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ロゼッタストーンの中・上級編でビジネス英語を学ぼう

今回ですが,「ロゼッタストーンでビジネス英語を学んでみたときの様子」を紹介しましょう!

ロゼッタストーンではドラマに出てくる英語に触れたりTOEIC対策を行ったりもできるのですが,今回はビジネス編のVol.1~Vol.3に焦点を当て,習得できるシチュエーションやトレーニング内容,そして出てくる英文の難易度を中心にみていくことにします。

ロゼッタストーンのビジネス編とは

ロゼッタストーンの学習開始画面

ロゼッタストーンを用いてビジネス英語を学ぼうと思ったら,中・上級編を使うのが基本です。

177ヶ国で販売されているロゼッタストーンですが,こちらはソースネクスト社がアルク社と共同開発したもので,日本限定のラインナップとなっています。

姉妹編として,初・中級編が知られており,こちらは世界中で販売されていて,中・上級編の前段階として導入することも可能です。

もっとも,出てくる英語のレベルは前者が1~5であるのに対し,後者は1~6となるので,基礎から学べないわけではありません。

内容については後述しますが,このビジネス編をすべてやり終えた暁には,複雑なニュアンスを含む表現だったり,プレゼンや電話応対だったりを,簡潔かつタイミング良く,さらには論理的な英語を用いて返答できるようになります。

さて,本教材の構成ですが,全3巻は計18ユニットからなり,各ユニットごとにテーマが1つ決まっている他,先に進んでいくほど難しくなっていくので,徐々にレベルアップしていくことが可能です。

ユニットごとのテーマは以下のようになります↓

  1. 身近な事項を説明(同僚や仕事,開発商品など)
  2. 相手に確認する(近況や相手の予定について)
  3. 共同で作業する(備品の修理,出張目的など)
  4. 交渉する
  5. 報告と分析
  6. 現状と展望を示す(海外勤務や市場変化など)
  7. 基礎的な発信(話を止める・考えを説明する)
  8. 状況説明と提案
  9. 社内コミュニケーション(会議や電話の取り次ぎ)
  10. ソーシャルスキル(交渉を切り上げる・接待する)
  11. 意思を伝える(同意する・断る・褒めるなど)
  12. プレゼンに挑戦
  13. 基礎コミュニケーション(飲みに誘うなど)
  14. プレゼンを仕切る(本題を説明する・まとめる)
  15. 会議を行う
  16. 電話対応
  17. 交渉を進める
  18. 接待を行う

どれもビジネスでは十分に起こり得るシチュエーションで,挨拶や礼儀といった余計な部分に意識を持っていかれずに済む分,学びたい内容に集中できるはずです(挨拶などは初・中級編で扱います)。

構成について補足すると,3つのユニットを進めるごとに英文レベルが1つ上がり,各ユニットに含まれるレッスン数は5つです↓

ロゼッタストーンのユニットと含まれるレッスン

1日1レッスンを学習し,1週間に1ユニットを終えるのが学習進度の目安だと理解しておきましょう。

ところで,ロゼッタストーンはPCでも学習できますが,当記事ではアプリをダウンロードしてスマホ上で使っていくことにします。

なお,ビジネス編はダウンロード版のデジタルコンテンツとなり,教材が送付されてくるようなことはありません。

これはつまり,購入した後,登録したメールアドレスに送られてくるシリアル番号を入力するだけで,即座に使い始めることが可能であることを意味します。

それでは,トレーニング内容からみていきましょう!

 

 

ロゼッタストーンの中・上級編に含まれるトレーニング

ロゼッタストーンに含まれるトレーニング

ロゼッタストーンの1つのレッスンに含まれるトレーニング内容ですが,全部で8つ(コアレッスン・発音・語彙・文法・ライティング・リスニング・会話・復習)です。

「レッスンを今すぐ開始」というところをクリックし,後は提示されるがままに進めていくだけになりますが,私はとりあえず復習のトレーニングまでをやり遂げてから,できが悪かった部分(特にコアレッスン)をやり直すように工夫しています。

以下で1つ1つみていきましょう!

