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ロゼッタストーンでビジネス英語を学ぼう

今回ですが,ロゼッタストーンでビジネス英語を学んでみたときの様子についてまとめてみたいと思います。

具体的にはビジネス編のVol.1~3を使うことになるわけですが,習得できるシチュエーションやトレーニング内容,出てくる英文の難易度を中心にみていきましょう!

ロゼッタストーンのビジネス編とは

ロゼッタストーンの学習開始画面

ロゼッタストーンを用いてビジネス英語を学ぼうと思ったら,中上級編に存在するビジネス編を使うのが基本です。

ソースネクスト社がアルク社と共同開発したことからもわかるように,中上級編は日本限定のラインナップとなります。

姉妹編として,初中級編がありますが,より高いレベルの英語を取得できるのが特徴で,このビジネス編を使うと,ロゼッタストーンのシリーズ中最高となる「レベル6」にまで到達することが可能です。

このビジネス編をやり終えた暁には,複雑なニュアンスを含む表現であったり,プレゼンや電話応対だったりを,簡潔かつタイミング良く,さらには論理的な英語で返答できるようになります。

もちろん,ビジネス英語を身に付けるといっても,土台となるのは基礎的な会話力で間違いないので,中学英語に自信がない方は初中級編から始めるのもありでしょう。

とはいえ,ビジネス編であっても,レベル1の英語(詳しくは後述)から始まるので,初心者がまったく付いていけないような内容ではありません。

さて,本教材の構成ですが,全3巻(Vol.1~3)は計18ユニットからなり,各ユニットごとにテーマが決まっている他,先に進んでいくほどに難しくなっていくので,徐々にレベルアップしていくことが可能です。

ユニットごとのテーマは以下のようになります↓

  1. 身近な事項を説明(同僚や仕事,開発商品など)
  2. 相手に確認する(近況や相手の予定について)
  3. 共同で作業する(備品の修理,出張目的など)
  4. 交渉する
  5. 報告と分析
  6. 現状と展望を示す(海外勤務や市場変化など)
  7. 基礎的な発信(話を止める・考えを説明する)
  8. 状況説明と提案
  9. 社内コミュニケーション(会議や電話の取り次ぎ)
  10. ソーシャルスキル(交渉を切り上げる・接待する)
  11. 意思を伝える(同意する・断る・褒めるなど)
  12. プレゼンに挑戦
  13. 基礎コミュニケーション(飲みに誘うなど)
  14. プレゼンを仕切る(本題を説明する・まとめる)
  15. 会議を行う
  16. 電話対応
  17. 交渉を進める
  18. 接待を行う

どれもビジネスでは十分に起こり得るシチュエーションですね。

こういった表現を身に付けておくことの利点は,挨拶や礼儀といった余計な部分に意識を持っていかれずに済む分,肝心の伝えたい内容の方に集中できることではないでしょうか(もちろん挨拶が重要ではないということではありません)。

ここで構成の方を補足すると,3つのユニットを進めるごとにレベルは1つ上がり,各ユニットには5つのレッスンが含まれます↓

ロゼッタストーンのユニットとそれに含まれるレッスン

1日1レッスンを学習し,1週間に1ユニットを終えるのが目標だと理解しておきましょう。

ところで,ロゼッタストーンはPCでも学習できますが,本記事においてはアプリをダウンロードしてスマホ上で使っていくことにします。

なお,ビジネス編はダウンロード版なので,教材が送られてくることはありません。

これはつまり,購入した後,登録したメールアドレスに送られてくるシリアル番号を入力するだけで,即座に使い始めることが可能になることを意味します。

それでは早速始めましょう!

 

ビジネス編に含まれるトレーニング

ロゼッタストーンに含まれるトレーニング

ロゼッタストーンの1つのレッスン(通常1日分の目安)に含まれるトレーニング内容ですが,全部で8つ(コアレッスン・発音・語彙・文法・ライティング・リスニング・会話・復習)です。

「レッスンを今すぐ開始」というところをクリックして,後は提示されるがままに自動で進んでいくだけですが,私はとりあえず復習までやり遂げてから,できの悪かった部分(特にコアレッスン)をやり直すように工夫しています。

以下で1つ1つみていきましょう!

