スタディサプリのようなオンラインサービスで,しかもスマホアプリを用いたサービスというのは,「不具合」というものがやはり怖いものです。
パソコンだって普段は当たり前に使えていますが,突然何かの拍子にネットワーク接続が切れてしまえば,復旧するまでの間,何もできません(その際,自分が日頃どれだけPCに依存していたのかがわかります)。
一方,アプリにおいて「落ちる」といえば,カメラアプリしかり,SNSアプリしかり,そしてスマホゲームしかりです。
もっとも,突然落ちてしまうようなことは,アップデートを重ねるたびに基本的には少なくなってくるもので,それが有料アプリを使う意味でもあるのですが,それでも無くなることはありません。
そしてそれは,スタディサプリENGLISHにおいても例外ではないのです。
今回はそんな不具合について,具体的な内容と対処方法についてみていきたいと思います。
スタディサプリENGLISHの不具合と対処法
ここではスタディサプリENGLISHを使っているときに起こる不具合に関して,症例をいくつか紹介します。
ページが突然開かなくなる
アクセスしようとしても,一向に画面が開く様子がない。
この場合に考えられることは,「深刻な不具合」か「軽微な不具合か」のいずれかになります。
もちろん,不具合に軽いも重いもないのは承知していますが,前者の場合は数時間から長いときだと1週間に及ぶような場合もあるため,こうなってしまえば完全にお手上げです。
滅多には起こりませんが,TVCMなどの影響で利用者が急増した場合などにサーバーがダウンしてしまうとこのような事態に陥ることになります。
サーバーを借りる料金は大きさで決まるわけで,ギリギリとは言いませんが,たっぷり余裕を持った状態ではないために起こると考えられます。
なお,深刻な場合は,アプリのアップデートや大規模なメンテナンスが入るのを待つしか対処方法はありません。
過去に,スマホでは開けなくてもPCでは使えたりすることもあったので,そこは1つ試してみてください。
逆に軽微な不具合であれば,短いものだと15分くらいで,長くても1時間もすれば無事に復旧する場合がほとんどです。
おそらく,このページにたどり着かれた方の大部分は,こちらのケースに見舞われてしまったことが多いように思われます。
ちなみに,2017年のサービス開始当初は数時間復旧しないなんてこともざらにありましたが,年々サービスは改善され,今でも起こるには起こるのですが,「だいぶ早く復旧するようになったなぁ」というのが正直な感想です。
予期せぬエラーが表示される
続けて,エラーメッセージが表示されてしまう場合についてまとめましょう。
私の場合,スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースを使っていたときに,「予期せぬエラーが発生しました」という忌まわしい文字と共に不具合が訪れました↓
選択肢が「はい」しかないのが,なんだかシュールです(笑)
この後どうなるかですが,「はい」を選ぶと,しばしの時間読み込みがあった後,アプリがすぐに落ちる(シャットダウンする)か,何もなかったかのように普通に使い続けられることのどちらのケースもありました。
アプリが落ちた後,私は間髪入れずに再起動したのですが,そのときは特にエラーの余波もなく普通に使うことができました。
スマホを新しくしてから滅多に起こらなくなったので,機種との相性があるのかもしれません。
こちらもパソコンで開けるか確認してみてください。
頻繁にエラーメッセージが表示される方は,後述するスマホスペックもご確認いただければと思います。
その他の不具合
OSがアップデートされたタイミングで不具合が生じることも多いです。
その場合は,お知らせ欄にてその都度対処法が表示されるのですが,iOSで音声トラブルが発生した際は,
設定→一般→キーボードの音声入力をオンにし,音声入力言語で英語を選択する
などとして解決できました。
その他,最近には以下のような不具合がありました↓
- システム不備による有料会員権利付与の漏れ(2022年4月19日)
- 有料サービスの利用権限が付与されない(22年3月7日)
- 二重課金が発生する(22年3月7日)
- 学習履歴がリセットされる(22年3月2日)
スマホの推奨スペックについて
ここではスタディサプリENGLISHで推奨されているスマートフォンのスペックについてまとめましょう。
まずはiPhoneなどのOSからですが,
- iOS 13.0以上
となっています。
バージョンの確認方法ですが,スマホの「設定」→「一般」→「情報」の順で確認できます。
次にAndroidのOSですが,
- Android 6.0以上
となっており,こちらの場合ですとホーム画面で「メニューアイコン」をタップし,「設定」→「端末情報」で確認可能です。
想像ですが,バージョンがギリギリだとエラーメッセージが出やすくなるのかもしれません。
