TOEIC L&R TEST Part1・2のアプローチ!中上級者のリスニング本

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす

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東大院修了(農学修士)×指導歴20年|教育・Web運営専門家 さんくす。かつては英語に挫折しかけた私が,L&R 915点,S&W 340点(IIBC AWARD受賞)に至った20余年の軌跡を論理的に分析。100以上の教材を身銭を切って検証した一次情報を生かし,理系研究者ならではの誰もが実践できる最短攻略ルートをご提案します。詳しいプロフィールは運営者情報をご覧ください。

今回はZ会の「TOEIC L&R TEST Part1・2」のレビューをしてみようと思います。

発売から結構な時間が経っていますが,その間にTOEICの形式自体に変更はなく,紹介されているアプローチは今でも十分通用します。

そもそも,中・上級者向けでPart1&2対策を扱った書籍は選択肢が限られ,公式から2024年に出た音声速解はPart3&4を扱ったものでしたし,TOEIC最強攻略PART1&2はリスニングセクションで450点くらい取れる人が満点を狙うのに使うような特殊型でした。

その点,Z会のPart1・2のアプローチは中・上級者に必要なテクニックを丁寧に紹介していて,より多くの人を対象にしています。

まずは概要から始め,次に中身をみていきましょう!

TOEIC L&R TEST Part1・2のアプローチとは

TOEIC L&R TEST Part 1・2のアプローチの表紙

本書はZ会のTOEIC対策本の一つで,全パート分のアプローチが出ています。

なお,Z会の特徴は分析力に優れるところとアプローチが極めて王道で,かつまとめも適宜行われるところです。

フランクな物言いの気さくな感じのする対策本では決してありませんが,実力あるスタッフ(作者に限らず編集に携わる人なども含む)が作成しているので,独りよがりな方法を紹介しているでもなければ,得ているデータ量も個人で出版しているものとは比べものになりません。

さんくす
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Z会はずっと前から社会人や法人向けにTOEIC指導を行ってきています。

詳しくは次章以降でみていくとして,以下に本書の概要をまとめましょう↓

名称:TOEIC®L&R TEST Part1・2のアプローチ

著者:Z会編集部,Ross Tulloch,Adam Ezard

ページ数:200ページ

音声:MP3形式またはストリーム再生

ISBN-10:4862902553

発売:2018年9月

定価1760円

Ross氏は至高の模試600問の執筆にも関わっている方で,Adam氏はZ会で教えている方です。

目次は以下の通りで,音声ダウンロードのページはこちらからアクセスできます↓

TOEIC L&R TEST Part 1・2のアプローチの目次

シンプルに毎日1つずつ行っていくと,16日で一通り終えられることがわかるはずです。

さんくす
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1日の勉強時間はPart1が30分,Part2では40分が基本になります。なので,1日に1時間ちょっと勉強できるのであれば8日間しかかかりません。

基本的に別日のアプローチは異なるものになりますが,各パートの最後の2日間は総合問題になっていて,それまでの内容を復習できるところまでよく考えられています。

1回の学習内容は,

  1. 高得点者の着眼点
  2. 練習問題
  3. 実践問題
  4. トレーニング音声・キャッチボール音声

のようになっていて,最初に解説があった後,練習問題を丁寧に解き,実践問題で完成させるのですが,それで終わりとはならず,リスニング力や問題への対応力を高められるトレーニングも用意されているところが良いです。

さんくす
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本書は2016年5月以降の新傾向に対応しているので,捻った問題や四ヶ国語の国籍表記があります。

 

 

Part1のアプローチの詳細

普通の対策本だと,公式TOEIC模試のように,お決まりのintroductionsを用いて一般的な説明がなされるものですが,本書は早速分析(Part1の解答の鍵)から始まるところが流石です。

〇〇だから△△が鍵となります。

的な説明に納得しながら読み進められることでしょう。

Part1では写真からどのような情報を読み取るかがわかりづらく,同じ写真は出ないのでパターン化しづらいと思っていた私ですが,たとえ自分の観察通りの選択肢とはならなくても,分析した内容がその後のリスニング音源の理解を助けてくれるので,何もしないよりも圧倒的に得点率が高くなります