コアレッスン

ロゼッタストーン独自のメソッドは,母語をなるべく介さないことです。

ゆえに,問題を解いている最中は,なるべく英語とイメージだけで考えるようにしましょう。

早速,コアレッスンでそれを実感することになるのですが,そのレッスンで扱う基本的な英文が登場し,問題数は15問と最大になっています。

初回ということで,単語の意味や正解がどれだかわからない場合があるでしょう。

その場合,画面下にある「>」を押してスキップすることができるのですが,画面最下部にある「辞書」や「サポート表示」といったヒントを使ってみるのがおすすめです。

辞書のマークをクリックすると,これまでに出てきた単語が自動で抽出され,このように意味を確認できます↓

ロゼッタストーンの辞書機能

一方,サポート表示を使うと,日本語の全訳表示に切り替えたり答えを表示させたりすることが可能です。

余談ですが,一番右にあるのはスコアボードで,ここからは自分がどの問題を間違えたかが一目でわかるため,復習の際に重宝しています↓

スコアボードに表示された総合スコア一覧

 

発音

ロゼッタストーンの発音トレーニング

このトレーニングでは音声が流れるので,それを真似して発音しましょう。

発音はAIによって判定され,ある程度の基準を超えると正解になり,上の画像にあるマイク周りのゲージが正答率を示していて,100点満点だと全部が緑色に,不合格の場合は橙色で表記されます。

なお,難しくて先に進めないようであれば,右上のメニュー(3つの点の部分)のところから難易度を下げてみてください↓

ロゼッタストーンの発音トレーニングの設定

易しくするほど,不正解と判定される基準が緩くなっていきます。

ところで,最大の難易度でもって挑戦した場合であっても,LやRの違いのような微妙なもの(例:lawとraw)や複数形のsや冠詞の有無が判定されない場合がありました。

1語1語正しく発音しないで,脱落などの音声変化を交えながら流暢に発音してみても正解になるので,むしろこのくらいの緩さの方が都合良いのでしょう。

とはいえ,明らかに別の単語を発音すればひっかかりますので,中々の判定精度でした。

 

語彙

ロゼッタストーンの語彙トレーニング

語彙のトレーニングでは,聞いた音声を頼りに,それを最もよく表しているイラストを選んだり,逆にイラストにふさわしい英文や単語を選んだりします。

中には判断が付きづらいものもありますが,「よりふさわしいもの」を探すことを心がけてみてください。

よくみると,何かしらのヒントが与えられていることが多く,あまりに紛らわしいものには単語の意味が日本語で書かれていることもあります。

なお,単語をイメージで覚えるという学習法は,通常の単語帳を使っていては味わえない,まさにロゼッタストーンならではのものです。

海外で生活してみると,音とイメージを結びつける必要性に迫られるので,大変実践的な練習であると言えるでしょう。

 

文法

ロゼッタストーンの文法トレーニング

文法トレーニングでは,空欄に適する語を選びます。

その他,音声を基にイラストを選ぶような問題も見られましたが,こういった「その他に属するような問題」は合いの手的な位置づけなのかもしれません。

飽きがこない工夫と言いますか,複数の視点で学ぶことによって理解も深まるというものです。

レベル1の難易度では簡単と感じるでしょうが,レベルが高くなると段々難しくなっていきます。

 

ライティング

ロゼッタストーンのライティングトレーニング

ライティングは,英語の音声を聞いて,それをタイピングするトレーニングです。

これからの時代,CBT(コンピュータを操作して回答する方式)を採用するテストが増えてくるでしょうし,紙に鉛筆で書く場合とタイピングする場合とで,覚えやすさにほとんど違いはありません。

固有名詞を書き取るのが難しかったですが,文末のピリオドやクエスチョンマークなどの付け忘れに気を付けながら頑張りましょう。

しかし,英語圏の方がSNSやメールでアルファベットを高速で入力しているのをみると,慣れも大切だなあとしみじみ思わされます。

 

リスニング

ロゼッタストーンのリスニングトレーニング

まったくアルファベットを介さず,音だけで正解のイラストを選ぶのがリスニングトレーニングです。

とはいえ,出題内容はこれまでに学んだものとなるので,必要に応じてスピーカーのマークを押して何度も聴き直しては,正解を選ぶようにしましょう!

 

会話

ロゼッタストーンの会話トレーニング

会話トレーニングでは,英文の流れに合った会話を完成させましょう。

これまでに学んだものからの出題が基本となり,自分で新しいものを創る必要がなく,流れた英文を繰り返せばよいのでそこまで難しくありません。

とはいえ,たまに空欄だけ表示されて返答を言わないといけない問題があり,1回目は正解できなくても,何度か繰り返していると正解できるはずです。

 

復習

復習のところでは,コアレッスンを除いたこれまでの6つのトレーニングから1つずつ出題されることになります。

その日の内容を簡単に確認できるので,全問正解を目指して頑張りましょう!

さて,このようなレッスンを平日に1つ(約30分くらいかかります)のペースでやっていくと,3巻全部が18週間で終わる計算となるので,4ヶ月ちょっとのボリュームだということがわかります。

値段を考えると,それだけの期間学べるのであれば値ごろ感がありますし,かなりの数の反復練習を行うことになるため,学んだものが記憶に残りやすく感じられるでしょう。

 

 

ロゼッタストーンの中・上級編の難易度

ロゼッタストーン中・上級編の難易度の違い

前章の内容は,最も簡単なレベル1のレッスンから取ってきたものです。

そこでここでは,ロゼッタストーンの中・上級編で扱う英文を,各レベルごとに3文ずつ抜粋することにします。

これらを比較することで,レベルごとの難易度の差を実感してみてください。

レベル1

  • The company has lots of information.
  • You seem to want to change the subject.
  • Yes. But let's not check all the shelves today.

