TOEICの学習には「公式問題集を解く」といった実戦的な対策も役立ちますが,それ以前に,英語を聴いたり読んだりする時間を増やすことがとにかく大切です。
ところで,従来の勉強方法についてここで考えてみますと,TOEICの模試を買ってきて2時間机に向かうという方法は,時間がある人には良いのでしょうが,ほとんどの人にとってはかなりハードルの高いことのように思えます。
仕事で忙しい社会人はもちろん,家事に時間を取られて自分の時間が取れない主婦や,自由な時間が比較的取りやすい大学生であっても,多くの時間は学生のときにしかできないこと(サークルや遊び,バイト,学校の勉強など)でスケジュールは埋まってしまっているわけです。
今回は,そんな忙しい日常だからこそ実行してほしい「スマホを使ったTOEICの勉強法」についてみていくことにしましょう!
スマホを使った「技能別勉強法」について
スマートフォンはほとんどの人が持っているツールで,これからの時代には欠かせないものです。
逆に言えば,スマホをうまく使いこなせるからこそ,人生を楽しく有意義に過ごすことが可能になります。
その一番の強みは「絶えず自分の傍にあること」です。
身近に存在するものの筆頭である財布ですら最近はスマホに取って代わられ,変な比較かもしれませんが,自分にとって大切な人よりも一緒にいる時間は長いのではないでしょうか。
しかも,友人以上に自分を楽しい気持ちにさせてくれることだってあるわけです。
だからこそ,何かをするときはそんな心強い相棒を頼れないか,真っ先に考えるようにしてください。
TOEICの学習は,L&R TEST対策では「リスニング」と「リーディング」を,S&W対策では「ライティング」と「スピーキング」を技能別に強化しなければなりません。
次の章から,スマホを使ったこれら4つの技能別勉強法について,一つ一つみていくことにしましょう!
スマホでリスニング力を高める方法
スマホでリスニング能力を高めようと思ったら,当たり前ですが,実際の英語を聴く時間を増やすトレーニングが有効です。
その時にリスニングする素材としておすすめなのが英語のニュースです。
各国の有名局は,ネットで検索すればすぐに出てきます。
アメリカのCNNを始め,イギリスのBBC NEWSなどは字幕が付いているものが利用できて便利です。
さらに最近では,それに加えて動画を利用するのも,面白い学習ができるように感じます。
YouTubeも良いですが,特に動画配信サービスは,月額1,000円程度(1日あたり30円ちょっと)で洋画が楽しめるので便利です。
ただ単にセリフを英語で聴くだけでなく,海外の文化や自分の英語熱も高まるので,意外な効果が期待できますよ!
私は英語のアーティストのMVを観たり,洋画を字幕付きでみています↓↓
今回の記事においては,便宜上「勉強法」などという言葉を使ってしまってはいますが,リスニング自体を楽しめるに越したことはありません。
インターネットやアプリを使うことで楽しい時間を過ごしながら,いつでもどこでも英語を聴くことができる環境が作れるので,自分の好みに合った方法を試してみてくださいね!
リーディングをスマホで鍛える方法
スマホで読解力(リーディングスキル)を高めようと思ったら,英字新聞や洋書を読むのがおすすめです。
とはいえ,英語に対する日本語訳があるわけではないので,その場合はGoogle翻訳を使って日本語に変換するのもよいかと思います。
さて,英語のリーディング能力を高めるためにおすすめの方法ですが,ジャパンタイムズというのが日本国内の話題を扱っているので,より内容が入ってきやすいように感じます。
いまいち理解できなければ,Yahoo!で似たような内容の記事も探せますしね。
ですが,TOEICの学習者向けに,より試験に出やすい語句を意図的に使って,和訳がすぐに確認できるだけでなく,本番形式のコンテンツも満載の「アルファ」という姉妹品があるのはご存知でしたでしょうか。
折角読むのでしたら,こちらもご検討ください。
洋書に関してもオンラインのサービスが利用でき,電子書籍であることはもちろん,読み聞かせをしてくれるオーディオブックもあるので,こちらはリスニング対策としても使えます↓↓
ライティングスキルをスマホでUPさせる方法
ライティング能力を上げるためには,自分で実際に書いてみることが大切です。
昔はダイアリーに英語で日記をつけるのが流行っていましたが,今はSNSが主流な時代です。
スマホで短い呟きをする程度だったら,そこまでの負担にはなりません。
例えば,インスタに写真を上げるとき,これまで日本語で書いていた文面を英語に変えれば済む話です。
もちろんtwitterで気になる外国の方をフォローして,DMやコメントをすることもできます。
相手の返信が付くとそれがまた嬉しいのです。
ただし,自分の英語学習のために相手を利用する気持ちで行ってはいけません。
相手もすぐに気づくでしょうが,あくまでコミュニケーションであることを忘れないようにしてくださいね。
「英語で短い文を書くといっても,どんなふうに書けばいいのかさっぱり。」という方は,「英語日記パーフェクト表現辞典」のようなものを一冊用意しておくといいですよ。
学校で習わなかった,使える英語表現がテーマ別に13,000語も収録されています!
スマホでスピーキングを学ぶ方法
スピーキングがライティング以上に実践するのが難しいとされているのは,相手が必要になってくるからです。
昔から,「外国人の恋人を作る」ことが英会話上達の鍵だと言われてきましたが,そもそも身の周りに英語で話し合える友達すらいないことの方が多いのが普通ですから,そこはオンライン英会話を利用するのが無難かと思います。
とはいったものの,「ライティングが出来る=日本語で言いたいことを英語にできる」ということなので,ひたすら書くことに特化するのも,ゆくゆくはスピーキング力の上昇につながるでしょう。
さらには,シャードーイングを始めとするトレーニングを積んで,ある程度話せるようになってから,Skypeレッスンを利用するようにすると,心理的にやりやすくなるかもしれません。
まとめ
以上,スマートフォンを使ったTOEICの勉強法について技能別にみてきました。
今回紹介した学習手段をまとめると,
- リスニング:英語ニュースや動画
- リーディング:英字新聞や洋書
- ライティング:SNSで発信
- スピーキング:オンライン英会話
となります。
これらをスマホ上で行うことで,場所や時間を問わず学習できるようになりますし,ほとんどお金もかかりません。
もっとも,TOEICのパート別学習や単語など,より本番に直結した内容の勉強は必要です↓↓
とはいえ,それだけでは息が詰まってしまいますし,どこかで伸び悩んでしまうでしょう。
普段の勉強がうまくいっていないように感じたら,少し他の技能にも目を向けてみると,意外な突破口になるかもしれませんよ!
最後までお読みいただき,ありがとうございました。