今回は,スタディサプリの日常英会話コースから「オートリスニング」の使い方についてみていくことにしましょう!
スマホ画面を目で見ては,手を使って問題に答えていくだけがスタディサプリのトレーニングではありません。
イヤホンをスマホに繋いだら,あとはひたすらオートリスニングを使ってリスニングしましょう!
オートリスニングを使う前の諸注意
スタディサプリのオートリスニングに関してまず注意して欲しいことは,スマホ(またはタブレット)アプリ限定の学習コンテンツだということです。
ゆえに普段パソコンで学んでいる方だと,気づかない場合もあるので覚えておきましょう。
また,本コンテンツは今回メインでみていく日常英会話コースの他にも,ビジネス英語講座や新日常英会話コースに同名のものが存在します。
ですが,後者2つのものはリピート機能がないので,最初に指定した範囲から最後のレッスンまでを1方向で再生していくだけです↓↓
いわば完全態のものではないと言えるでしょう。
それに対し日常英会話コースのオートリスニングは,指定した1レッスンだけを繰り返したり,飛ばし飛ばしで聴くことこそできないものの,指定した範囲だけを(例えばレッスン2~5だけを)延々とリスニングすることができます↓↓
まさにこれこそ,真の意味で「オート(自動)リスニング」できていることに他なりません。
スマホがスリープ状態になっても音声が流れ続けるところは,まさにiPodやWalkmanのようなポータブルプレイヤーを使っている感じそのものです↓↓
加えて,速度を変えられる機能も日常英会話コースのもの限定です。
無料特典でありながら,スタディサプリで最も「使える」リスニング素材を備えているのが日常英会話コースだと言うとなんだか不思議な感じもしますが,それが逆に本コースの存在価値になっていると考えるとよいでしょう。
TOEIC L&R TEST対策コースではそもそもリスニングのトレーニングはありませんし,ビジネス英語コースの利用者であっても,速度を変更して聴いたり,スマホをいちいち操作せずに聞きっぱなしにしたいときに本コースを使えばよいのです。
オートリスニングのおすすめの使い方!
それでは,オートリスニングのおすすめの使い方についていくつか紹介していきましょう。
簡単な工夫から,大きく学習効果を高めてくれる使い方までまとめました。
あらかじめダウンロードしておく
オートリスニングを初回に再生する際には,音源のダウンロードが行われます。
外出時に一気に多くのダウンロードを行うとなると,通信データの量もそれなりになってしまうので,自宅などのWi-fiが利用できる環境下において,あらかじめダウンロードを済ませておくのがおすすめです。
折角ストレスなく,オートでリスニングしようと思っているわけですから,いちいち外でダウンロードしている時間を待つのも本末転倒でしょう。
スタディサプリの場合,一度ダウンロードを済ませてしまえば,2回目以降はその必要がありません。
再生速度は「速い」にする
リスニングに関して一般的に言われていることですが,速いスピードの会話に普段から慣れておくと,通常のスピードで聞いたときに不思議と遅く聞こえるという副作用があります。
これを「加圧トレーニング」などと呼んだりもしますが,実際の画面で説明しますと,右下にある速度の項目を「速い」に設定するのがおすすめです↓↓
ネイティブ同士の自然の会話レベルがこの「速い」のレベルですから,逆に自然に感じます。
とはいえ,以下で説明するように,さらにコースレベル自体も難しくしてしまうと学習効果が落ちてしまう可能性があるので注意してください。
易しめの音源を使う
オートリスニングでは,再生するレッスンのレベルをLv.1~7の7つから自由に選択できます。
普段有料コース(TOEIC対策コースやビジネス英語コースなど)の学習がメインで,日常英会話コースのデイリーレッスンをほとんど使っていなくても構いません。
まだ聞いていないレッスンは,初めて聞く英文を理解するためのトレーニングとして使いましょう!
なおこのとき,先に述べた通り,難しいレベルのものを避けることが大切です。
例えば毎日海外のラジオ番組をかけっぱなしにしてみてください。
意識がそちらに向けていても,内容を振り返ったり使われている単語を覚えることなしに自然とできるようにはなりません。
聞き流しにするならなおさらですが,自分が無理なく理解できる内容を音声素材として選ぶことで,初めて聴く内容をリスニングしても実力アップが見込めます。
オートリスニングには,わざわざご丁寧に語注までもが用意されていたりしますし,できなかったスキットをデイリーレッスンで特訓することも可能です↓↓
学習場所にこだわる
リスニングは毎日数分でも続けることが大切だと言われます。
折角スマホを開かずに使えるわけですから,通勤通学の移動時間などにオートリスニングを使うのが一番おすすめの使い方です。
行きと帰りに30分ずつでも聴くことができたら,それだけで1時間もの学習時間が確保できてしまいます。
あえて各駅電車に乗って,無理やりにでも通勤時間を延ばすという工夫もできるでしょう。
もちろん,自宅におけるベッドの中やカフェで腰を落ち着かせてやると,より集中して聴くことができます。
横になって寝落ちするまで聴き続けるのもおすすめです。
目を閉じると聴覚がより研ぎ澄まされ,普段以上に聞き取れる感じがして嬉しくなりますよ!
まとめ
以上,日常英会話コースから「オートリスニング」の使い方についてまとめてきました。
一般的に,リスニング能力を高めるには,
- すでに学んだ範囲を何度も聴きなおす
- これまでに一度も聴いたことがない未知の教材を聴く
ことの両方が大切だと言われます。
デイリーレッスンを利用している方が何気なしにオートリスニングを使えば,このうち前者を行うことになるでしょうが,上の使い方で紹介した「易しいレベルのスキットを聴くトレーニング」を取り入れることで,後者のトレーニングまでもが可能になるでしょう。
聞き流しについては先述の通り,既習の範囲か聞き取りが容易なものであれば効果が得られますが,難しいもので行うと効果が出ないというのが私の見解です。
肝心なのは正しく使うということでしょう。
なお,TOEICの学習に日常英会話コースがどのように役立つかについては以下の記事を参考にしてください↓↓
最後までお読みいただきありがとうございました。