コアレッスン

ロゼッタストーン独自のメソッドは,母語をなるべく介さないことです。

ゆえに,解いている最中の意識としては,なるべく英語とイメージだけで考えるようにしましょう。

早速,コアレッスンでそれを実感することになりますが,そのレッスンで扱う基本的な英文が登場し,問題の数は15と最大となります。

トレーニング内容は,すぐ後から紹介する内容からの出題が中心なので(ライティング・リスニング・会話・復習を除く),詳細についてはそちらを参考にしてください。

なお,初回なので,単語の意味や正解がどうしてもわからない場合があると思います。

画面下の「>」を押せばスキップすることもできますが,画面最下部にある「辞書」や「サポート表示」といったヒントを使ってみるのがおすすめです。

辞書のマークをクリックすると,これまでに出てきた単語が自動で抽出され,このように意味を確認できます↓

ロゼッタストーンの辞書機能

また,サポート表示を使うと,日本語の全訳表示に切り替えたり,答えを表示させたりすることが可能です。

余談ですが,一番右にあるのはスコアボードで,自分がどこを間違えたのかが一目でわかるので,復習する際に重宝しています↓

総合スコア一覧

発音

ロゼッタストーンの発音トレーニング

音声が流れるので,それを真似して発音しましょう。

発音は判定され,ある程度の基準を超えると正解となり,上の写真にあるマイク周りのゲージが正答率を示していて,100点満点だと全部が緑色に,不合格の場合は橙色で表記されます。

なお,どうしても難しいようであれば,右上のメニュー(3つの点の部分)から難易度を下げてみてください↓

ロゼッタストーンの発音設定

易しくするほど,間違えの基準が緩くなっていきます。

ところで,逆に最大の難度で挑戦した場合であっても,LやRの違いのような微妙なもの(例:lawとrawなど)や複数形のsや冠詞の有無が判定されない場合もありました。

1語1語正しく発音する以外に,脱落などの音声変化を交えながら流暢に発音しても判定されるので,むしろこれで良いのでしょう。

とはいえ,明らかに単語が違ければ必ずひっかかりますので,なかなかに驚く判定精度でした。

語彙

ロゼッタストーンの語彙トレーニング

語彙では,聞いた音声を頼りに,それを最もよく表しているイラストを選んだり,逆にイラストにふさわしい英文や単語を選ぶといった問題を解いていくものです。

中には判断が付きづらいものもありますが,「よりふさわしいもの」を探すことを心がけてみてください。

よくみると,何かしらのヒントがありますし,あまりに紛らわしいものには単語の意味が日本語で書かれていることもあります。

なお,単語をイメージで覚えるのは通常の単語帳では学びにくい,まさにロゼッタストーンならではのものです。

海外で生活すると,実際は音とイメージを結びつける必要があるので,大変実践的なものだと言えるでしょう。

文法

ロゼッタストーンの文法トレーニング

文法のトレーニングでは,空欄に適する語を選びます。

この他,音声からイラストを選ぶような問題も出てきましたが,こういった「その他に属するような問題」は合いの手的な位置づけなのかもしれません。

難度的にレベル1ともなると簡単ですが,レベルが上がってくると段々と難しくなっていきます。

ライティング

ロゼッタストーンのライティングトレーニング

ライティングは,英語の音声を聞き,それをタイピングするトレーニングです。

これからはCBTが増えてきますし,実際のところ,紙に鉛筆で書く場合とタイピングする場合で,覚えやすさにほとんど違いはありません。

なお,固有名詞を書き取るのが難しいですが,文末のピリオドやクエスチョンマークなどの付け忘れにも気を付けながら頑張りましょう。

しかし,英語圏の方がSNSやメールで,アルファベットを高速入力しているのをみると,慣れも大事なのだなぁと感じます。

リスニング

ロゼッタストーンのリスニングトレーニング

まったくアルファベットを介さず,音だけで正解のイラストを選ぶのがリスニングのトレーニングです。

とはいえ,出題内容はこれまでに学んだものですので,必要に応じてスピーカーのマークを押して何度も聴き直しては,正解を選びましょう!

会話

ロゼッタストーンの会話トレーニング

会話は,英文の流れに合った会話を完成させるトレーニングです。

これまでに学んだものからの出題を基本とし,自分で考え出すのではなく,流れた英文を繰り返せばよいのでそこまで難しくありません。

とはいえ,たまに空欄だけあって返答を言わないといけない問題もあり,ほぼ1回目は正解できませんが,何度か繰り返して正解できれば良いと割り切ることにしました。

復習

復習では,コアレッスンを除いたこれまでの6つのトレーニングから1つずつ出題されます。

その日の内容を簡単に確認できるので,全問正解を目指して頑張りましょう!