レベル1は中学1年生がやるような文法事項から始まるものの,すぐに一般動詞や助動詞,さらには命令文が出現してくるので,中々に進度は早いです。

なお,上の3つ目の文では「not~all(すべてが~ではない)」という,やや難しめの「部分否定」が使われています。

補足
補足
もっとも,厳密に訳し方を学ぶものではないため,分かる範囲で理解していくで構いません。

 

レベル2

  • We agreed to renegotiate the contract the other day.
  • I will explain my ongoing project to my boss today.
  • This is an age when we have to be more sensitive to change in the market.

レベル2となると,文法的には不定詞や動名詞そして過去分詞に,関係代名詞やThere構文などが登場してきた他,英文自体も長くなってきました。

また,よくみると,どこかしらに難しい単語(上の例だとrenegotiateやongoingなど)が含まれており,日本の参考書にはあまり載っていないような英文が新鮮に感じられます。

 

レベル3

  • Excuse me, but did you say the deadline was June 8?
  • We have to put the product on sale without delay.
  • Let's wait for another five minutes until everyone's here.

レベル3の文では現在完了形,前置詞などの文法事項が加わりますが,これまでに出てきた文法を用いた英文も登場してきます。

ここまでで大体2ヶ月くらい経っているわけですが,適度に復習をしつつ,新しい内容も増やしていけるところが効率的です。

 

レベル4

  • Dick can always think of something diplomatic to say.
  • Please give me your honest opinion.
  • We must apologize for the slight delay in replying.

レベル4はさらに語彙レベルが高くなり,例えば,上のdiplomaticは「如才ない;気の利いた」という意味です。

2文目のhonestや3文目のslightなど,ちょっとした単語が加わることによって,より英文が生き生きとしてくることがわかります。

会話文は,より流れを意識させるものに変わり,良いタイミングで会話に参加することができるようになってきました。

 

レベル5

  • It's been a long day, hasn't it, Tom? Let's unwind.
  • Inexperienced investors have a tendency to sell when they should buy.
  • We're short on staff and overworked.

レベル5ですが,文章構造を理解していないと解けないような文法問題が増えてきたほか,語彙もだいぶ難しくなっています。

全ての文を完全にものにするのは難しいですが,学ぶほどに自分のビジネス英語が洗練されてきたように感じるでしょう。

 

レベル6

  • Tighter regulations and guidelines followed the bribery scandal.
  • I wonder if there will be some way to compromise on this issue.
  • It's impacting my company negatively, but it's a bonanza for Japanese firms.

4ヶ月目の最後になると,レベル6に到達します。

文法内容などはこれまでにやったものですが,語彙や文構造などがより高度になっていて,「これほどの内容をスラッと話せたら良いなあ」と向上心を刺激させてくれるでしょう。

中学英語だけで英会話の7割をカバーできると言われますが,レベル6の英文をみると,高校レベル以上の文法やビジネスで使える語彙力の重要性も実感できます。

 

 

まとめ

ロゼッタストーンビジネスのユニット1のトレーニング内容

ここまで,ロゼッタストーンビジネス編の教材構成やトレーニング内容を中心に,最後は学ぶ英文の難易度の違いについてもみてきました。

ロゼッタストーンのトレーニングには発音やタイピング作業を必要とする問題もみられますが,基本的には面白いスキットやBGM,それに講義動画は存在しません。

問題量は中々に多く,どちらかといえば反復練習を基本とした詰め込み教育的なものです。

スマホを使って学べるので決して詰まらない内容ではありませんが,1日1レッスンをこなすのが徐々に辛くなってくるでしょう。

とはいえ,レベル6の英文をみるとわかるように,最終的な着地点はかなり高いところになりますし,大変なレッスンをやり遂げるほど,学んだ内容が確かに頭の中に残り,より身に付いた感じがするはずです。

ベッドで横になっていると,その日に学んだ表現を思い出すこともあるでしょう。

ロゼッタストーンのビジネス編の販売価格は5480円ですが,時期によってはキャンペーンが開催されることもあるので,以下のページから最新情報をチェックしてみてください↓

ロゼッタストーン

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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スタディTOEIC®の管理人

TOEICの受験歴は20年以上となり,これまでに100以上の教材を試してきました。ベストスコアはL460 R455 S170 W170で,IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022を受賞しています。

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