から新しく始まった講座ですが,週に5日とみっちりあり,1回の放送時間は15分です。 ...
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入門では,学校で習うような英語をビジネスに通用する形にまで昇華させ,例えば,単語や例文はビジネスで使われる内容になっていますし,相手に良い印象を与える英語の紹介などもあります。
年度のテーマは,2017年度が「前に進めるビジネス英語」,2018年度が「相手を動かすビジネス英語」となっており,すぐにでも仕事で使い始められるテクニックが満載の講座のように感じました。
実践ビジネス英語
この実践ビジネス英語は,内容的なハードルがとにかく高く,NHKの講座の中では最高のC1レベルに相当します。
複雑な英語で語られる内容は,ビジネスパーソンの間でも「大変為になる話が多い」と評判で,私が学生だった頃には,TOEIC対策をしながらこの講座を聴き,990点満点を取得してはマッキンゼーに入社した同級生がいました。
アメリカ人以外にも日本人や欧米人が会話に登場し,純粋にリスニング素材と見た場合でもかなりの有用性があります。
社会・経済・文化の最先端の話題ということで色々なテーマが取り上げられますが,具体例を挙げると2018年度は「自然災害・スマホ依存症・ロボット革命」,2019年度は「キャッシュレス社会・観光公害・遠隔勤務」,2020年度は「ペットの献血・フードロス・退職後も働く人」などとなっていました。
数年前のテーマではありますが,まだまだ議論の余地があるものばかりで,古い感じはまったくしません。
ネイティブの洗練された英語で最新のトピックを聴き,高い英語力を身につけましょう!

中学生の基礎英語
中学生の基礎英語は「レベル1」と「レベル2」の2部構成です。
最近の流行りは英語4技能なので,スピーキングやライティングまでしっかりと学ぶことができる本講座は,中学生や英語を学び直したい方におすすめします。
特に,学校や家事があると,どうしても決まった時間に始まるラジオを毎日聴くのは難しくなりがちですが,ポケット語学であれば,「この時間に必ず1レッスン聴こう」などと自分本位に決めることができるので,習慣化がしやすいはずです。
ちなみに,レベル1の講師である本多先生は38年間ほど中高の教員をやっておられた方で,新学習指導要領の作成にも委員として関わられています。
レベル2の高田智子先生も20年以上の教員経験の他,教員の養成に取り組まれた経験もあり,培われたノウハウめいたものを本講座の構成にも見て取ることができました。
ポケット語学の料金について検証!
次に,ポケット語学の料金について検証していきます。
私は最初,利用できる内容に制限があるかと思っていましたが,実際そのようなことはありませんでした。
コンテンツの量だけでなく,視聴できる講座の種類にも制限はなく,料金も一律となっており,月額プランだと1078円,年額プランだと10780円と2ヶ月分お得に(月換算で約899円),すべての講座の全レッスンが聴き放題になります。
学習頻度が増えるほどに得をするサービスなので,ポケット語学は多聴に向いたサービスだとも言えるでしょう。
最近,サブスクリプションの料金は当初に比べて高額化していく傾向にあり,ポケット語学の2倍以上の料金を取る語学アプリも多く存在する中で,月1000円ちょっとの価格設定は高く評価することができます。
フリープランに申し込んでアプリを起動することも可能ではあるのですが,その場合,各レッスンの1つ目しか視聴できないので,単なる動作確認くらいにしか利用できず実用性は皆無です。
逆に,有料会員に申し込んだ場合でも7日間は無料で体験でき,その間に解約すれば料金もかからないので,気楽に有料会員のコンテンツに触れてみることをおすすめします。
なお,申し込みに関しては,アプリ内決済ではなく以下のWebページから行うようにしてください(キャンペーンがやっている場合はバナーに表示されます)↓
公式サイト
アプリからですと,解約条件と支払い額の両面で不利になってしまうので注意してください。
解約と退会の両方をしなければならなくなりますし,月額は私のものですと1300円です。
さて,使い始めるまでの手順ですが,NHK出版サイト会員に登録した後,アプリをダウンロードすれば準備完了となります。
なお,10ヶ月以上使う場合は年額プランの方がお得になりますが,以下の条件に当てはまる方に特におすすめです↓
- 実践ビジネス英語や英会話を受講したい方
- ポケット語学を日課として取り入れたい方
各講座を終えるのにどのくらいの時間がかかるかですが,詳しくは次章の最後で紹介している「使い方」の記事を参照してください(実際の画面を使って説明しています)。
なお,ラジオ英会話であれば1レッスン10分程度で終えられますが,毎日2レッスンずつ進めて1年以上かかる計算です。
逆に,入門ビジネス英語は1レッスン15分くらいになりますが,レッスン数が少ないので,終了後にラジオビジネス英語の方を利用したとしても,年間プランでは持て余してしまうことになるでしょう。
一方,実践ビジネス英語に関しては,英語力やまとめのテストをどう使うかにもよりますが,毎日1時間の勉強時間を費やしたとしても,私の場合,1日で1レッスン進めるのが限界でした。
そのペースでほぼ1年,休日は復習に費やすなどとすればさらに日数は延びます。
もっとも,当アプリが「ポケット」という名を冠していることから考えても,焦って全部を終わらせようと意気込みながら取り組むというよりかは,毎日少しずつでもアプリを開くことの方が,本来の姿に近い正しい使い方なのでしょう。
なので,それこそ毎日1講座ずつを1年間続けて行くといった習慣を身に付けようと考えている方には,迷うことなく年額プランがおすすめです。

ポケット語学の使いやすさを検証!