TOEICのPart1で注目すべきポイント

上の写真では4つの注目ポイントがありますが,一つでも見逃していたものがあれば,それをしっかり学ぶことによって今後の分析精度が上がるわけです。

もう一つ興味深いのは,これらの注目ポイントを読み上げた音声が別に用意されているところで,よくある表現を耳で覚えることができます。

つまり,1問から学べる表現は,選択肢の4つの英文に注目ポイントの英文を加えたものになるわけで,通常のほぼ倍のリスニング量を確保できるわけです。

さて,練習問題が終わったら次に実戦問題を使って再度練習することになりますが,別写真の問題でありながらも同一パターンの問題になっていて,意外と学んだことが生かしやすいことに気付くでしょう。

これは本番でも同じなので,自信を持って臨んでください。

最後に通しで音声を聞き直したらその日の学習は終わりです。

なお,最後に待ち構える総合問題では,いきなり問題を解き始めることにはなりません。

長めの知識を追加するところからの開始です↓

コラム的な読み物

解答・解説を読んだ後にもコラム的な読み物は出てきます(もっとも,これらの知識は通常のトレーニングにもちょろっと出てきます)。

 

 

Part2のアプローチの詳細

Part2は最初の疑問詞を聞き取ることが重要ですが,新傾向になってからはそれだけでは通用しない問題が登場しました。

例えば,Whereで始まる質問に対して,明確な場所を述べている選択肢がないわけです。

そのようなものは難問になりがちですが,本書を通して3つのことができるようになります↓

  1. 自然な会話の流れをイメージする
  2. 選択肢ごとに正誤を判断できる
  3. 多くの実例を学べる

まず1つ目ですが,これは時間をかけてやるべきところで,本書ではワークブックのように記入欄が設けられているのが特徴です。

これにより,

面倒くさいからやらずに済ますか。

とズルをせずに済みます。

他にも練習問題のところで,長めのポーズが取られ,自由に発想できる時間が設けられていました↓

長めに取られた思考のための時間

続く正誤判断ですが,こちらは実際にどのように考えるべきかというモデル的なものが書かれていることに驚くでしょう↓

Part2の問題を解きながら考えるべきこと

その日の終わり部分には「キャッチボール音声」と呼ばれるものがあり,こちらは実戦問題の質問に対して成立する応答例を複数個紹介するものです↓

キャッチボール音声の例

例えば,全部で14個の実戦問題があったのであれば,模範解答を含めて42個の応答例を学ぶことができます

この他にもコラム的な読み物で別視点でのまとめが行われますし,多くの知識を基に柔軟な発想力が育つことでしょう。

Part1は全部で6日間分でしたが,Part2は10日間分もあるので,ただでさえ後者の方が問題量多めとなっています。

さんくす
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実際Part1と2では後者の方がスコアアップに影響しやすいとされているので,この不均等な配分は歓迎すべきものです。

総合問題はこちらも本番と同じ問題数で,一気にやることになってやや大変に感じるかもしれませんが,本番と同じ時間配分となるため,できるだけ中断することなしに取り組むようにしてください。

 

 

まとめ

TOEIC L&R TEST Part 1・2のアプローチの裏表紙

以上,Z会のTOEIC L&R TEST Part1・2のアプローチのレビューでした。

Z会らしい分析力に加えて,Part1では写真の着眼点が丁寧に解説され,Part2では圧巻の情報量で柔軟な発想力を育むことができました。

TOEICのリスニングセクションですが,今回のPart1・2は一番最初に取り組むことになるため,ここで出来が悪そうに思えたり,焦ってしまった自分に気付いてしまったりすると,残りのパート全てに悪影響を及ぼすだけに,大きな問題なく通過することが重要です。

その意味で本書の貢献度は意外と高く,まとめに関しても総合問題の他に音声トレーニングやキャッチボール音声が設けられていて,できるようになってきたことが感じられやすい仕様になっていると言えるでしょう。

発売から日数が経っているとあって,古本屋さんで見かけることも増えています。

また,Z会の学習方針に賛同した方は,総合的に対策できるAdaptieを使ってみるのも良い方法でしょう↓

TOEIC中・上級者のみなさんがスコアアップすることを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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長年「Z会の英語添削」に従事してきたプロの目から見て,社会人の本質的な英語力を鍛えるのに最も論理的で優れたシステムです。ビジネス英語を総合的に学び、S&W(スピーキング・ライティング)の実践力まで高めたい方は『Asteria』を。純粋に「TOEIC L&Rの目標スコア」を最短で達成したい方には『Adaptie』を推奨します。私がS&Wで340点(AWARD受賞)を獲得できたのも、こうした良質なアウトプット訓練の賜物です。

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