TOEICのスコアアップに必要な勉強時間!1日2時間&計300時間が目安

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

さんくす

東大院修了(農学修士)×指導歴20年の教育・Web運営専門家。L&R 915点,S&W 340点(IIBC AWARD受賞)に至る20余年の遍歴を論理的に分析し,公開しています。100以上の教材を身銭を切って検証した一次情報を生かし,論理的思考を武器とする理系研究者ならではの最短攻略法を伝授します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

TOEICで目標スコアを設定するのは大変良いことですが,例えばスコアを100点上げるためにどれくらいの勉強時間が必要になるのでしょうか。

母語である日本語について考えてみると,私たちは2歳児の段階ですでに2000時間を日本語のリスニングに費やしているようです(参考)。

そしてこの「2000時間」というのは,英語を含むあらゆる言語において,相手が話す内容を理解するために必要な時間だとされます(類似のものに,あらゆる職業において「プロ」と呼べるレベルに達するためには10000時間がかかるという話もあります)。

もちろん,このときに勉強効率や才能などが関係してくるでしょうが,それ以上に,どんなスコアを目指すにしてもある程度の時間を費やさなければ上達しないことは明らかです。

そこで今回の記事では「目標となるTOEICスコアを達成するのに必要な勉強時間」をまとめ,1日2時間の計300時間を可能にするための心構えについてもみていくことにしましょう!

TOEICスコアを100点アップさせるのにかかる勉強時間

時計

TOEICを運営している国際ビジネスコミュニケーション協会の資料の中に,「ネイティブ講師による英会話研修を受けた時間数と,研修前後のTOEICスコアの変化を比較したデータ」というものがあります。

まずは,その内容をまとめましょう↓

100点のスコアアップに必要な時間

  • 300点を400点にするには200時間が必要
  • 400点を500点にするには250時間が必要
  • 500点を600点にするには300時間が必要
  • 600点を700点にするには350時間が必要
  • 700点を800点にするには400時間が必要
  • 800点を900点にするには500時間が必要

これは1日2時間,週に2回の英語研修に基づくデータで,予習や復習の時間は含みません。

さんくす
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ただし,独学のみでこれと同じ効果を得るためにはこの倍の時間数が必要と言われており,これだけ周りに教材が溢れている現代においてもスクールがなくならないのは,英語のプロに習うことにそれだけの価値があるからです。

なお,上記の時間をすべて足し合わせるとまさに先の「2000時間」になり,TOEICのスコアを300点から900点にまでアップさせることができます。

TOEICで900点近くを取って,ようやくネイティブの2歳児レベルというのはちょっと悲しい話ですが,実際,今の自分の置かれた状況を冷静に分析してみると,あながち間違っていないようにも思うわけです。

他の900点取得者に尋ねてみても,誰もが口を揃えて

英語ができるようになったかと聞かれればまだまだで,ようやくスタート地点に立っただけだ。

と言います。

その他のデータには三枝幸夫氏の論文があり,こちらでは先のものよりも少なく見積もられていて,100点アップするのに200~325時間が必要とされる他,250点から950点までに必要な勉強時間は計1750時間です。

細かな違いはありますが,数字というのは自分を裏切りません。

日本人の平均スコアが600点ちょっとであることを考慮しても,「300時間」を目安にして学んでみると,TOEICスコアが上がったことを実感できそうです。

 

 

300時間の勉強は忙しくても可能

会社で忙しそうにする人々

ここからはTOEICのスコアをアップさせるための心構えを2つみていきます。

まず1つ目ですが,三井住友海上の社長の談話をどうぞ↓

私が上司の立場になって意識して行ったのは,難しい案件はあえて一番忙しい部下に託すことだった。忙しい人間ほど,限られた時間内に多くの案件を処理するスピードが要求され,決断力が研ぎ澄まされているからだ(2015年 柄澤康喜談)。