ここでは,ポケット語学の画面を実際に使いながら,その評判について検証してみましょう!
使いやすさについては良い面も悪い面もあることがわかっていますが,中には無料会員で登録した人の意見も含まれており,実際のところはどうでしょうか。
ポケット語学では基本的に,以下の3ステップで学んでいくことが推奨されています↓
- 会話文で学習する
- 解説を読む
- テストを受ける
1について補足すると,会話文を聴いて音読する際,外出先だとできないように考えがちですが,ボソボソ声であっても同等の効果は得られると言われているので是非やってみてください。
すぐ後で出てきますが,最高峰の講師陣による解説は,さすがの詳しさとわかりやすさです。
テストでは正解状況をもとに出題内容が変化するように作られているため,出来についてはそこまで気にせず挑むようにしましょう!
また,毎回のレッスンに「学習のポイント」がまとめられており,To doリストとしても使うことができます。
会話文学習
まずは通しで会話文を聴いてみましょう!
スマホ画面の右下にある「通し再生」を押すことで,連続して会話を聴くことができるのですが,このとき,読まれる英文を見ないようにすることで,リスニング力のチェックができます。
その他,設定で文字表示を日本度や英語のみにすることや,再生速度が3段階で変えられることも覚えておいてください。
前者については,私はあまり使用しませんでしたが,再生速度に関しては,ラジオ英会話では速く,実践ビジネス英語では遅くするなどと使い分けることもありました。
リスニングの時間にして1分弱は語数にして100語程度に相当するのですが,実践ビジネス英語(上の画像だと最右列にあるもの)だと1分を超えて200語程度の英文となります。
すべて聞き終えたら,今度は通し再生ではなく1文ごとにクリックするようにし,意味と音のチェックを細かくしていきましょう。
最初にお手本が流れている間はできないのですが,それが終わると,自分の声を録音したりフレーズ帳に登録したりできます↓
さらには,シャドーイングとロールプレイのトレーニングをすることも可能です。
前者は一文ごとにタップしながらお手本に声を重ねるように付いていきますが,すべての講座において有効な方法だと思います。
一方後者は,ラジオ英会話で特に役立つ勉強法で,設定にあるミュートボタンを使い,自分が演じる登場人物の音声をミュートするようにしましょう。
こちらについては,画面上に「もっと効果的に会話文で勉強する」といったコラムがあるので,そちらも確認してみてください。
ところで,2つ前の画像をみていただくとおわかりのように,登場人物の見分けはつきにくいように感じます。
これについては1人ずつ色分けするか会話の吹き出しの向きを変えるか,せめて男女で色を別にすると良いかと思いますがどうでしょうか。
音声解説
次に解説を読んでいきますが,「再生する」というボタンが示すように,ラジオ番組で聴くような音声による解説があります。
以下は,ラジオ英会話のものになりますが,時間にして5分程度の長さがあり,かなり充実していました↓
NHKラジオでは,講座ごとに焦点を当てる内容が異なっており,
- ラジオ英会話:語句と発音,文法チェック,語彙のイメージを掴む,英語で表現する
- 入門ビジネス英語:語句と発音,今日のフレーズ,類似表現,意思疎通の強化,意思疎通のヒント
- 実践ビジネス英語:語句と発音,語句の解説,穴埋め問題
といった具合になっています。
以下は実践ビジネス英語のものですが,先の英会話のものと比べるとその差は一目瞭然でしょう↓
なお,ポケット語学には紙のテキストは存在しません。
しかし,書き込めない代わりにスクリーンショット(画像)として残すことができますし,適宜メモしておくだけでも十分用に足ります。
強化テスト
学習の最後には強化テストを解きましょう。
これはその日の内容を元に作られた小問5つからなるのですが,1問20点で計算されます。
なお,途中で間違えてしまうと得点は少なくなりますが,別の問題に切り替わり難易度が下がっていく仕様です。
例えば,以下の画像では,1・4・5・7問目で間違えたことを示していますが,4問目にはより難易度の低い問題が続けて2問出題されていて,第6問で見事正解できたことを示しています↓
難易度の下がり幅としては,例えば,最初は日本語から英単語のスペルを書き込むものだったのが,4択問題か空欄を減らしての出題となり,それでもダメなら2択問題や並び替え問題に変わるといったものです。
とはいえ,続けて解くと問題自体が変わるなど,複数パターンが用意されていますし,正解の選択肢の位置も変わるなど,単純な仕組みではありません。
