読解特急2スピード強化編のレビュー!Part7対策に

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今回ですが,TOEIC界でよく名前を目にする著者による「読解特急2スピード強化編」をレビューさせていただきます。

本シリーズの「特急」というタイトルには,1~2駅分の集中力をもって問題に取り組むという決意と,読解スピードを特急ばりに上げていこうという意気込みが込められているのでしょう。

一般的にスコアアップの鍵とされるリーディングセクションを攻略するにあたり,最後の長文の攻略が欠かせません。

そして,この読解特急がターゲットにしているのはまさにそのPart7ということで,一体どのような方法でもって学んでいくことになるのか,これからみていきたいと思います。

読解特急2スピード強化編とは

読解特急2スピード強化編の表紙

基本情報

名称:TOEIC L&R TEST読解特急2スピード強化編

著者:神崎正哉,TEX加藤,Daniel Warriner

出版年:2018年2月

出版:朝日新聞出版

価格:836円

ページ数:256ページ

音声:ダウンロード可(スマホ&PC)

本書は2010年9月に発売された「新TOEIC TEST読解特急2スピード強化編」を,2016年の新形式に合わせて改題したものです。

文庫本サイズで持ち歩きやすく,外でやることもできます。

補足
補足
一般論として,読解用の問題集は集中力が途切れがちな環境下での学習に向かないとされますが,これはスピード強化に焦点が置かれているため,短時間で1問を解くことができ,電車内でも無理なく学習可能です。

もっとも,ストップウォッチの準備が必要です(後述)し,シンプルな作りにするためシングルパッセージの問題しかないことに注意が必要です。

本シリーズには多くの種類が出ているので,必要なものを選ぶようにしましょう↓

読解シリーズの違い

読解特急:2017年5月発売。全28問を収録。バランスの良い出題内容。

読解特急3:2022年7月発売。やや長めの記事を収録。単語レベルは高いが設問は素直。

読解特急4:2021年11月発売。eメール問題などのビジネス文書を収録。

読解特急5:2018年2月発売。ダブルパッセージを20題収録。

読解特急6:2020年11月発売。トリプルパッセージを20題収録。

音声用のCDは付いていませんが,スマホの場合はabceedのアプリを使うことで音声を再生でき,パソコンだと朝日新聞出版のHPからダウンロードできます。

補足
補足
余談ですが,当時,音声データ付きのTOEIC読解教材は珍しかったものです。

以下はスマホで音声を再生しているときの様子ですが,それ以外にもアプリで答えを入力して自動採点してもらったり,ストップウォッチを使用したりもできました↓

abceedと読解特急2

やや細かな指示になってしまいますが,英語本文を見ずに音声と質問だけを用いることで,リスニングセクションの対策に利用することも可能です。

本書の特徴についてみていく前に,まずは目次に目を遣ると,

  1. 進歩の軌跡編
  2. スピード・リーディング・トレーニング編

のように大きく2つに分かれていることがわかりました。

もっとも,前者は自分のトレーニングを記録するための資料にすぎず,わずか10ページから成るちょっとしたものですから,メインコンテンツは明らかに後者です。

ページ数にして200ページ超のボリュームを誇ります。

1つの英文につき設問が3つあり,全部で30個の英文は計90問です。

それでは,次章で本書の細かい特徴についてみていくことにしましょう!

 

 

読解特急2スピード強化編の特徴

先述した持ちやすさもありますが,特に目を引く本書の特徴としては,

  • 自分の成長が視覚化できること
  • 読む速度がアップすること
  • 気楽に学べること

の3つが挙げられます。

以下で1つ1つ説明を加えましょう!

成長が視覚化できる

読解の速度を記録するページ

最初の10ページには,本書の使い方に加え,上のような記録用ページがあります。

これは,1分あたりに何語読めたかを記録するためのもので,このように自分の読解速度を毎回記録しなければいけないとなると,嫌でも時間を意識するようになりますし,

速く読まないと!

などと自然と焦らされることになります。

できれば心穏やかにいたいですが,そんなぬるい環境下では本番に向けた対策はできません。

ストップウォッチでかかった時間を測るだけでも,本番に近い状況を作り出せます。

加えて,自分の速読力を記録しグラフにすることで自分の成長度が明確化され,TOEIC学習のモチベーションが上がるでしょう。

 

読む速度が上がる

本書の利用方法ですが,基本的には以下の3ステップを踏むことになります↓

  1. 読む時間を測る
  2. 問題を解く
  3. 1分あたりに読めた語数を記録する

3の計算方法に関しては,本書の10ページに計算表が掲載されているので,時間さえストップウォッチで測ることができれば簡単に算出できるでしょう。

補足
補足
このとき,秒で計算するのがポイントです。

ちなみに,本書に登場する英文はすべて,語数が120~160語に調節されていて,問題ごとに差が出にくいように工夫されています。

例えば,以下は大問の1になりますが,左ページの上部に総ワード数が「119語」と出ているので,これをもし45秒で読むことができれば,119÷45×60=159語/分のスピードで読めたことになるわけです↓

読解特急2の1問目

TOEICでは1分で150語を読めることが目標の1つとなっているので,Part7の問題を解く際は速読を心掛け,1題1分以内に解くというスピード感に慣れることで,本番でも知らず知らずにその速度を維持できるようになります。

 

気楽に読める

解説やところどころに出てくるコラムには,TOEICのプロである著者らの意見が会話形式で登場してきました。

読解特急2を最初から最後まで読むだけで,高スコア取得者がどのような解き方をしているのか,様々な観点から学ぶことができて良かったです↓

質問1の解答・解説

概して,こういったトーク形式の解説というのは無駄な話が多くなり,量がある割に得られる情報が少ないことが少なくありませんが,本書では重要ポイントばかりをまとめてくれているので,スコアアップに役立つ知識が多く見つかるように思います。

その他,頻出語句は詳しく解説され,語注は豊富で応用事項も載っていて語彙力の強化に役立ちました↓

語彙に関する解説

もはや単語帳のようにすら見えてきます。

当然,設問も含めた全ての和訳が確認可能です↓

読解特急2の全訳

最後に,上記画像右下にある記録欄に実施日とタイム,1分間に読めた単語数などを書き込み,1日のノルマがめでたく終了となります。

すべてやり終えた感想としては,やることがシンプルで,大変取り組みやすかったです。

 

 

まとめ

読解特急2の裏表紙

以上,読解特急2スピード強化編のレビューでした。

TOEICが新形式になって,Part7を代表とする英文読解問題を解く際にかなりの速読力が求められるようになりました。

加えて,問題を解くために必要な内容は,テクニックで何とかなる場合がないとは言いませんが,文意を素早く正確に把握することで初めて,はっきり見えてくるものです。

これができるようになるためには,とにかく多くの英文を読む必要がありますが,ただ闇雲に読むのではなく,制限時間を設けて,しっかりとした解説がある教材を使って練習を積む必要があります。

本書はそういった学習用途に適しており,興味のある方は積極的に使ってみてください。

用途が限られているとあってそこまで分厚くないので,達成感が容易に得られます。

値段も安めに思うので,2以外の読解特急にも手を伸ばしてみてください↓

最後までお読みいただき,ありがとうございました。

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スタディTOEIC®の管理人

TOEICの受験歴は20年以上となり,これまでに100以上の教材を試してきました。ベストスコアはL460 R455 S170 W170で,IIBC AWARD OF EXCELLENCE 2022を受賞しています。

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