この話から,忙しさについて考えてみましょう。

まず最初に言いたいのは,「忙しいからできない」というのは言い訳だということです。

学生時代によく目の当たりにしましたが,勉強ができる人の多くは部活を熱心にやっています。

そうなると自由時間が減ってしまいますが,時間の大切さを知っているからこそ,ちょっとした空き時間であっても無駄にしなくなるわけです。

これは私事になりますが,とある習い事をしていて「忙しいからお休みします。」と伝えたところ,先生は決して許してくれませんでした。

これも上の理屈で考えてみれば,

忙しいのを承知で始めたのだから,忙しさは言い訳にできない。

となるでしょう。

その証拠に「やる気が出ないので休みます。」と伝えたときには何も言われませんでした。

ここで一度,どうしてTOEICの勉強をしようと思ったのかについて考えてみてください。

おそらくみなさん,覚悟を決めて始めたはずです。

ならば,忙しさを言い訳にすることがあってはなりません。

もう一つ伝えたいこととして,締め切りこそが人を成長させるという話があります。

「時間ができたからTOEICの勉強をするか。」的な態度では,忙しいときに勉強を後回しにしてしまうでしょう。

たまにほんの少し勉強するだけでは大きな成長は訪れず,自然とやらなくなってしまうはずです。

もし仮に細々と続けられたとしても,いつまでも終わりが来ないのであればきりがありません。

締め切りがあるおかげで,なんとかその日までに仕上げようと頑張れるし,実力以上の作品が作れるんだ。

とは,知り合いの漫画家のかつての言葉ですが,音楽で作曲したり絵を描いたりする場合においても,締め切りがなければ,気になるところをずっと直しつづける羽目になってしまいます。

TOEICも芸術も趣味でやる分にはどう学んでも構いませんが,仕事の一環として取り組むのであれば,短期間で目標を達成するように計画しましょう。

TOEICの学習において1日2時間,週6回勉強した場合,約半年で300時間を達成できますし,1日1時間なら1年間で実現可能です。

以上をまとめると,TOEICの勉強を始めるときは「1~2時間は毎日必ず英語学習に費やす」などと決め,「半年または1年でTOEICスコアを100点アップさせる」ことを目標に勉強するのが健全な考え方のように思われます。

 

 

1日2時間の勉強時間はスキマ時間から捻出する

仕事の合間に英字新聞を読む男性

1日に2時間勉強するというのは,社会人や学生にとって比較的困難なことのように思われますが,連続した2時間を設ける代わりに10分や15分といったスキマ時間での学習を積み重ねれば,意外と難なく達成できるものです。

最近よく耳にするようになったスキマ時間ですが,代表例としては通勤や通学時間の他に「ながら時間」があります。

後者は朝食を食べながら英字新聞を読んだり,歩きながらイヤホンで英語を聞いたりすることとされ,こうした時間を積極的に勉強に役立てていきたいものです。

注意点ですが,スキマ時間における英語学習では聞き流しがメインの勉強方法となるため,初めて聞く音源は教材としてふさわしくありません(易しい音源であれば許容されます)。

逆に,1度完璧に理解したものであれば,聞き流しているだけでも意味や音が頭に入ってきやすいので,できるだけ既習内容を使って勉強するようにしましょう。

もっとも,スキマ時間の合計が何分なのかを測るのは難しいものです。

やる気を上げるためにも,5分単位で学習時間を記録できるアプリを使いましょう。

アナログ派の方は学習日記を付けるのがおすすめです。

 

 

まとめ

オフィスの勉強スペース

ここまで,TOEICのスコアアップに必要な勉強時間を紹介し,忙しい中で時間を捻出する心構えとスキマ時間の有効活用についてもみてきました。

今回の記事の要点をまとめると,

  • 勉強時間は300時間を一つの目安にする
  • 忙しさを言い訳にせず,締め切りを設定する
  • 勉強時間はスキマ時間から捻出し,1日1~2時間を目標に
  • 半年または1年でスコアアップが実感できる

となります。

繰り返しになりますが,勉強時間は数値で可視化できるので誤魔化しようがなく,絶対的な価値を持つ物差しとして機能するものです。

是非とも300時間を目安に,忙しい生活の中にTOEIC勉強を取り入れましょう!

目標スコア別の具体的な勉強法については,以下の記事も参考にしてください↓

最後までお読みいただきありがとうございました。

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