テストは4問目以降ともなると,全文をディクテーションする問題がほとんどとなり,問題の難易度はかなり高いと感じるはずです↓
また,強化テストについては発音が確認できなかったり,スペルがうまく覚えられず正解しにくいといった不満の声があがっていました。
確かに有料アプリの中には,間違えた問題だけを分類して再度出題してくれるものだったり,間違えた単語を自動的に単語帳に登録してくれるようなものもありますが,ポケット語学にそのレベルを求めるのは,やややり過ぎだとも感じます。
たとえ最後まで正解できなくても,こうして解説ページへの誘導も表示されてくるわけです↓
あくまで私の意見ですが,1回1回のテストはチェック作業にすぎないと考え,間違えた問題を通して,自分の受講態度のどこに問題があったかについて考えることで次回以降に生かすことができます。
それを繰り返していけば,自然と正しい受講態度が身につくのではないでしょうか。
難易度が高すぎると感じても,正解できる問題なのかどうかは自己判断できますし,完璧さを求めない姿勢も時には大切なのだと,個人的には思います。
最後には総得点が計算され,メニューにある学習履歴のところにも記録されました。
総勉強時間などがグラフで出てくるとやる気が出るかもしれませんが,変に不具合が増えても大変なので,そこまでは望みません。
その他,5レッスン進むごとに,それまでの回のまとめテストが入るなど,適宜復習できるところが私的に高評価です。

なお,私なりに考えたポケット語学の使い方を別の記事にまとめているので,興味がある方は参考にしてください↓
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TOEIC上級者が教える!ポケット語学の使い方
NHKの過去の英語講座が破格で聴き放題になるポケット語学ですが,今回はそれぞれの講座ごとに「TOEIC上級者(Aレベル)である私が普段行っている使い方」について紹介してみたいと思います。 折角アプリを ...
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まとめ
以上,NHK出版のポケット語学の評判について検証してきました。
コンテンツの量としてはさすが歴史あるNHKの語学講座ということで,まだまだ増えていく余地が大いに残っていて,さすがに現在放送されているところに追いつくことはないでしょうが,もしかすると,全く別の講座が追加されるかもしれません。
また,たとえ同じ講座であっても,さらに遡って2014年くらいのNHKラジオのラインナップだと,ラジオ英会話の講師は遠山顕先生が,入門ビジネス英語でが関谷英里子先生が務められています。
余談ですが,我が家に残っているラジオ教材としては,1991年の大杉正明先生の英語会話が最古のものですが,どこぞの資料室を利用させてもらった際,松本享先生や東後勝明先生の番組を視聴させてもらった経験もあります。
そのときは,テキストをノートに全て写し取り,音声はMDに録音するなどしていましたが,今振り返ってみるとなんだか懐かしいですね。
いずれの場合も,その時代を象徴する英語の達人がNHKラジオの講師になっていたことは確かであり,この伝統は今でも変わっていません。
周りをみると,力を持った英語講師は近場の塾でもちらほら抱えているような状況になってきてはいますが,それでもやはりNHKラジオを担当する講師は別格です。
加えて,スキマ時間を利用したスマホ学習は効率的で,料金的にも大変リーズナブルです。
例えば,上で示したテキストはわずか240円で購入できたものの,カセットテープは1400円で送料も250円かかるなど,物価の安かった当時においても1ヶ月1890円かかっています。
物として後に残るというメリットはありますが,たった1つの講座だけでポケット語学の1.75倍ほどの値段です。
その時代と比べると,現代では価格破壊が起こっているといいますか,なんとも教材が手に入りやすく学習しやすい世の中になったものです。
その一方で,スマホゲームに1日数万円を課金してしまうこともあると聞きますし,お金の使い方について考えさせられることが多い今日この頃です。
もっとも,楽しいと思えるものにお金をかけること自体は,幸せに生活していく上で至極当然なことでしょう。
英語を学ぶ意欲のある方は,ぜひともポケット語学を使って,最高レベルの英語講座を堪能する毎日を送ってみてほしいと思います↓
公式サイト
通常ですと「7日間は無料で使える」などと書かれていますが,できるだけ日付が変わったタイミングで申し込むようにしてください(というのも,23時59分に申し込むと1分で1日目が終了してしまうからです)。
最後までお読みいただいた方,ありがとうございました。