この条件を満たしているのに不具合が出てしまっている場合,真っ先にしてほしいのが,アプリ自体にアップデートがないかチェックすることです。
過去の例においても,どうしようもないエラーはその後アップデートが入って解決へと向かいました。
数日待っても更新が入らないようでしたら,最終手段である「スタディサプリENGLISHの問い合わせフォームから質問」を行っていただきたいと思います。
後の方で問い合わせ方法についても記述しましたので,わからなければそちらも参考にしてください。
パソコンでの不具合と対処法
パソコンでは大画面で勉強ができるので,こちらの方こそ快適に使いたいところです。
ちなみに私の場合,PCで「予期せぬエラー」が発生したことはこれまでに一度もありません。
その代わり,ログインがいつまで経ってもできない症状は出ています↓
ずっとこの「読み込み中」みたいなマークがグルグル回っていて,一向に先に進まずログインできないという症状です。
こういった場合もスマホ同様,PC環境を確認してみましょう。
Mac環境の方はこちら↓
ブラウザ:Apple Safari・Firefox・Google Chrome
チャット:同上
続けてWindowsの環境です。
ブラウザ:Microsoft Edge・FireFox・Google Chrome
チャット:Mozilla Firefox・Google Chrome
さて,ここで一つ昔話をいたしますが,スタディサプリENGLISHでは,リリース当初,セキュリティーモードへアクセスできる端末環境をおすすめしていた時代があります。
セキュリティーモードは「プライバシーモード」などの別名がいくつか存在しますが,定義としては,「一部のウェブブラウザに搭載されている,履歴などのプライバシーにかかわる情報を,ウェブサイト閲覧後に自動で削除する機能の総称」となります。
ここでは,実際に先ほどのPCでのグルグルエラーを,プライバシーモードにすることで解決できたときの様子を紹介しましょう。
Google Chromeの場合で説明しますが,右上にある「縦に並んだ3つの点(設定)アイコン」をクリックします。
するとそこから,シークレットウインドウが開けるわけです↓
次にこのようなお知らせが表示されてきますので,このブラウザでスタディサプリENGLISHを開いてみましょう↓
そうすると先ほど開けなかったスタディサプリが無事に開けたではないですか!
小さくて恐縮ですが,左上端にシークレットモードのマークが出ているのがおわかりでしょうか↓
その他に私が試した対処法は,ブラウザを変えて起動してみることでした。
Google ChromeでログインできなくなったのでFirefoxで起動してみたところ,特にシークレットウインドウ(Firefoxだと「プライベートウインドウ」と呼ばれます)にしなくても,普通にログインできるようになりました。
こちらも試してみてください。
問い合わせフォームについて
スタディサプリENGLISHが起動しない,エラーが連発する場合の最後の対処法は,スタディサプリENGLISHのお問合せフォームを利用することです。
アプリから質問する場合は,スタディサプリENGLISHメニューの「設定」から「よくある質問・問い合わせ」をクリックすると可能になりますが,開けない場合だと,この方法は使えません。
その場合,以下のページから直接問い合わせてみるようにしてください↓
とはいえ,あまりスタディサプリ側に負担をかけないためにも,当サイトとしましては,まず数時間待ってから,最終手段としての問い合わせを推奨しています。
なお,大きなトラブルが発生すると,後日お知らせ欄にて何らかの報告が載るので,気になる方は復旧後のお知らせ欄にも注目してみてください。
まとめ
以上,スタディサプリENGLISHにおいて開けない不具合が起きたときの対処法についてみてきました。
昔に比べて不具合の頻度も低くなったのですが,起こるときは起こるものです。
スタディサプリENGLISHでは,そういった不具合が出ないか確かめるためにも「無料体験期間」が設けられていますが,使い始めてダメそうなときは,いっそスタディサプリENGLISHを利用するのを諦めるという選択も重要です。
そもそも,効率良くTOEIC対策をするためにスタディサプリを使い始めたわけですから,不具合のせいで不快な気持ちになったり,時間を取られてしまうようなことがあってはなりません。
ところで,全てのスマホアプリに共通する「不安定さ」に対してですが,開発元がアップデートにてしっかりと対応してくれる姿勢を示すことも重要になってきます。
App StoreやGoogle PlayストアでスタディサプリENGLISHの対応についてこれまで見てきましたが,なかなかの誠実さを感じるものでしたね。
今後不具合から完全に開放される日が来ることを望みます。