さて,こういったレッスンを平日に1つ(約30分くらいかかります)のペースでやっていくと,3巻全部が18週間で終わる計算となるので,4ヶ月ちょっとのボリュームだということがわかります。

値段を考えると,それだけの期間学べるのであれば値ごろ感がありますし,かなりの反復練習となるため,学んだものが記憶に残りやすいと感じるでしょう。

 

ビジネス編の難易度について

ロゼッタストーンビジネスの難易度の違い

前章の内容は最も簡単なレベル1のレッスン1の内容でした。

ここでは,ロゼッタストーンのビジネス編で扱う英文を,各レベルごとに3文ずつ抜粋してみましょう。

これらをもとに,レベルごとの難易度の差を実感していただけたらと思います。

レベル1

  • The company has lots of information.
  • You seem to want to change the subject.
  • Yes. But let's not check all the shelves today.

最初こそ,中学1年生にやるような文法から始まりますが,すぐに一般動詞や助動詞,さらには命令文が出現してくるので,なかなかに進度は早いです。

なお,単語の意味も3つ目の文では「not~all(すべてが~ではない)」という部分否定が使われていますが,そこまで厳密に訳し方を学ぶものではないので,分かる範囲で構わないように思います。

レベル2

  • We agreed to renegotiate the contract the other day.
  • I will explain my ongoing project to my boss today.
  • This is an age when we have to be more sensitive to change in the market.

文法的には,不定詞や動名詞そして過去分詞に,関係代名詞やThere構文などが関わってきますが,英文自体もより長くなってきました。

また,よくみると,どこかしらに難しい単語(例えば上の例だとrenegotiateやongoingなど)が含まれており,日本の参考書だとあまり見ないような英文で新鮮に感じます。

レベル3

  • Excuse me, but did you say the deadline was June 8?
  • We have to put the product on sale without delay.
  • Let's wait for another five minutes until everyone's here.

現在完了形,前置詞などの文法が加わりますが,これまでに出てきた文法を用いた英文も登場してきます。

ここまでで大体2ヶ月くらい経っているわけですが,適度に復習しつつ,新しい内容も増やしていけるのは効率的ですね。

レベル4

  • Dick can always think of something diplomatic to say.
  • Please give me your honest opinion.
  • We must apologize for the slight delay in replying.

より語彙レベルが高くなってきて,例えば上のdiplomaticは「如才ない;気の利いた」という意味です。

2文目のhonestや3文目のslightなど,ちょっとした単語が加わることで,より英文が生き生きとしてくることがわかります。

なお,会話文もより流れを意識させるものになってきて,良いタイミングで会話に参加することができるようになってきました。

レベル5

  • It's been a long day, hasn't it, Tom? Let's unwind.
  • Inexperienced investors have a tendency to sell when they should buy.
  • We're short on staff and overworked.

文章構造を理解していないと解けないような文法問題が増えてきたほか,語彙もだいぶ難しくなっています。

すべての文を完全にものにするのは難しいですが,学ぶほどに自分のビジネス英語が洗練されてきたように感じるはずです。

レベル6

  • Tighter regulations and guidelines followed the bribery scandal.
  • I wonder if there will be some way to compromise on this issue.
  • It's impacting my company negatively, but it's a bonanza for Japanese firms.

4ヶ月目の最後はレベル6の内容となります。

文法内容などはこれまでにやった内容ではあるものの,語彙や文構造などがより高度になってきていて,「これほどの内容をスラッと話せたら良いなぁ」と向上心を刺激させてくれるものです。

中学英語で英会話の7割は話せると言いますが,レベル6の英文をみると,高校レベル以上の文法やビジネスで使える語彙力の重要性を実感します。

 

まとめ

ロゼッタストーンビジネスのユニット1のトレーニング内容

これまで,ロゼッタストーンビジネス編の教材構成やトレーニング内容を中心に,最後は学ぶ英文の難易度の違いについても紹介してきました。

ロゼッタストーンのレッスンは直感的にクリックして答えを選んだり,発音やタイピングの問題もあるものの,面白いスキットやBGM,それに講義動画が流れるようなものではありません。

問題量もなかなかに多く,どちらかといえば反復を基本とした詰め込み教育的なものです。

スマホで学べるので詰まらないとまでは思いませんが,1日1レッスンをこなすのが徐々に辛くなってきます。

とはいえ,レベル6の英文をみるとわかるように,最終的な着地点はかなりのものですし,大変なレッスンをやり遂げると,学んだ内容は確かに頭の中に残っており,身に付いている感じがします。

ベッドで横になっていて,その日に学んだ表現を思い出すこともありました。

ロゼッタストーンのビジネス編の販売価格は5,478円ですが,キャンペーンが意外と頻繁に開催されているので,以下のページから最新情報をチェックしてみてください↓

ビジネス編の販売ページ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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